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さよなら(?)冥王星

 冥王星が惑星でなくなってしまった。
 プラハで開かれている国際天文学連合総会の最終日、8月24日に決議されてしまったとのこと。
 
  冥王星は格下げ・惑星は8個(読売新聞)
  冥王星が“降格” 太陽系惑星8個に(産経新聞)
  冥王星を惑星から除外(中日新聞)
  太陽系第9惑星が消滅(ITMedia News)
  Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <太陽系惑星>冥王星を除外 賛成多数で最終案採択 IAU

 「格下げ」とか「降格」「除外」とか、「消滅」ってなんじゃい。「冥王星」はちゃんとあるんだからさ。
 「すいきんちかもくどってんかい」じゃ語呂が悪かろう、とか、あそこに前線基地を作ったガミラスの立場は(毎日新聞は松本零士の談話が載っていてえらい)、とか、星占いではパワーのある星なのに(月や太陽など惑星ではないものも入れているから大丈夫らしいが)、とか、いろいろと残念なことは多い。
 プルートー(冥界の王)&カロン(冥土の渡し守)という名前もかっこいい。「冥王星」という名前もいいよなあ。
 2003年に自分よりも大きい「第10惑星」が発見されたのが、冥王星の不幸だったのだねえ。

 ところで、どみさんも「 かわいそうな冥王星−組曲『惑星』/ホルスト」で冥王星のことを書かれているのだが、ボイジャーのことに触れられているのと、ボイジャーの消息がわかって、とても嬉しい。

 ボイジャー1号・2号、太陽系の果てからの報告

 元気だったのね。よかったよかった。ホラ吹きトトロさん、ありがとうございます。
 ボイジャー1号は、太陽系を離脱する直前に、くるっと振り返って「太陽系の家族写真」を撮ってるんだよね。昔、テレビで、大竹しのぶがナレーションをやったボイジャーの特集があって、大泣きしたっけ。「スタートレック」(映画版第1作)は、実はボイジャーが主役なので大好き。パイオニアが通信途絶、という新聞記事は今でもとってある。 
 暗い冷たい太陽系の彼方で、たったひとり健気に飛び続ける彼らは、いつも心の励みである。   

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コメント

やはりみなさんあの曲が頭の中で流れていたようですね。
ホルストの『惑星』
私もずっとエンドレスで流れております(笑
CD買っちゃおうかなーなんて思ってます。
案外同じ考えの人が多くて、思わぬベストセラーになったりして。

CDといえば、アメリカのタワーレコードが経営の危機と何とか聞きましたど、どうなるんでしょう??

投稿: みゃお | 2006.08.25 09:43

「惑星」は、もともと好きなのです。
オリジナル(デュトワがひいき)もいいのですが、
冨田勲のシンセサイザーも。
売れてくれると、ちょっと嬉しいです。
テレビでは「宇宙戦艦ヤマト」の「スターシャのテーマ」が
よく使われていて、なんともいえない気持ちになりました。
デスラー総統はスターシャさんが好きだったんだよなあ。
タワーレコードは、とりあえず日本は別経営で影響はないようです。
香港にあったっけ、と、ちょっと考えてしまいました。

投稿: きたきつね | 2006.08.25 22:51

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» かわいそうな冥王星−組曲『惑星』/ホルスト [へっぽこ演奏家「どみ」の楽屋]
プラハで総会開催中の国際天文学連合(IAU)が焦点となっている太陽系惑星の定義案について、冥王星を惑星の地位から格下げし、太陽系の惑星数を計8個に縮小する内容の修正案で最終調整に入ったことが23日、明らかになった。この定義修正案が24日の総会の投票で承認されれば..... [続きを読む]

受信: 2006.08.26 02:30

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