雪、積もる
先週の土曜日から雪が降る降ると言われていながら、日中は晴れることも多かったのだが、今晩になって、さあ帰ろうと外に出てみると、くるぶしまで埋まるぐらい雪が積もっていた。来週なかばにまた気温が上がるので根雪にはならないらしいのだが、すっかり雪景色である。また、最近は午後3時半を過ぎると薄暗くなり、4時をまわるときっちり暗くなるので、夜が長い長い。夜と雪景色は似合うのだけれどね。本や音楽が進む進む。
昼休みに、西原理恵子の新刊『上京ものがたり』(小学館)を購入。泣ける。彼女の書くものは、「まあじゃんほうろうき」から大体読んでいるのだが(絵、上手くなったなあ)、どれも鶴が羽を抜いて機を織っているようで、笑いながらも切ないというか、その余人の追随を許さない肝のすわりっぷりに心底、なんというか、感心するというか驚嘆するというか尊敬するというか、一種畏怖の念を抱いてしまう。
サイバラ、これ、まるっきりのフィクションではないでしょう。ああ、春からのNHK連続テレビ小説の題字とタイトル画やるのか、よかったね。私はちゃんと印税が入るように新刊を買うから、読んでしんどいのを忘れるから、少しでも嬉しくなってね、と、しんしんと降る雪を見ながら思ったことである。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
連載の時から気になっていたのを
この前書店で見かけ
私も買いました。
サイバラさんは泣かすのもうまいですよね。
投稿: ゆきしま | 2004.12.03 05:33
ゆきしまさん、いらっしゃいませ。サイバラ、お好きだったのですね。
私は連載中は見ていなかったのです。今連載中のも気になりつつ見ていません。
早く新刊が出ないかな〜。サイバラはほんとに上手いというか凄いですね。
投稿: きたきつね | 2004.12.04 20:53