炭焙冠軍茶王
どうも体調が戻らない。仕事がたてこみつつあるので、大変にまずい。
ので、活を入れるべく、新しいお茶を開けることにする。まだ寒いので(今日現在で積雪62センチとのこと。昨年は今日積雪ゼロになったのに。しかも明日も雪らしい)、香港は九龍城にある茗香茶荘の「炭焙冠軍茶王」にした。
茗香茶荘の「冠軍茶王」は美味しい鉄観音として名高い。この間香港に行ったときに、九龍城へ行く用事があったのを幸い、「冠軍茶王」と「炭焙冠軍茶王」を買ってきたのである。若旦那は英語ができるのだが、応対をしてくださったのは太太だったので、身振りと筆談と超片言の広東語で何とかした。「〜両」は「〜りょん」、「〜包」は「〜ぱう」なのね(これだけわかれば、あとは指さしで何とかなる)。
香港で焙煎の強いお茶というと、堯陽茶行の本山正緑鉄観音がイメージにあるので、香ばしいあっさりめのお茶かなあと思ったら、どっしりとした「お茶!」という感じのお茶だった。あまり焙煎香は感じず、飲んだ後、口の中や喉にお茶の味が拡がって、ずーっと残っている。濃厚な鉄観音が好きな人だったら、きっと好きな味(私も好き)。久々に茶壺で淹れたら、とっても美味しかったので、初めは漢瓦壷で、次に 楽天壷で淹れた。茶葉の量のせいか、楽天壷の方が濃厚に入ったような。
本山正緑鉄観音やFormosa Tea Connectionの 炭焙梨山烏龍茶は、焙煎香が先に来て後口がさっぱりしているので、何かと一緒に飲むといい感じだが、これは、お茶そのものを味わう感じ。
飲んでいると「発酵が強い」感じがするのが不思議。「焙煎が強い」感じと「発酵が強い」感じはトレードオフするのかなあ。
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