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ココログ炎上

 あまり苦情めいたことは書きたくないのだけれど。
 昨日から1日半、ココログの有料ユーザーは、ログインもコメントへの返信もできなかった。トラックバックも受け付けられなかったらしい。某掲示板のココログスレッドへ行ってみると祭り状態。
 論点は主に3つ。

・有料ユーザーは利用できないのにフリーユーザーはできた。
・不具合の説明がなされていない。
・「ログインできない」のに「ログインしづらい」という欺瞞的な記述がされている。
 (したがって問題があることが明らかになっていない)

 某掲示板では、「クレームの電話中」という人が電話の実況をしながら「なんて言えばいい」と、「電車男」みたいな状況になっていたのだが(真偽のほどは不明)、その人によると、クレームのおかげで、

20060310障害情報報告ブログができ、
・当初なかったコメント欄とトラックバックがついた
・「ログインしづらい」が「ログインできない」に変わった

らしい。ちなみにコメント欄はえらい騒ぎである。

 「クレーム電話実況」によると、気さくなオペレーターは、

 有料と無料ブログはまったくコンセプトが違うので別問題と考え てほしい。たとえば高価なベンツが日本の安い軽自動車より トラブルが少ないってことはない。

 というようなことを言ったらしい。同じ会社が、「スポンサー付の軽自動車」と「消費者が自腹で買った高級車」のどちらを優遇するか、という問題だと思うんだけどね。

 ニフティの古川社長は2005年11月30日付のココログに対するお叱りの声についてというエントリで、

・ビジネスモデルを説明していないことを反省している
・フリーユーザーの運用費用は広告による
・フリーユーザーはコントロールできない広告を掲載している
 (だから?論理関係が不明)
・先に高機能の新しいバージョンをフリーユーザーに提供した
・既存のお客様に対する配慮が欠けていたことをお詫びする

ということを書いている。

 ということは、ニフティは「広告収入」があるフリーユーザー優先なのか?と有料ユーザーが思ってもしかたがないのではないだろうか。「ビジネスモデル」って?
 違うシステムを使っているため、メンテナンスの影響がフリーユーザーには及ばなかったという事情はあるにせよ、先にフリーユーザーに高い機能のシステムを提供し、後から有料ユーザーのメンテナンスをして、そのあおりで有料ユーザーのみ1日半使用不能になり説明もないというのは、感情的に納得できない。
 「会員より広告優先」と明言してくれたほうがすっきりするというものである。去りたい人は去るだろうし。「アクセスしづらい」なんて欺瞞的な記述が不信感を増強させているし。

 一方、古川社長は、別記事の磐井神社への新年の祈願で、「先進的な技術と信頼性の高いサービスの提供を通じて、お客様の自己実現を支援する」という事業ビジョンを書いていらしたが、もし、それが真実なら、そのビジョンに恥じないサービスをお願いしたい。
 愚痴っぽくなったが、記録のために書いておく。

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