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鉄瓶きたる!!!

 ずーっと鉄瓶が欲しかった。
 平松洋子さんのエッセイ(世界文化社『おいしいごはんのためならば』の「白湯のチカラ」とか)を読むにつけ、『drinkin' cha』の鉄瓶実験を読むにつけ、ああ鉄瓶で沸かしたお湯でお茶を淹れてみたい!と思っていたのだ。
 できれば、盛岡のしゃおしゃんさんに行って買いたかった。今回の仙台出張のついでに行こうと本気で思っていたの。でも、どうしても用務のやりくりがつかず、見送った。ああ、行きたかった〜。
 しかし、禍福はあざなえる縄のごとし。仙台で出会ってしまったのである。
 舞台は「くらしギャラリー風ち草」。閉店間際に外から見て飛び込んだら、とてもよいお店だったのである。食器や布や籠や灯りや猫ものや、いくらでも長居ができそうな店構えと品揃え。ご主人はどことなく海風號の設楽さんに似ている。
 しかし、会議が控えていたので、茶碗と漆塗りのお匙を買っただけで引き上げ、翌日、用務先が近かったのを幸い、昼休みに走っていき、鉄瓶ともうひとつ茶碗を我が物としたのであった。
 本日、いよいよ送っていただいたのが到着。

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 包装もすてき。

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 包装を外したところ。
 向こう側の茶碗は、ガラス状の釉薬が好き。
 手前の茶碗は、角田武さんという作家さんのもの。

 荷物を受け取るべく、仕事を持って早く帰り、しかし、荷物が届くや否や、仕事など手につくわけもなく、鉄瓶をおろす。
 鉄瓶は、まず、緑茶をひとつかみと水を8分目(でも吹きこぼれるのでほどほどに)入れ、20〜30分煮立たせる。そして、もう一度お湯をわかして無色ならオッケー。茶壺をおろすよりずっと簡単。あとは、2週間使い続け、中に湯垢がつくのをひたすら待つ。中は触らず、濡れたままにせず必ず乾かすのがポイントらしい。

20060925cha3

 実は、ちょうど今日、しゃおしゃんさんのお茶も来たのだが、まず比較のために知っているお茶を淹れる。愛里さんの06祥華鉄観音「桂花(熟香)」。お湯が丸い感じ。がつんとした感じではなくて。鉄観音のいい香り。
 ああ、嬉しい〜♪

くらしギャラリー風ち草
 仙台市青葉区大町2-3-11 レイトンビル1F
 電話 022-264-8883
 11:00〜19:00(日祝18:00)
 第3月曜・火曜 定休

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コメント

素敵な出会いだったようで、いいですねぇ!!
鉄瓶は、ずぼらなわたしにとっては決心がつかないアイテムなのですが(^^;
徐々に、徐々に、そういう方向にシフトしてきています。
もしかしたら、そのうち素敵な出会いがあってわたしも・・・、などと夢見る今日この頃です(爆)
仙台はなかなか行く機会に恵まれないのですが、
来春行くかもしれないので、そのときこのお店、行ってみたいです!

投稿: smash | 2006.09.25 23:24

きたきつねさん、こんばんわ。
出張お疲れ様でした。

鉄瓶、まあるい形がかわいらしいですね。
鉄瓶というと、私にとってはごつい
イメージがあるのですが、これはとてもキュート。
美味しいお茶を楽しんでくださいね。

投稿: りんめい | 2006.09.25 23:29

smashさん
導入にあたって調べてみたところ、
要は濡れたまま冷たい状態におかなければ、
あまり難しくなさそうです
(私に「まめなお手入れ」は…あはは)。
「風ち草」機会があったら、是非行ってみてくださいな。

りんめいさん
お店には鉄瓶らしい形で大きめのと
これがあって、迷ったのですが、
結局この子にしてしまいました。
職人さんの気合いが入っているらしいです。

投稿: きたきつね | 2006.09.26 07:29

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» 南部鉄瓶の湯 [のまるくめでる]
ずっとずっと欲しかった南部鉄瓶。 昨日、とうとう私の手元にやって来た。 そういえ [続きを読む]

受信: 2006.11.05 08:40

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