演奏会のお知らせ
マンドリン属の楽器は、バイオリン属に比べて、あまり知られていないかもしれない。かなーり歴史が古くて、世界中に仲間が存在するのだけれど(アテネオリンピックの閉会式にも出てた)。
バイオリン属にバイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバスとあるように、マンドリン属にも、マンドリン・マンドラ・マンドロンチェロ・マンドローネという仲間がいる。そして、これにギターを加えてマンドリン・オーケストラを作ることができる。もともとはイタリアが発祥のはずだが、現在は、マンドリン・オーケストラが最も盛んな国は、おそらく日本である。あとドイツかな。本場イタリアは、ホームページを見る限り、そうでもないみたい。日本人の作曲した曲をやっていたりする。
なぜ日本でマンドリン・オーケストラが盛んかというと、学生団体が多いからなのだが、そのせいか、愛好者が多い割に普及しづらいところもある。アマチュアの音楽とか古賀メロディーが連想されちゃうからかも。
でも、マンドリン音楽は、きちんとやると奥が深い。
もうずいぶん長いこと楽器を弾いていて、習ったりもしているのだが、きちんと美しく弾くのはとてつもなく大変(泣)。ちゃんとしたプロフェッショナルの演奏は素晴らしいのである。もっと多くの方に聴いていただきたいと思う。
ということで、札幌で開かれる演奏会のお知らせ。マンドロンチェロという、バイオリン属でいうとチェロに相当する楽器のリサイタルである。たぶん札幌では初めて。
☆肝付兼美マンドロンチェロリサイタル
・プログラム:
インスピレーション
〜マンドロンチェロ独奏のための(加賀城浩光)
ソナタ〜マンドロンチェロ独奏のための(桐山秀樹)
夜想的幻想曲〜マンドロンチェロ独奏のための(肝付兼美)
インベンション
〜マンドロンチェロとギターのための(野崎勇喜夫)
傷ましい想い〜二世閣下の追憶に捧ぐ(ベッレッンギ)
創作三重奏曲第一番イ長調作品156(ムニエル)
・共演:佐藤洋美(ギター)、田中昌江(マンドリン)
・日時:2006年4月8日(土)開場17:30
開演18:00
・場所:渡邊淳一文学館(札幌市中央区南12条西6丁目)
地下鉄「中島公園」駅下車
Kitara西隣
・前売2500円(当日3000円) 学生2000円
マンドリン属のプロの演奏家で、作曲家・教師でもある方です。
クラシックがお好きな方、是非一度聴いてみてくださいませ。
ご興味がありましたら、どうぞメール(左上「プロフィール」欄参照)でご一報ください。私、たぶん受付あたりにおります(実は師匠なのです)。どうぞよろしくお願いいたします。
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コメント
あまりにバカなことを聞きますが。
肝付兼美さんって、お父さんのお名前は何というんだろうか?と思いました。
肝付という姓で思い出すのは、肝付兼太さんというアニメの声優さんなんですが。
「ドラえもん」のスネ夫の声です。
お父さんが兼太だから、娘さんが兼美、というのでは、あまりにも俗っぽいかなとも思ったりもしましたが。
投稿: みゃお | 2006.03.16 22:15
お返事が遅くなって、すみません。
私も、お会いする前は、親子かと思ったんですよ。
で、早速聞いてみたところ、
親子ではないけれど、親戚だそうです。
ちなみに、「美」の字はついていますが、男の方です。
投稿: きたきつね | 2006.03.19 23:36