「ちびろく」始動
ついに、新漢瓦壷「ちびろく」を始動させた。
煮て乾かしたときから、黒ぽーれい(プーアル)を淹れたくてしょうがなかったのだが、最初からぽーれいというのもいかがなものか、という気もして、しばらく見ていた。しかし、どういうものか青茶を淹れようという気にはならず、気が付くと、ぽーれいが飲みたくなって、お湯を沸かし温め茶葉を入れていたのであった。
入れたのは、おなじみ、香港・茗香茶荘の珍蔵ぽーれい王。うんまい。えぐみが取れて、雑味がないとはこういうことか、という味。いままであまり感じなかった「すーすーした感じ」(熟茶の醍醐味)がする。
引用先のコメントにもあるのだが、とてもよい土を使っている気がする。ざっくりしていて、包容力がある感じ。形がまた安定感抜群というか、胎が厚く、背が低く、がっちりしていて、「象が踏んでもこわれない」雰囲気(いや、実際はこわれるだろうけれど)。使っていて安心感があって気持ちがよい。
あと、蓋を押さえたときの感触がいいの。実は、蓋のつまみのてっぺんに穴が空いているのが、あまり好きではないのである。湯気が出て熱いから。漢瓦壷で、つまみに飾り穴が開いていると、やはり熱い。穴がなくて、つまみがスロープになっていると、押さえたときに指先が気持ちがよく、しかも熱くないのだね。
また、愛用の白蛍焼の杯(安くて丈夫で、でも可愛くてお気に入り)にジャスト1杯。モバイルは考えないと書いてしまったのだが、このコンビを外に持って出て、山の麓で美味しい水を涌かして、お茶を淹れたらおいしいかも、と考えてしまった。トランクの洋服の間にこの2つを押し込めば、旅先で楽しくお茶が飲めそう。
形を見ていると、青茶用にも欲しいかも、などと考えてしまうのだった。いや、買わないけどね。このクラスの容量の茶壺、あと3つあるし。でも、触っていると、いいなあ〜という気持ちになるのよね。うーむ。
蓋を開けたところ。
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コメント
こんばんはー
とうとう、私も新作漢瓦壷と白磁漢瓦壷を注文してしまいましたー。
ただweb注文なので在庫あるかどうかわかりませんが・・・(^^;
ほんと、きたきつねさんや、のうとみさんの記事みてると、押さえていたのが爆発!ってかんじで注文しちゃいました。
今回の新作漢瓦壷ってざっく利とした感じなんですねぇ。
私4号の土の感じが好きなんですけど、5号は4号とはかなり違う感じの土の感じなのでしょうか?
それにしても以前海風號に行った時(3号が販売していた時期)、3号買えば良かったのに買ってないんですよ~
勿体無い事したなぁって感じです
今かなりの漢瓦壷ファンになってるなんて想像してなかったです(^^;
投稿: ちゃいな | 2006.01.19 00:25
ちゃいなさん、こんばんは。
両方注文しちゃいまいしたか。
在庫、あるといいですね。
この茶壺は、たぶん系列の中では
一番「ざっくり」した肌合いなのではと思います。
4号(文革土の)もざっくりしていますが、
もうちょっと肌理が荒い感じで、
灰汁を吸ってくれそうというか、そんな雰囲気です。
漢瓦壷は、本当に使いやすくて、道具として秀逸ですよね。
投稿: きたきつね | 2006.01.19 00:30