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遊びに出る人参

図書館で『五雑組』(東洋文庫 平凡社)という本を借りている。著者の謝さんは明代の人らしいが、世の中のありとあらゆることについて聞いたこと考えたことをこまごま書いていて、まるでblogみたいだ。このおっちゃんは現代に生きていたらぜーったいblogをやっているだろう。
今「第6巻 物部一」を読んでいるのだけれど、お茶とか飲食物の記述が多くて楽しい。で、問題の人参。

 千年を経た人参は根が人の形をしており、千年を経たくこは根が犬の形をしている。真夜中に時どき遊びに出るので、これを煮て食べると地仙になることができる。

 地仙は別にならなくてもいいけど、遊びに出るのは見たいと思う。 

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コメント

『五雑組』読んではるんですか?
いやー渋いっすねぇ。
言われてみれば、あれはまさにブログですな。
カテゴリー分けもあってね(笑)。
中国では古来、「雑組」(雑俎とも書く)とか「筆記」(筆談とか筆録とか類似名称いろいろ--平凡社東洋文庫には『夢溪筆談』が入ってます)と呼ばれるジャンルがあって、西洋のエッセイとはまたちょっと趣の違う散文の伝統となっています。
現代中国でも近年、一般の読書界から文学研究アカデミズムまで、散文ジャンルがあらためて見直されていますが、これをblogと結びつける議論があるかどうか、不勉強で知りませんが、メディア論的に言っても、ちょっと面白いテーマかもしれませんね。

投稿: ShimiKen | 2004.06.11 13:49

Shimikenさん、いらっしゃいませ。いやー、中国の志怪ものとか、生活や考え方が反映された文章、好きなんです。実は。『夢渓筆談』も読んでみたいと思っています。『酉陽雑組』も面白そうですよね。この伝でいくと中国にblogって相性がいいかも。中国のこの手の作品は日本のエッセイともまた違いますね。メディア論的な見方というと、文化による随想形式の比較、のような形になるんでしょうか。「異文化理解と心理」とか「文化を『読む』ことにどう取り込んでいくか」は興味のあるところなので、確かに面白い!

投稿: きたきつね | 2004.06.13 00:49

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