« オーケストラ楽器成分解析 | トップページ | 空は秋 »

「のだめ成分分析」とか「リスペクト」とか

 きのうの続き。
 成分分析は、たくさんあるらしいのだが↓

  人気の成分解析機リスト

 その中にのだめ成分解析を発見する。
 当然やってみました。

 きたきつねの43%はオリバーで出来ています
 きたきつねの38%は木村智仁で出来ています
 きたきつねの9%は菊地亨で出来ています
 きたきつねの6%は黒木泰則で出来ています
 きたきつねの4%は峰龍太郎で出来ています

 うーむ。仕事ができるんだか、女たらしなのか、武士なのか、性格が才能なのか、よくわからない。木村って誰だっけ…峰の友達の沙悟浄か(キャラクターブックを調べてみた)。

 ついでに、本名でやってみると、

 52%はカイ・ドゥーンで出来ています
 25%は坪井隆二で出来ています
 9%は黒木泰則で出来ています
 9%はミルヒ・ホルスタインで出来ています
 5%は奥山真澄で出来ています

 一気に重厚な感じ。とりあえず、才能はあるのか?性格はよさそうだが、ミルヒーと真澄ちゃんはエキセントリックかなあ。それにしても女子が一人もいないとはどういうことか。真澄ちゃんは乙女だけど。共通しているのはくろきんか。

 読んだことがない方もいらっしゃると思うのだが、「のだめカンタービレ」は講談社『Kiss』に連載中の音楽マンガである。コミックスは15巻まで発売中。とてもよくできている。実はとても好き。たぶん、ものすごく売れていると思う。
 ところが、実は、この「のだめ」、フジテレビでドラマ化されてしまうのだ。月曜日の21時から。うーむ。
 いや、香港映画のパクリ具合からみても(「つきせぬ想い」とか「星願」とか。そういえば「無間道(インファナル・アフェア)」をぱくったのもあったよねえ。なんだか腹が立ってきた)、日本の映画やテレビドラマが企画に飢えているのはわかるんだけど。そりゃあ、マンガは絵がついていますからね、小説の映像化よりうんと楽だしね。ストーリーだって面白いのが多いしね。
 でもなあ、マンガのドラマ化、うまくいったことって、あんまりないんだよなあ。なんだか「楽だからドラマ化しました」という制作側の姿勢が透けて見えるのが多いような気がして。原作に対してちゃんとリスペクトがないと、いいものって作れないような気がするんだけど。
 話はずれるが、「リスペクト」って特にフジテレビにはあまりないような印象があるのよ。「めざましテレビ」で香港映画の話題を取り上げてくれるのは嬉しいんだけど、あまりにも失礼なことが多くて。 こんなこともあったし。この間も、「愛と死の間で」でアンディ・ラウが来日し、歌ってくれたのが見られたのはいいのだが、スタジオのコメントが「歌が意外と上手いですね」!「意外と」!ばかもーん、この方をどなたと心得るか、控えおろう!はあはあ。
 …ということで、頼むから、「のだめ」ドラマ化にあたっては、「リスペクト」をもってほしい、と心から願うのであった。「ドラマ化はない」と言い切っていた原作者の二ノ宮和子さんが許可したんだから。
 せめて「動物のお医者さん」ぐらいのクオリティだったらなあ。あれは、チョビがちゃんとチョビだったし、菱沼さんが菱沼さんだったし、二階堂がとっても二階堂だった。あのドラマにはリスペクトがあったと思う。

20060815books
 夏の読書の一部。

|

« オーケストラ楽器成分解析 | トップページ | 空は秋 »

コメント

こんばんは
フジテレビは確かに不安ですよね
いやいやTBSも「インファ」やってくれちゃったし
どこも似たり寄ったりかな。。。
>「歌が意外と上手いですね」!「意外と」!ばかもーん、この方をどなたと心得るか、控えおろう!
本当に失礼なコメントでしたよね
私も目が点でしたが アンディ位知られてる人でもこの程度の認識なんですよね トホホ
「動物のお医者さん」は確かに違和感なかったです
「ごくせん」は私的にはちょっとヤンクミが綺麗すぎて。。。
「ななこ先生」の時は割りとキャラ合ってましたけど

私「のだめ」未見でした
大昔の貸本漫画が三つ子の魂百までとなって 漫画大好き人間に育ってしまい
通勤電車でマンガ読んだ最初の世代の夫と一緒になり 古本屋めぐりが趣味のマンガオタクの息子と コミケで美少年の愛を描いてた娘を育てた私なのに

いかんいかん どうもひこに自分の時間を注ぎ込み過ぎてます

早速 息子に探してきてもらい 読んでみます

投稿: usako | 2006.08.15 21:27

「のだめ」私も大好きな漫画です。
第二巻のミルヒーに対して「音楽を人を尊敬しそれが自分に帰ってくる」という
千秋の台詞(モノローグ)があるように、この作品も音楽や作曲家、
演奏家に対するリスペクトをとても大切にしている作品だと思います。
若手音楽家に触れることがあるのですが、同じことを感じます。
ドラマ化にあたってはそういった音楽・人に対するリスペクトを、
原作に対するリスペクトをもってもらいたいなあと思います。
商業ベースであまり考えてほしくないなぁ。

ちなみに「りんめい」だと、67%は石川伶奈、24%は佐久桜。
なんだか地味ですねぇ。

投稿: りんめい | 2006.08.15 22:44

usakoさん
なんと、夢のような家庭ですね。羨ましい〜。
息子さんだったら、きっと知っていると思います。
是非、おためしください。
「インファナル・アフェアもどき」はTBSでしたっけ。
「のだめ」はTBSがドラマ化したがったのを
原作者が断ったと聞いたのですが、
フジテレビもとても心配です…

りんめいさん
おお、「のだめ」お好きでしたか!
石川伶奈ちゃん、調べてしまいましたよ。
好奇心旺盛な、
パワーレコードに就職したピアノ科の人でしたね。
「ベースが歩いている」桜ちゃんは、
出番は少ないながらもキャラが立っていたような。
お盆休みをいいことに
思わず、コミックスを一気読みしてしまったのですが、
やっぱり原作はいいです。
Sオケとか、のだめがコンクールに出るくだりとか。
まあ、ドラマは見ないで原作だけ、という選択もアリなのですが…

投稿: きたきつね | 2006.08.15 23:55

いやホントそうですって。
中華系の情報で見る限り、芸能レポーターってのは、案外知ったかぶりで世の中渡ってるんだなと思いますね。

藤原紀香が映画でアーロンと競演した後、極秘で会ってるとかなんとかというガセの時も、「郭富城というのは、香港のキムタクと言われている人で」とのたまった梨○勝。
一時期ファンクラブに入っていて、香港のコンサートにもおしかけたことのある私と友人は、「だーれも言ってねーよバーカ」と毒づきましたぞ。

またレスリーが死んだ時も、恋人とされていた唐さんのことを、あちらの新聞で「唐先生」と書いていたのを真にうけてたのか、「この唐先生は・・・」を連発してるしぃ。
広東語の「先生」は「〜さん」の意味だって知らねーんだろーおめー、あー?なら黙ってろっつの。
大学の教授か何かと勘違いしていやがると毒毒づくづく私たち。(爆!
福○翼!
あんたんのこったー!

ぜーぜー。

投稿: みゃお | 2006.08.16 12:03

アーロン、お好きでしたか。
「ディバージェンス」からこっち、
ちょっとマイブームです。
しかし、そのキャッチフレーズは…
謝れ!アーロンに謝れ!というものですね。

また、福○翼がそんなことを言っていたとは…(笑)
レポーターのコメントで「〜先生」って変だし。

知らないんだったら、
素直に「詳しくないので」と言えば奥ゆかしいのにねえ。
もともと期待してないんだし。

投稿: きたきつね | 2006.08.17 07:27

二日続けての訪問です。
昨日の書き込み、ちょっと乱暴すぎました。
かなり興奮していたもよう。
人様のブログには、あまりにも失礼な文章でした。
失礼しました。

投稿: みゃお | 2006.08.17 08:43

かえって気を遣わせてしまって、すみません。
こちらは全くかまわないのですけれど。
熱のこもった書き込み嬉しかったです。
よろしければ、このままということで、
もし何でしたら、ご一報くださいませ。

投稿: きたきつね | 2006.08.17 21:58

香港映画のパクリネタに反応しちましましたわ(笑)
思えば色々ありましたよねぇ・・・(遠い目)
かなり古いですが常盤貴子×福山雅治のドラマ(タイトル
忘れました・・・)も随所に「ラブソング」をパクッていて
あの名作を軽々しく!!と脱力した記憶が。

コミックのドラマ化は日本より台湾の方が上手いように
思います。何故なんでしょうね・・・??

投稿: an-an | 2006.08.18 15:08

「ラブソング」をぱくったドラマもあったのですか…
常磐貴子、香港映画に出てるんだから遠慮せい
って、そういう問題じゃありませんね。
そういえば、
たしかに台湾もマンガをドラマ化してましたよね。
「流星花園」とかそうでしたっけ。
(見ていないのであまりコメントできないのです)。
まあ、ネタ切れという点では、
ハリウッドも香港映画をリメイクしているので、
どこも同じなんでしょうかねえ。
だからといって、日本のテレビ局の志の低さが
許されるというものでもないのですが、

投稿: きたきつね | 2006.08.18 21:02

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「のだめ成分分析」とか「リスペクト」とか:

« オーケストラ楽器成分解析 | トップページ | 空は秋 »