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「パウル・クレー 創造の物語」

 ちょっとだけ時間が空いたので、走って北海道立近代美術館に「パウル・クレー 創造の物語」を見に行った。
 実は、クレーは、それほど好きな画家というわけではなかったのだ。でも、作風の変化を実物で見ると、何をどんなふうに描きたかったがよくわかって、とてもよかった。
 製作点数がとても多かったところからすると、形や色や明るさについて、いろいろと実験を繰り返して、自分の感じるものに一番ぴったりくるアウトプットをずっと探していたのだと思う。クレーは、対象を分割して再構成したかった人なんだなあ。画家の能力は、何をもって完成とするかで決まると思うのだが、年を経るに連れて、画面を分割していたのが、点描が入り、単純化した中に太い線が現れ、というような変化がおもしろかった。
 表現を探求しつづけた人には励まされる。

20061007picture_1

 図録を買ってしまった。
 印刷と実物は違うのだけれど、分割した画面の色の重なりとデッサンの線が好き。

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コメント

私も8日に行きました。
見てるうちに何だかすごく疲れて椅子でぐったりしちゃいました。
モロッコのが見たかったんだけどな。
すごく多作だったんですね。
私も分割のは好きです。

セネシオという作品を表題にした本を読んだばかりだったのでそれも見れるかと。
森福都さん…宋の巡按御史とかの話もあります。

投稿: hanatya | 2006.10.10 02:53

おお、いらしたのですか。混んでました?
回顧展だけあって、作品数が多かったですね。
たしかに、まともに全部見るとぐったりかも
(時間がなくて見たいのだけ見たのです)。
森福都さん、面白そうですね。
今度さがしてみます。

投稿: きたきつね | 2006.10.11 00:23

混み具合はそこそこでした。
上野の事を思えば楽々というところです。

ニコラ・ド・スタール…好きなんですよ。
抽象画って見てて伸び伸びとしてくるんですけど初めて疲れました!

ずっと前、ブラックの展覧会を一緒に見た友人の娘(…小学校低学年だった)が
“これって上手?”って聞いたのです。
答えられなかった!

投稿: hanatya | 2006.10.11 16:11

抽象画って、面白いですよね。
自由に考えを巡らせられるというか。
でも、そのぶん、
たくさんあると疲れちゃうかも。
いいのが何点かある、
というのがいいような気がします。
ポロックなんて沢山見られないし。
うまいかどうか、というより、
「これで完成!」という作家の感じ方を
見るんでしょうねえ。

投稿: きたきつね | 2006.10.11 22:40

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