「The Private Life of Plants」
サー・ディビッド・アッテンボローの自然ドキュメンタリーが好きだ。最近だとNHKで哺乳類のシリーズをやっていたのが記憶に新しいが、鳥のも面白かった。いろいろなところに出かけて、どんなに過酷な環境でも楽しそうにレポートしているアッテンボロー卿も素敵である。撮影・編集の手間も膨大にかかっていると思う。
このサー・アッテンボローが1995年に「The Private Life of Plants」というシリーズを作っていて、「植物の私生活」というタイトルで山と渓谷社から翻訳も出ているのだが、気がついたときにはテレビでは放映が終わっていた。しかし、あおり文句が「植物の驚異の生活」なので、これは多肉植物が出てこないはずはなく、とても見たかったのであった。
「アッテンボロー 植物たちの挑戦(内容はこちらのサイトに詳しい)」のタイトルでビデオも出ているのだが、高いのである。NHKからもDVDは出ていないようだし。
ところが、香港へ行ってみると、VCDが出ていたのであった。6枚組で240香港ドル(4000円弱か)。ただし、英語・広東語音声、中国語字幕なので、英語で見ることになる。でも買いました。
特に第6巻の「Surviving」は多肉者には見所満載。気候が過酷な山の中でサバイバルする巨大セネキオや、センペルピブムかアオエニウムっぽいのが気温が下がるとつぼむところ(そういえば家のセンペルも寒いとつぼんでいる)、砂漠に生える巨大アロエ(だと思う)、砂に埋まっているメセンなど、映像で生息地が見られてとても嬉しい(一方で、全然気候が違うところに連れてこられて、うちのメセンには気の毒な気持ちでいっぱい)。
久々に見直したのだが、「一体何を考えているんだ、君たちは」感が味わえて、やっぱり面白かった。
NHKでDVD化してくれないかなあ。再放送でもいいんだけど。
砂に埋まっている、五十鈴玉(フェネストラリア属)っぽいメセン。
休眠中にアッテンボロー卿に水をかけられてしまった、かわいそうなコノフィツム。でも、みるみるうちに脱皮して花を咲かせるところが高速度撮影で見られて感銘をうける。
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コメント
はい!このビデオ、私も好きです!
ぱりぱりっ、っと脱皮するコノ、いいですよね(^^
DVD、安くでたら、私もほしいんですけど・・。
うちでは・・
やばいです。どうしましょう。
梅雨なんて、きらいです。。。(TT
投稿: やまねこ | 2005.07.04 21:46
おお、お持ちでしたか。
いいですよねー、これ。
乾期に覚醒させられてしまったコノフィツムの行く末が
気にはなっているのですが…。
ああいう砂漠にいるんですもの、
梅雨はメセンにはきついですよね。
投稿: きたきつね | 2005.07.04 22:36