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「スーパーサイズ・ミー」

 最終日の最終回に見てきた。「カンフーハッスル」と開始時間が10分違いだったのだが、「カンフーハッスル」はまだ続くので、終わるまでには見に行こう。意外に混んでいてびっくり。

 ご存じの方も多いと思うが「1か月間毎日3食マクドナルドを食べ続けたらどうなるか」を自ら実験した映画。マクドナルドにあるもの以外は食べない、スーパーサイズを勧められたら断らない、がルール。管理栄養士に「頼むからサプリメントを摂ってくれ」と言われても、医者に「すぐやめろ」と言われても、1か月やめなかった。映画のためとはいえ、壮絶である。

 マイケル・ムーアと比べてテンションは低いのだが、身体を張っているという点、専門家の意見を多く引用している点で、冷静なぶん説得力はあるような気がする。事実マクドナルドは「スーパーサイズ」をやめたとのこと(マクドナルド側は映画との関連を否定しているが)。

 一日三食マクドナルドにすると摂取カロリーは5000カロリーとのこと。20日で肝臓が弱って肝硬変になりかかり、医者(3人いる)をして「高脂肪食でもアルコール同様に肝臓に影響すると思わなかった」と言わせしめる。途中出てくる「ビッグ・マックマニア(ポテトはほとんど食べない)」がそれほどダメージを受けていないところを見ると、ポテトがとりわけ危ないのかも。問題は脂肪と糖分とコーラのカフェインの摂りすぎであるらしい。

 監督が特に強調しているのは、子供への刷り込みの怖さ。ジョージ・ワシントンやキリスト(まあ思想上わからなくてもいいんだけど、「ジョージ・ブッシュ?」はまずいだろ)はわからなくても、ドナルドはすぐわかる。子供の頃から連れて行かれているといい印象が植え付けられる。学校給食もジャンクフード並みの内容で、同じ費用で健康的な食事を出す会社もあるのだが、莫大な利権がからんでいるので状況は改善されない(会社は「子供に食の教育をしたい」と言ってはいるのだが、品揃えがよくなさそうで、自由に子供に選ばせたせいもあって、ジャンクフードばかりに)。

 そして、最初はスーパーサイズを食べて吐いてしまった監督が、みるみるうちに体調を崩し、マクドナルド中毒(気分が落ち込むがマクドナルドを食べると高揚する)になっていく様子が何より怖い。

 自分だったら1日もたないと思う。だって、野菜も果物もほとんどなくて、スーパーサイズのコーラって1900ccもあって(残さず全部飲む)。見に行く前に腹ごしらえをしたのだが、マクドナルドにしなくてよかったと思った(ちょっと考えたのだけれど)。上映中、サーモマグに入れた肉桂を飲んでいたのだが、しみじみ美味しかった。見終わってから、後ろの人が晩ご飯の相談をしていたのだが、これを見てマクドナルドに行けたら強者である。少なくとも、ナゲットはもう食べられないな。

 監督のガールフレンド(かわいい)が「ベジタリアン・シェフ」で、おかげで監督は8週間(実験期間の倍だ)で肝機能を回復したとのこと。体重が元に戻る(1か月に8キロ太った)のには1年近く要したらしい。実験前日に食べていたベジタリアン料理、美味しそうだったなあ。公開後、注文が殺到したのではないだろうか。

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コメント

今夜、ようやく見ました!
怖かったねぇ(しみじみ)
体によくて、おいしくって、体も欲しがっているものを食べることができるわたしたちって、幸せだなぁ。

投稿: smash | 2005.10.15 23:56

怖かったでしょう〜!
あの、初めは吐くぐらい身体が拒絶していたものに、
中毒になってしまうのが、怖い。
ほんと、私たちは幸せですね。

投稿: きたきつね | 2005.10.16 09:20

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受信: 2005.10.15 23:59

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