「精装追女仔2004」
まだ映画館で「無間道3 終極無限」を見ていないのに、DVDでこちらを見てしまった。
一部で名高い「無間道」のパロディ映画である。5月末に「無間笑」のタイトルで日本公開されるらしい。
監督は香港馬鹿映画の帝王(誉め言葉)王晶先生。「2004」と銘打つからには、当然「精装追女仔」もあるので、王晶先生はこのタイトルで87年に「英雄本色(男たちの挽歌)」のパロディを撮っているのだった。主役は周潤發(!)、「男たちのバッカ野郎」のタイトルで日本公開&DVD発売もされている。
「精装追女仔」と「精装追女仔2004」両方に登場するのは監督ばかりではない、(人名はここから漢字入力の都合でカタカナ表記)エリック・ツァン、ナット・チャン、ゲストでミウ・キウワイ、フォン・ツイフォンが両方に登場している。福星シリーズの主役5人のうち3人が出ていることになるのだが、エリック・ツァンの変貌ぶりには心打たれるものがある。「チビ」が「大(可可)=大兄貴」だもんなあ。
本家「無間道」と「精装追女仔2004」の重なり具合もすばらしい。「無間道」「無間道2」を見ておくことは必須。要所要所で出てくる原作そっくりのシーン(冒頭から爆笑してしまったよ)、そのはずしっぷり(黄Sirが墜落直前に何をしていたか…?とかね。「ジョン・ウー方式」万歳!)。話としては、ある意味本家よりこっちのほうが好きかも。ヤンたちが幸せそうだし。欲を言えば、「精装追女仔」にチョウ・ユンファが出たんだから、トニーさんとアンディにも出て欲しかったなあ。まあ、エリック・ツァンとショーン・ユーは本人役ではあるのだが。ショーン・ユーはいい役者さんだと改めて思った。チャップマン・トーも「水渡り」も。
休みなのをいいことに、最初北京語中国語字幕で見て(広東語は聞き取れないので)、そのあと広東語英語字幕でもう一度見てしまった。日本公開されたら、また見に行こうっと。
「ロード・オブ・ザ・リングス」のひそみにならって、是非「無間道」も三部作一挙上映をしてほしいのだが、最後にこれをくっつけてほしい気もする。劇場を出るときの気持ちが180度変わってしまうのだけれど。
3人とも化粧映えするのね。
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コメント
おはようございます。
この映画は札幌でも公開されるのでしょうかね?
ところで、『無間道Ⅲ』の札幌上映はステラプレイスで5/20まで、ファクトリーでは5/13までの予定だそうですよ~。
投稿: くるる | 2005.05.06 08:51
くるるさん、いらっしゃいませ。
情報ありがとうございます。
やっと見てきましたよ「無間道3」。
あーよかったー。もういっぺん見たい。
「無間笑」札幌でも公開されればいいなあ…(未確認ですが)。
投稿: きたきつね | 2005.05.07 00:50