清香 vs. 熟香
この週末は真夏日だったのだが(8月も末というのに…)今日は26度。雨が降ったので、暑さも終わるだろう。
ということで、熱いお茶が飲みやすくなってきた。
最近、朝はもっぱらあんドーナツと 碧螺春なのだが、夜は同じく、愛里さんのところの06祥華鉄観音「桂花」。清香型と熟香型がある。
同じお茶で「清香」と「熟香/濃香」の両方があるのは結構あって、香港・茗香茶荘の冠軍茶王(清香)と炭焙冠軍茶王や、 Formosa Tea Connectionの梨山烏龍茶と炭焙梨山烏龍茶がそうだ。どちらのお茶も、清香・濃香それぞれに美味しい。清香でも青っぽくないし、濃香は焙煎が加わって旨味が増した感じ。
この「桂花」も、それぞれどちらも美味しい。
清香型は、最初蓋碗で淹れたときに、「わー、青空と爽やかな風の味だー」と思った。茶壷で淹れると、香りは弱くなるが、じわーっと美味しい。ほいほい淹れていたら、あっというまに半分以上なくなってしまった。
熟香型は、初め蓋碗で淹れた時には、焙煎の香りが強かったのだが、茶壺で淹れてみると焙煎香は弱くなって、ちょっとすーっとした感じもあって、これまた、もんのすごく美味しい。こっちは茶壺の方がいいかも。
もともと、清香が美味しい鉄観音の春茶で「焙煎するにはもったいないお茶」だったのを、あえて焙煎した愛里さんの研究の賜。春茶は足がはやいのだが、熟香型にすることによって長く飲めるようになるらしい。
祥華の自然と人が生んだ、ある意味奇跡のようなお茶。
今だけの爽やかさ、熟した旨味、どっちも美味しい。飲み比べていたら、すぐになくなっちゃいそう。
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コメント
おはようございます。
今、28日火曜日の朝9時20分です。
昨日の夜、8月に入ってから初めて網戸を閉めて寝ました。
いっきに涼しくなってきたもよう。
それでいざおいしいお茶の出番とばかりに、友人にいただいた黄金桂を飲みながら、ここへ来たら、あら、きたきつねさんもお茶の話題!
嬉しかったですねー。一緒に飲んでる気分になりました。
さて、話は変わるのですが、近々知り合いが香港へ行くので、新聞を頼もうと思っています。
それでお聞きしたいのですが、返還前の小銭(エリザベス女王のついてるやつ)って、今でも使えるんですか?
行く前に会えるので、日本円を渡してもいいのですが、使わない小銭があるので、できればそちらを渡したいと思っているのですが?
投稿: みゃお | 2006.08.29 09:26
お返事が遅くなりました。
熱いお茶が飲める季節に…と書こうと思ったら、
今日はなんだか暑いです。
こちらも一昨日から
窓を閉めて寝るようになったのですが。
朝方冷えるので微妙なんですよね。
さて、香港のコインの件ですが、
無問題です。
模様が変わっても、大きさ重さは変わっていませんし。
たぶん、あんまり見ていないと思います。
最近は、古いコインがあると、かえって
とっておいたりしています。
投稿: きたきつね | 2006.08.29 20:19