むっつりリトープス
ツルナ科リトープス属は日本名を「イシコログサ」というらしい。てっぺんに窓があって、原産地の砂漠では窓だけ地表に出して、あとは埋まって石のふりをしている。なぜかというと、水気が多いので、鳥に見つかるとひとたまりもないから。鉢植えになると、年中むっつりして、春先に脱皮をして、だまーって大きくなる。何を考えているかわからない多肉植物の中でも、とりわけ何を考えているかわからない。
で、うちのリトープスときたら、誰一人としてすっきりさわやかに脱皮をしようとしないのである。いまごろになってしわしわになるやつ(右手前:福来玉)、子が出てそのまま止まっているやつ(左:大津江)、いち早く外は枯れたが薄皮がついたやつ(右奥:白花黄紫勲)、以前薄皮をむいたらあっというまに腐られてしまい、こわくて手が出せない。うーむ、君らは一体何を考えているのだ。また、そこがかわいいのだが。
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