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blogの文体

 blogを開設して2日目である。昨日は、「です・ます体」で書いてみたが、今日は文体として「だ・である」体を採用している。
 他のネット日記を見ていると、文体は「です・ます」体のところと「だ・である」体のところと、両方があるようだ。
 「です・ます」体の効用は、やわらかい感じがすることと、個人的なメッセージ色が強くなるところだろう。たとえば、『負け犬の遠吠え』が売れている酒井順子さん(これも「酒井順子氏」としようか迷うところ)のスタイルは確立された芸風だけれど(ここも「だが」にしようか迷うところ)、たぶん、あのメッセージを「だ・である体」で書いたら、きつすぎて売れなかっただろうと思う。「です・ます」体はメッセージをオブラートにつつむ役割を果たしているのですね(ちょっと酒井さんが光臨)。昨日書いたような、家の多肉植物とか散歩で見つけたものを「見て、見て」という文章の場合も、「です・ます」体のほうがしっくりくる。
 一方で、「だ・である」体は、かたい感じになるけれど、中立的・客観的な感じになるので、「こんなことを考えたので読んでほしい」という文章に向くのだろうと思う。中立的・客観的な文章は「見て見て」というニュアンスはないのだな。「だ・である体」は語彙や文末・接続のしかたでモードの調整がきくので、汎用性はあるのだが。
 このblogでは、どちらを採用するか迷うところだが、トピック毎に文章が分かれるし、カテゴリ分けもできるし、そもそも、いろいろなことを一緒に書けることがblog選択の動機になっているので、当面は、話題に応じて使い分けてみよう。読んでいる側からは分裂しているように見えると思うけれども、実際分裂しているからね。

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