STAR WARS エピソード3
昨日から公開が始まった「スター・ウォーズ エピソード3」、帰りの飛行機を早めにして帰りがけに観てきた。今日を逃すと2週間は観られないので。結末はどうなるか知っているんだけれども、気になるのよ。
観てしまったので、これでスター・ウォーズシリーズはおしまい。一番最初(20世紀フォックスのテーマから続いて「a long time ago …」と出るところ)と、最後で涙腺が緩んでしまう。しばらくスター・ウォーズはスクリーンで観ていなかったし、28年前に封切りで観て以来のつきあいだし。
で、見終わってみると、やっぱりスターウォーズは「ダス兵衛 一代記」だった。「ダス兵衛」とは、ダース・ベイダーのこと。その昔、吉田秋生のパロディマンガを読んでから、どうもダス兵衛と呼んでしまうのである。
以下、ざっと感想を。
・アナキンは、技量とフォースは良かったが、くそ真面目なのと調子に乗りやすいのと頭があまり良くなかったのと長いものに巻かれる性格がまずかったんだねえ。ジェダイ評議会がうまいことおだてていたら、ほいほい乗ったのではないだろうか。暗黒面に寝返っても結局は皇帝の使い走りだったわけだし。
・それにしても、火傷のシーンはめちゃめちゃ痛そうだったな。火傷の上にすぐ被せていたのはいかがなものかと思ったが、ダースベイダーの装束(マスクの内側が見られたのはよかった)は生命維持装置なんだろうなあ。オビ=ワンがとどめをささなかったのは影響絶大。そりゃダス兵衛は恨むだろうよ。
・ヨーダはジェダイを失った心労で、エピソード5以降(たぶん20年ぐらい後だと思うのだが)がっくり老けたのではないかなあ。エピソード3当時は髪の毛もあったし。オビ=ワンも老けたよな。
・しかし、エピソード4以降を見直してみると、アレック・ギネスの若い頃がユアン・マクレガーというのは悪くない。声とアクセントが似ているのが大きいと思う。
・クワイ=ガンの霊と交信できるなら、他のジェダイはだめなのかなあ。エピソード4からずっと不思議だったのだが、マスタークラスなら、他のジェダイも霊体になって不思議はない。福禄寿みたいなジェダイなど、けっこう好きだったのだが。
・チューバッカさんの登場は嬉しい。密輸の片棒かつぐようになるまでには紆余曲折があったんだろうなあ。
・最後にモフ=ターキンのそっくりさんが出たのも嬉しかった。エピソード4で演じていたピーター・カッシングは亡くなっているのだけれど。
・サルマン様ことクリストファー・リーも素敵である。あっさり切り捨てられて気の毒ではあった。
・R2D2、かわいすぎ。全編を通してもっとも可愛いキャラクター大賞はR2。頑固で根性も座っているのだが、あれだけ経験があれば根性も座るだろうな。
・結末はわかっているので、前半の戦闘シーンはある意味どうでもよかった(ジェダイが殲滅されてからが本題という気持ちだった)のだが、XウィングやTIEファイターやランドスピーダーやウオーカーに将来の技術の片鱗が見られたのはよかった。
・ラストシーンは、そうきたか…。やっぱり、エピソード4のあのシーンはよかったもんねえ。エピソード2の時からオーウェン夫妻を見ると胸がつまってしまう。
帰ってみると、テレビでエビソード5を放映中。やっぱり面白いぞ。その後、エピソード4のDVDをかけてしまう。正直なところ、エピソード1も2もアナキンも、結構どうでもよかったのだが、見終わってみると、もはやエピソード4以降は無心では見られないのであった。たとえば、
・トルーパーもボバ・フェットも中身は同じなのか。
・R2はオビ=ワンやヨーダを覚えていたのかな。全部覚えているというのはどんな感じだったんだろう。
・アナキンは首を絞めるのが好きだねえ。
・おーい、君たちはきょうだいだぞ。
など余計なことを考えてしまって。先に後日譚がわかってしまっているのは、いいのやら悪いのやら。ひとつの作り方ではあるのだけれどね。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
昨日、こちらにコメントさせていただいたつもりが…
なにやら消えているようです。
私もSW3観ました。
なかなか面白かったです。
その後地上波でやったSW4~6もついつい観てしまいました。
投稿: ゆきしま | 2005.07.17 02:30
コメント、消えていましたか?
ココログ、まだ不調のようですね。すみません。
ゆきしまさんもスターウォーズがお好きだったんですね。
エピソード3を見ると、4以降が見たくなりますね。
私も見てしまいました。
投稿: きたきつね | 2005.07.18 19:35