スープカレーを作る
相変わらず暑い。冷房がないので30度を超すと辛いのである。
トマト様とキムチとヨーグルトと素麺とカスタードクリーム(おかげで痩せない)で生きているような今日この頃だが、さすがに、このままではまずいので、スープカレーをこしらえた。
札幌が発祥らしいスープカレー、東京でも広まっているというのは本当だろうか。この間見たテレビで、東京でのブームが紹介され、札幌の様子も放送されていた。
が、ひとつ解せないのは、作り方がやたら難しげだったこと。
まず、大きな寸胴鍋でスープ(鶏がら、くず野菜、昆布、煮干しでとるらしい)を作っているところが、次に0コンマ何グラム単位で30種のスパイスが調合されるところが映された。そりゃあ、専門店ならちゃんと作って当然だわな。
次に出てきたのは「家庭でも作れるのか」だったのだが、「スープカレーを食べたことがない」奥さんに、ルーカレーの残りを薄めてコンソメキューブを入れたものを作らせ、旦那さんに「薄い」と言わせている。そりゃあ、単純に考えてもおいしいとは思えないよなあ。食べたことがないから、味もイメージできないし。
次に専門店の店主が、コンビニのおでんにカレールーを入れると手軽にできることを紹介して、「こうすると手軽においしい」ということを見せ、あたかもスープがとても複雑なように見せているのだが、それはミスリードというものではないか、フジテレビ、と思ったのである。
普通に鶏と野菜で美味しいスープを作って、スパイスを入れれば、それなりの味になるのになあ。
家で作るときは、骨付きの鶏(手羽元がデフォルト)と玉ねぎ・人参・トマト(必須)、野菜適宜(キャベツとかジャガイモとかセロリとか)に白ワインをちょっと入れて、たまに昆布など放り込んで、にんにくも入れてぐつぐつと煮、クミンとカルダモンとターメリックとチリパウダー(カレーのスパイスは、この4種が基本らしい)と美味しい塩(スパイスは塩と一緒に入れるのがコツらしい)で調味するだけである。ケミカルなものは使わないのと美味しい塩を使うのがポイントといえばポイント。
今回は、完熟トマトをどっさりと、チリパウダーのかわりにフレッシュな青唐辛子を入れてみた。手羽元が売り切れだったので、手羽先たくさん。コラーゲンも豊富。
滋養があって美味しいと思う。スパイスは漢方薬だし。
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コメント
おおっ、私も見ました!
おでん汁からというのはあんまりですよね。
ヨーカドーに“ソラチ”のスープカレールーがあったので買ってきちゃいました。
自作の野菜で作ろうと思ってます。
投稿: hanatya | 2005.08.12 19:27
スープカレーって、なんか・・・って思っていたんですけど・・・
きたきつねさんがこうやって丁寧に作っていらっしゃるのを拝見して、
簡単に見くびっちゃいけないのだなぁと、心を改めました。
ふっふっふっ♪(怪しい嗤い)
投稿: smash | 2005.08.12 21:02
hanatyaさん
自作の野菜…すばらしい!
それは美味しいに違いありません。
ソラチって、そんなのも作っているんですね。
smashさん
ぜんぜん丁寧ではないのです。
本当は玉ねぎを丁寧に炒めるらしいのですが、
手間をはぶいて煮るだけ!
でも、悪くないんですよ〜うふふふ…(謎の笑い)
投稿: きたきつね | 2005.08.12 21:57