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「ワダエミの衣装世界」

 札幌丸井今井(ちなみに東京の丸井とは別の札幌の老舗デパート。「丸井さん」とも呼ばれる)で開催中(1月8日まで)の「ワダエミの衣装世界」を見に行った。まさか札幌に来るとは思わなかったので、とても嬉しい。
 「英雄(HERO)」「浪人街」「十面埋伏(Lovers)」「八犬伝」の衣装が来ている。デザイン画はなし。
 
 入るとすぐ「英雄(HERO)」のコーナー。
 ほとばしる心の叫び。 
 「きゃー、道明さん!」
 「きゃー、ドニーさん!」
 「きゃー、トニーさん!」
 マギーって実はとても細いのではないか。
 リンチェイはけっこう小柄なのではないか。
 トニーさんもけっこう小柄なのではないか。
 ツイイーちゃんは割と背が高いのではないか。
 皆さんが実際に着ていたのね、と思うと嬉しいなあ。三回も戻って見ちゃった。素材は絹と麻が中心で、やはり赤と青の発色がとても綺麗である。

 「十面埋伏(Lovers)」のコーナーは、牡丹楼の豆&太鼓のシーンで使ったという太鼓が並べられていた。小妹の飛刀門の衣装の胸元に刀の跡があって血がにじんでいるのが、「ああ、あそこで使ったのね」と思わせる。○に「捕」の字の衣装は「捕吏」と書いてあったので、アンディの衣装ではないのだろうなあ。飛刀門の首領の衣装、アニタ・ムイに着てほしかったな。
 展示スペースの向かいに予告編を流す液晶ディスプレイがあったので、お客さんは振り返ってシーンと比べながら衣装を見ていた。

 「英雄(HERO)」も予告編を流していたのだが、写真パネルも置いてくれればよかったのにと思った。
 だって、秦王の衣装を見たおばさまが「これ、ジェット・リーのよね」などと仰るのだもの。「違いまーす!」と思わず心で叫んでしまったよ。
 「これは映画も見なくちゃね」と仰るおばさまには「是非観てくださいよ!」と、「テレビでやったら見るわ」と仰るおばさまには、「買ってとは言わないから、せめて借りて観て〜!」と、やはり心で叫ぶ。
 ディスプレイの前は常時けっこうな人だかりで、デパートという場所柄、中華映画には縁の薄そうな(もしかすると韓国ものは観ているかもしれない)おばさまが多かったので、これで興味を持つ人が増えるといいな。そこには、楽園が待っているのよん。

 出口のところに物販スペースがあって、DVDが置いてあったのは偉かった。残念だったのは、絵はがきに「HEROセット」と銘打ったものがあったのだが、「英雄」関連は3枚だけ(「八犬伝」は2種類セットがあったのに)、あとは図録などの資料もあまりなかったこと。「英雄」「十面埋伏」の充実したデザイン画絵はがきセットとか、デザイン画集など、あったらとてもよかったのに。

 ドラマの「八犬伝」は見ていなかったので、結局「英雄」と「十面埋伏」を楽しみにいったようなものだった。「八犬伝」、見ればよかったかな。ざーっと見て、「あっ、さもしい浪人網乾左母二郎の衣装だ!」と思った自分は、辻村ジュサブロー世代である。「我こそは玉梓が怨霊」は出たのかな。

 夜は「英雄」をDVDで観る。丁寧に作っているよなあ。やっぱり「十面埋伏」よりこっちが好きだな。たしか、公開2日目に香港で観たのだった。「英雄」のDVDは字幕で繁体字中国語が出せるのがえらいと思う。日本版なのに。

20060105wadaemi
 中は撮影禁止。「英雄」の赤い衣装が見える。なかなか思うような色が出ず、染めるのに200メートルの絹と数トンのミネラルウォーターを使ったという。

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コメント

今年のドラマ版八犬伝は、ちょっとダイジェスト風味なのが残念でしたが、「さもしい浪人網乾左母二郎」が田辺誠一で、これがハマってて嬉しかったです。

玉梓は普通サイズだったのと、「われこそは」って言わないのが残念。菅野さんに、画面いっぱいの黒雲の中に出てきて、決め台詞として言って欲しかったです。

投稿: のーとみ | 2006.01.07 01:22

のーとみさん、あけましておめでとうございます。

「さもしい浪人網乾左母二郎」(フルネームはこれでしょう)、
田辺誠一だったんですか。見たかった
(脳内イメージは「巷間百物語」ですが)。
「我こそは玉梓が怨霊」(やっぱりこれがフルネーム)、
菅野美穂ちゃんだったのですね。
頭上いっぱいに広がってくれないとリアリティ(?)が
ないですよねえ、やっぱり。

ドラマ、再放送したら必ずや見ます。
NHK版、たしか映像がほとんど残っていないんですよね。
見たいなあ…。
ともあれ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: きたきつね | 2006.01.07 11:18

遅ればせながら…おめでとうございます!(笑)
行かれたのですね。
“八犬伝” 軽く予習していったんですが感動薄く、(玉梓、こわくないし…)
やはり“英雄”の所、戻っちゃいました。
予告編のところは人だかりでしたよね。
衣装の前で「ト、トニーのぉ~!」とか騒いでるの私たちだけでした。
残念なことです。

言い忘れておりましたが今年も楽しみにしてますからね!

投稿: hanatya | 2006.01.07 13:18

hanatyaさん、あけましておめでとうございます。

デパートという場所柄、客層は仕方ないですね。
今にして思えば、リンチェイを知っていたおばさま、GJです。
これで中華映画を観る人が増えればよし、ということで。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: きたきつね | 2006.01.07 21:14

今日最終日に見てきました。私も「英雄」と「十面埋伏」を見に行った感じです。
バイオグラフィー、『宋家三姉妹』が『宗家三姉妹』になってました。『宋家』が正解よね?

投稿: くるる | 2006.01.08 15:59

そんな細かいところまで見ていたのね。
私は気がつきませんでしたよ。
「宗家」じゃ和泉元弥になっちゃいますね〜。
最終日、混んでいたのでしょうか。

投稿: きたきつね | 2006.01.08 16:46

大変遅れましたが・・・
今年もよろしくおねがいいたします。

贅沢はいえませんが、展示規模がやはり地方だと狭くなるものですね。
年末に行ったのですが、年齢層はやはりデパートと感じました。
でもって、私も結局3回戻って見ました(笑)

投稿: 東雲 | 2006.01.13 19:58

東雲さん、こんばんは。
やはり、いらっしゃっていましたか。
デザイン画が来なかったのは、狭かったせいなのでしょうね。
大規模に道立美術館で…というのは贅沢すぎるでしょうか。
客層は、まあ場所がら仕方がないかと。
「英雄」「十面埋伏」を観てくださる方が増えることを
祈るばかりです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: きたきつね | 2006.01.13 22:34

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