王榮記の陳皮檸檬
香港は上環にある「王榮記」が好きだ。行くと、無愛想なおっちゃんが次から次へと無言でお茶請けの試食をさせくれる(なんとなく「ほれほれ」と心の中でアフレコしてしまう)。そして、ついついいろいろ買ってしまう。ちょっと前のガイドブックには「涼果と呼ばれるドライフルーツは、梅やレモン、桃、梨などに砂糖や漢方を加え長い間漬け込んだもの。梅やアンズが食べやすい」(『とらむ香港2002』)などと書いてあるが、「食べやすい」なんて言うぐらいなら無理して買って食べなくていいのになあ。まあ、確かにパッケージや包み紙はレトロで可愛いけどね。ともあれ、私の一番のお気に入りは「檸檬陳皮」である。檸檬の皮を陳皮を入れて砂糖煮にしたのだと思うのだけれど、ああ、大好きだ。緑茶に合うと思う。上環に行ったら、林奇苑と堯陽茶行でお茶を、ここでお茶請けを買うのが定番。幸せにお茶が飲める。
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