タイの怪しい日本語
久しぶりに覗いてみたら、「骨を休めるために土品なバルを」のホテルが、サイトを全面改訂して日本語ページを廃止していた。「ローマのセンタに建ててやりました」とか、無理矢理な日本語が好きだったんだけどなあ。残念である。
ところで、掟破りの日本語が横行しているのは、タイであろう。タイのむちゃくちゃな日本語Tシャツについては、サイトもあるし本にもなっていたと思うのだが、直接目撃するとやはり衝撃。
タイの衣料問屋で、爆笑した上、思わず買ってしまった。パジャマである。値切って日本円で450円。

遠目ではこんな感じ。

接近。

さらに接近。
鴨居まさね
電撃ピカリ
「パーカ」
かわいくなって学校へ行こう
さあ、Tシャツワールドへキックオフ!
自宅でできる
メスのいらない
かエライっ!(何が?濁点落ちてるし)
使える(?)(読めない)
安い安耳(?)(読めない)…
この字のつぶれっぷりは、どこかの女の子向け雑誌(『Seventeen』か?)をコピーして使ったんだろうなあ。異質なのは、「鴨居まさね」で、この人は、廃刊になってしまった『ヤングユー』に描いていた漫画家さんである。好きなんだけど。
いずれにしても、これは、外では着られません。
パジャマだし。
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百聞は一見に如かず(その2)
旅行の醍醐味は、文字面や映像で間接的にしか知らなかったことが、直接経験できること。「百聞は一見に如かず」というけれど、ほんっとーに、そのとおりだと思う。見ると聞くとは大違い。昔の人は偉いなあ。
今回スリランカに行って印象的だったのが、イスラム教など南の方の習慣を目の当たりにしたこと。
まず、空港で、全身真っ黒な人々を見た。

こんな人。
たぶんサウジアラビアの女性だと思うんだけど、本当にこの絵のとおり(黒手袋もしていたので、露出箇所なし)。郡司みさおさんという方の書いた『ハルム アラビアの夢』(大和書房)という本で(上記の絵もその本から)知ってはいたのだが、目の当たりにすると驚く。オバQかと思った。
ゴールの朝は「アッラーアクバル!」という声で5:30に起きた。噂に聞くアザーン(イスラム教のお祈り)。ほんとにやってるんだ。そういえば、モスクというモスクにはスピーカーがついていたな。

アザーンが響くゴールの朝。
モスクと仏教寺院が共存している。
そして最大のびっくり。お食事中の方、いらしたら、ごめんなさい。南には必ずあるという「手動ウオッシュレット」。水で洗う方式のトイレである。このために左手は「不浄」なのね。
バンコクのトイレで遭遇して、感動のあまり、入るなりシャッターを切ってしまった。スリランカには、いたるところにある。水が出ないところは手桶が設置されている。水が流れなくても、こっちはほぼ確実に出るので、本来の用途とは別の目的で、しばしば使わせていただいた。

これ。
長々と続いたスリランカシリーズ、あとで追加はあるかもしれませんが、一応これで打ちとめといたします。思えば、1か月前はスリランカにいたんだよなあ。
まとめは、どうぞこちらをご覧くださいませ。
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百聞は一見に如かず(その1)
スリランカ旅行シリーズ、あと1回でおしまいの予定です。もう少々おつきあいくださいませ。
旅行の写真で一番枚数が多かったのは、 お茶畑だったのだが、二番目は田んぼだった。別に田畑マニアというわけではなく、ずっと話だけで知っていたものが直に見られて面白かったの。

南西部の海岸近くでは青々としているのだが、

カタラガマから少し北上したあたりから色が変わり

稲刈りをしている。
さらに北上すると、

田植え中。
どういうサイクルなのかは不明だが、スリランカでは一年中米が穫れるということだろう。暑いし土地も悪くなさそうだし「蒔けば生える」んだろうなあ。雑草も大変そうだけど。1年の半分が冬、という土地から見ると夢のようである。人の気性が違うのも分かる気がする。
「二期作」という言葉は小学校で習うけれど、本や学校で習うのと実際に見るのは全く違うのだった。
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何語で喋るか
スリランカの公用語は、シンハラ語・タミル語・英語の3つである。シンハラ語もタミル語も知らないので、頼りはちょぼちょぼの英語のみ、と思っていたのだが、意外にそうでもなかった。
【日本語】
・ガイドのエランガさん
やたらに日本語が上手いと思ったら、日本の大学に4年間留学していたそうだ。日本語能力試験1級(英検みたいな感じの外国人向け日本語試験。1級はむずかしい)を持っているとのこと。
・お茶工場のお姉さん
キャンディの手前の紅茶工場(たぶんGeragamaという農園)で紅茶売場にいたお姉さん。コロンボ大学で勉強したとかで、発音がとてもよかった。
・象乗り場のお兄さん
キャンディ近くのピンナワラに象に乗せてくれるところがあるのだが、受付のところにいたお兄さんが日本語を話すので、びっくり。大使館で習ったらしい。
・宝石屋のお兄ちゃん
キャンディの宝石屋で日本語で話しかけてきた。店員さんは全員日本語ができるとのこと。商売そっちのけで話していたのだが、図書館で独学したというわりには、こみいった話ができて偉かった。
・ゴールの日本語の先生
コロンボとゴールの間で、道端で椰子ジュースを飲んでいたところ(黄色い椰子の実に穴をあけて飲む。ポカリスエットみたい)、突然話しかけてきた。高松で技術研修を1年間して、その後も研修を続け、今はゴールで教えているとのこと。1年のわりには、ものすごく上手かった。連絡くれないかなあ。

椰子の実立ち飲み屋。
【英語】
・ウェイターのお兄ちゃん
コロンボのグランドオリエンタルホテルで朝ご飯を食べて、ポットに紅茶を入れてもらったら、話しかけて止まらない。スリランカにも桜のような花が咲くと言っていた。
・ヤーラ国立公園のレンジャーのおっちゃん
サファリのジープに同乗したのを幸い、質問しまくった。「象は何頭ぐらいいるの?」とか「孔雀は雌の方が多いの?」とか「あの豹は何歳ぐらい?」とか。豹を見たときは「べーりーらっきー」とガッツポーズを交わしたり。ジープを降りるときには「じゃ降りるからね」と言ってくれたり。ありがとう、おっちゃん。
・宝石屋のおっちゃん
カタラガマのホテルで、「見るだけ」(これだけ日本語)と言って、ほんとに見るだけで、見せてもらいながら延々と喋る。大阪のカップルが眼鏡を送ってくれると言いながら送ってくれないとぼやいていた。できない約束をしてはいかんなあ。もし心あたりの方がいらしたら、是非送ってあげてください(無理か)。
・貝売り兄ちゃん
ゴールの手前の海岸で、貝を拾っていると、物売りが来る来る。まず、布売りのおばちゃん、次に貝売りの兄ちゃん。断ると素直に引き下がるのだが、拾っている手の中に、ざらっと小さい貝が登場。見ると貝売りの兄ちゃんだ。「どっから来たの?」「年は?」「結婚してる?」…ナンパかい。いい度胸だ。そこは適当に受け流して津波の話を聞く。
・アウガッラの人々
アウガッラの難民キャンプの人々。詳細はこちら。
・幼稚園の先生とお母さん
カタラガマで幼稚園に行った。24才の女性が独力で貧しい子供のために開いているところだという。親御さんから1か月100ルピー(100円)だけもらって、洋服は手作り、その中から子供のために貯金もしているとのこと。お金を寄付したら「ブランコが作れる」と喜ばれた。後ろで見ていたお母さんは18才。子供は3才。コロンボからお嫁に来て淋しいそうだ。

カタラガマの幼稚園で。
【媒介語なし】
・ゴールの人々
ゴールで知的障害者の施設を訪問した。篤志家のご夫婦が個人でやっているところだという。媒介語はまったくないのだが、皆さん平気で話しかけてくるので、こっちも平気で日本語で話す。なんとかなるもんだ。バングルをたくさんしていたので「きれいだねえ」と日本語で言ったら、「はいっ」とくれて驚く。大事にするね。
そういえば、魚市場のおっちゃんも媒介語なしだったな。
・パラピティーヤの人々
バスを停めていたら、道路の向かい側で夕涼みをしている人々が身振りで話しかけてくるくる。「クリケットやんない?」とか「降りておいでよ〜」とか。こちらのグループの子供が応対していたのだが、妙な身振りは出てくるわ(あれは、絶対ジャッキー・チェンの「蛇拳」か「蟷螂拳」だと思う)、ギャラリーはどんどん増えるわ。しまいには、訪問先の老人ホームに一緒についてきてしまったのだった。

パラピティーヤの野次馬な人々。
言葉ができると、こみいった話ができて楽しいけれど、できなくても何とかなるものである。
みなさん、ありがとう。楽しかったよん。
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紅茶の王国
Modern Syntax さんで「今日のラッキーさん」に選んでくださったらしい。というか、管理人さんはBlogPeopleの中の方で、BlogPeopleのランダムピックアップに選んでくださったようなのである。なんだか、誉めていただいたようで、とても嬉しい。ありがとうございます。励みになります。
もしかして、BlogPeopleから来てくださった方もいらっしゃるかもしれませんが、主流は香港、お茶、映画多肉植物、美味しい物、その他その日その日のことです。こんなblogですが、遊んで行ってやってくださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。
ということで、スリランカネタ(こちらのカテゴリにまとめてあります)の続き(あと2回ぐらいで終わらせる予定)。
写真を整理していたら、お茶畑の写真がやたら多くて、自分でも可笑しい。でもね、すごかったのよ。南方から山を登っていくと、

こんな山がちの地形になって( 猫のいるレストラン(ホテル)から撮影)、高度が高いせいか植生が北海道みたいなのだが(お茶畑も真ん中へんに見えるけど)、
ヌワラエリアを過ぎると、

道の脇がずーっとお茶畑。
バスで2時間走っても、山を4つ越えても、山の上から下まで全部!お茶畑。それはそれは広いのである。
紅茶もよく飲むので、絶対この山のどこかのお茶を飲んでるはずなんだけど、どの樹なんだろう。

ときどき、畑の中に紅茶工場があったり。
観光用の施設を備えているところもある。
この写真の手前は、きれいに刈り込まれたお茶の畑で、お茶の樹は本来背が高くなるのだが、刈り込んで新芽を出させ、年中摘めるようにしているとのこと。60年に一度ぐらい植え替えるらしい。
好きで飲んでいる雲南省の山奥の野生茶(記事はこちらやこちらあたり)は、こんなに手入れされたものではなくて、その昔栽培されていた樹が放置され、山奥で勝手にすくすく育ったものなんだろうな。
お茶畑の中をバスで走っていくと、お茶摘みの人々をよく見かけた。プラッカーと呼ばれていて、タミル人が多いらしい。お茶畑に住み込みで、お給料が出て家や学校もあるかわり、1日16キロ積むのがノルマという厳しい仕事なのだが、みなさん、バスを見かけると、にこにこして手を振ってくれるのね。こちらも思わず力いっぱい振り返してしまうので、写真を撮り損なったのだった。
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野生の王国
スリランカネタ、忘れないうちに、もう少々続けます。すみません、情報が少ない所でもあるので、今しばらくおつきあいくださいませ。
家畜のことはこちらに書いたのだが、スリランカには野生動物もたくさんいる。
たとえば、

大とかげ。
見づらいのだが、木の枝で昼寝している。川で泳いでいたりもする。これは、ボートで川を下っているときに見た個体なのだが、ガイドのお兄ちゃんが真剣に捕獲しようとして、船上が軽いパニックになった。
スリランカには、もう一種類トカゲがいて、そちらは顔が丸いイグアナみたい。老人ホームの前の溝にいたので、写真を撮ろうとしたのだが逃げられ、そこの爺ちゃんに笑われてしまった。
野生動物が最も見られるのはサファリだと思う。ヤーラ国立公園というスリランカ南部で経験できた。カタラガマという町からバスで15分。ジープで1時間弱。夜明け前に出発なので眠い眠い。

孔雀のお兄さん。
スリランカの国鳥である。数は雌(地味)の方が多いらしい。この季節は雄と雌は別行動のようで、雄は木に止まって「にゃあにゃあ」と鳴いていた。猫か。

水牛の親子。かわいいぞ。
飼われているのもいるが、これは野生。水牛と鹿はたくさんいるので、だんだん有り難みがなくなる。有り難いのは象で、ずいぶん走り回って探してくれたのだが、とうとう見られなかった。一頭だけ、病死した若い象のそばを通ったのだが、笑っているみたいな顔だったなあ。象は200頭ぐらいいるらしい。
その他、見かけたのは、兎、マングース、ペリカン、猿、コウノトリ、鰐、など。とてもラッキーなことに、豹を見ることができて、同乗していたレンジャーのおっちゃんとガッツポーズを交わす。むっちりして、尻尾がくるんとしてた。おっちゃんいわく「とってもとってもラッキー」だそうだ。
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テレビにスリランカが
久々に早く帰ってテレビをつけると、見たことのある風景が。
NHK 世界遺産の旅 【スリランカ・ゴール旧市街】
ここ、2週間前に行ったばっかりだ。
ゴールは旧市街と新市街に分かれている。旧市街は、ポルトガルやオランダが支配していた時代の街がそのまま残っていて、古い時代の城壁があったため被害を受けなかったという。さらに、新市街は大きな被害を受けて、その余波が旧市街に逆流したのだが、現在は使われていない古い時代の排水溝があったため水が引き、被害はほとんどなかったとのこと。旧市街は世界遺産に指定されている。
番組では、津波とからめながら、旧市街が紹介されていた。冒頭、津波のときに撮影されたビデオが出たのだが、そこはバスターミナル。見たところだ。ひょええ。ターミナルの屋根まで水だ。

これはバスターミナルの海側にある果物屋さんなのだが、この屋根の高さまで海だったことになる。
その後、番組では、建物などと合わせて、遺族の方のお話、旧市街でさまざまな宗教の人々が一緒に暮らしている様子や、各宗教合同での津波の慰霊祭などが紹介された。津波からちょうど一年後の同じ時間に、バスターミナルでみんな海の方を向いて黙祷しているところは、胸が詰まった。

旧市街。昔のキリスト教会が見える。隣にモスクも。
(追記:よく見たら、これがモスクでした。アラビア語と三日月がついている。昔は教会だったのかな。「隣にモスク」は記憶違い。すみません)

当時のビデオが出たのだが、こんなきれいな海なのに、津波のときは水が濁っていて鉛色だった。

城壁には珊瑚が使われている。オランダ人やポルトガル人の指揮でスリランカ人が作ったという。だから、スリランカ人が作ったものとして大切に保存されてきたらしい。

城壁の上は今では散歩道。山羊もいる。
再放送は、3月9日(木)1:55〜2:38(深夜)とのこと。
(変更の可能性もあるので要確認)
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カレーを食べる犬と猫
スリランカには、犬や猫や牛や山羊がたくさんいる。道端によくいるのは、犬と牛。
犬は、ほとんどが繋がれていない(1匹だけ繋がれているのを見た)。暑い昼はだらーっと寝ていて、夕方と午前中活動しているみたい。夕方など、飼い主らしき人の側に忠犬っぽく座っていたりしておかしい。夜は道路で寝ていて(暖かいためらしい)、明け方に車で走ってびっくり。轢きそうなんだもの。
「犬には絶対触らないでください。噛まれたら確率7割で死にます」と言われ、触りたかったのだが、見るだけでがまんする。

ヌワラエリアで玉ねぎ畑の番をする犬。ヌワラエリアは山の上なので、年中20度前後。お茶も有名だが、玉ねぎ・人参・じゃがいも・キャベツの畑がたくさんあった。高原野菜というやつかな。で、この犬は、道ですれちがうと「うーっ」と言う。玉ねぎ、盗らないってば。畑に入っていったのを見ると、珍しく小屋があって、ご飯を食べていた。
ご飯入れの中は、豆カレー。いや、私も好きだけどね、豆カレー。スリランカの犬はカレーを食べるのね。

エッラというところで昼ご飯を食べたら、テーブルの下に猫が。
座ると、激しくリクエスト光線を発してやってくる。しかし、野菜は食べないみたい。肉か?しかし、肉はカレーしかないんだけどな。ためしにチキンカレーの骨を外してあげてみると、

この勢い。
さらに、くれくれ攻撃が激しくなったのだが、激辛チキンカレーしか残っていない。ためしにあげると、やっぱり食べた。へっちゃららしい。チキンカレー、完売。
スリランカでは、犬も猫もカレーを食べるのだなあ。日本の猫まんまみたいなものかな。

肉の切れ目が縁の切れ目。
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ゴールの魚市場
ココログが重くて昨晩は更新できず。新機能より、こちらをなんとかしてほしい。
スリランカの南西部にゴールという街がある。一昨年の津波で大きな被害を受けたところで、たまたま撮影されたビデオが大きく報道された。街の中をごうごうと海が流れている映像で、見たときには、まさか来ることになるとは思っていなかったな。
市街地は現在はすっかり修復されているのだが、直後には以前の状態がわからないぐらいの被害だったとのこと。津波のときには、海の水が1キロぐらい引いたので、喜んで魚を獲りに行って犠牲になった漁師さんも多かったのだそうだ。
ここの海で献花をしてきたのだが、お花待ちの間、魚市場に行った。バスを停めていたところが、ちょうど魚市場の前で、おっちゃんたちが降りて来い来いというのである。
ちなみに、スリランカでは我々は見るからに外国人なので、バスに乗っていると通行人の皆さんが見る見る。夕方など、道端で夕涼みをしているらしき人々が多いのだが、かなりの確率でこちらを見ていて、目が合うと手を振ってくれたりする。こっちもつい振ってしまう。

とれとれのインド洋マグロをさばくおっちゃん。

写真を撮れ!と魚を見せてくれたおっちゃん。

魚市場には猫がいて、わーい猫だと喜んでいたら、

ほーら猫だ、と連れてきてくれたおっちゃん。
おっちゃん、ありがとう。
無事でよかったね。
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スリランカの植物
旅行話の続き。
スリランカで興味があったのが、「多肉植物はどうなっておるのか」ということ。たしか、地質学的にはマダガスカルに近いはずなので(大陸移動以前は近かったと思う)、自生しているのではないかと思ったのだ。
行ってみると、多肉植物は、サボテン・アガペ・ユーフォルビアが多かったみたい。

ホテルに植わっていた。アガペかなあ。
この種は道ばたにも植えられていて、子をぶーぶー吹いていた。山の中にも巨大なのが自生しているのを目撃。

ホテルの中庭のサボテン。3m近くある。
根元に小さいセダムの鉢植えもある。山の方(かなり涼しい)の植木屋で、セダムやエケベリアらしき鉢を見かけた。硬葉種が目立つのは、雨が多いせいかなあ。メセンは見られず。サボテンは、屋外にも、にょきにょき生えていた。
ハワイでもそうだったのだが、熱帯では植物がでかい。日本では観葉植物として鉢植えでちんまり売られているものが、自生していて、とっても巨大。

たぶんポトスの仲間。葉が30㎝以上ある。
こうやって伸び伸び育っているのを見ると、寒いところで鉢に押し込めているのが申し訳なくなるような。
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南国の果物はやる気がない
南の国に行ったら、確かめてみたいことがあった。
それは「南国の果物はやる気がないのか?」ということ。
西原理恵子の『鳥頭紀行 ジャングル編』で、マンゴーは、木から下までぶらさがったり、幹の取りやすいところにくっついていたりして「なんぼでも持っていってちょうだい」というお店状態、ジャックフルーツは地べたに寝そべっている、というのを読んで、これはぜひとも確かめたかったのである。

ジャックフルーツの子供。幹からぶらさがっている。大きくなると50センチを超えるので、そりゃ柄を伸ばして地べたに寝そべりでもしないと、木にくっついていられないだろう。

マンゴー。残念ながら季節はずれで、これから熟れるところ。でも、手の届く幹に鈴なりになっている。
(追記:これはマンゴーではなくパパイヤだそうです。マンゴーがなっているのも見たかったなあ)
結論:たぶん、彼らはやる気がない。
対象は鳥ではなくて猿やヒトなんだろうなあ。「なんぼでも持ってって」と種を運んでもらうつもりなのだろう。あ、ここでの「やる気」というのは、自分を守ろうとかそういう気持ちね。繁殖する気持ちは大ありと見た。
おまけ:

朝食のビュッフェで見つけた丸ごとマンゴー。
皮を剥いて全部いただきました。幸せ。
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スリランカのおいしいもの
スリランカでは、昼と晩は毎日カレーを食べていた。基本的にバイキングで、他のものもあったのだが、それでもカレーを食べていた。毎日でも5日程度なら全く平気。
ある日の昼ご飯。

写真奥のじゃがいものカレーが特に好き。あれば必ず食べていた。さつまいものこともあるらしい。シナモンを入れて炒めている模様。ぜったい作ってみたい。手前の野菜のサラダもすっぱめで、カレーに混ぜて食べると美味しい。

左から、マンゴチャツネ、パパド(っぽいもの。最後にお皿をさらうとき便利。単体でも美味しい)、チキンカレー。カレーは旅行者向けのためか、あまり辛くない。マンゴチャツネがうまくて毎回食べる。写真はないが、レンズ豆のカレーも好き好き。

「手で食べよう!」というので、デモンストレーションをしてくれているガイドのエランガさん。エリンギさんとかモモンガさんとか子供に言われていたが、日本語がたいそう上手い。手で食べるのは、いざやってみると、全く普通のことで、違和感なし。別に毎食やっても平気。手さえ洗えれば(もちろん洗える)。

カレーもいいが、美味しかったのが、パイナップルとバナナ。バナナは日本のとは別の果物だ。これも毎食食べていた。もう一つ、毎食食べていたのが下の白いもの。初めはヨーグルトだと思っていたのだが、「カード」という名前で水牛の乳から作るらしい。室温に置いておいても大丈夫なのだそうだ。椰子の蜜をかけて食べるのだが、これが美味しくてねえ、スリランカ最後の食事の時とりそこなってしまい、たいそう口惜しかった。
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津波のあと
スリランカ旅行前半は、南西部の海岸をどんどん南下していった。そのあたりは、一昨年末の大津波で甚大な被害を被った地域である。コロンボとゴールの間の海岸でちょっと喋った男の子(といっても36才らしい)は「このあたり(の津波)は5メートルぐらいだった」と言っていた。

道のそばには、まだ壊れたままの家がたくさん残っている。この家は、外側は残っているが、中は何も残っていない。形をとどめていない家も多数。海岸にはところどころにお墓もあった。津波のせいかどうかは不明だが。
今回のツアーの目的は「直接届ける」ことであったので、いろいろな施設へ行くという貴重な体験ができた。その一つがアウガッラの難民キャンプ。津波で家を失った人々が木造の仮設住宅に80世帯住んでいる。ちなみに子供は400人で、まだ増えそうな勢い。元々海岸の建築禁止区域に勝手に家を建てて住んでいた人々なので、政府としても救済のしようがないらしい。
どうも物をあげるのが苦手な性分で(物が介在すると、お互い中身が見えなくなるような気がして抵抗がある。他の方がなさるのには異存はまったくないのだが)、もっぱら人と喋っていた。また、皆さん、ほうっておくと、どんどん話しかけてくるのだね。初めは、自己紹介大会(「これは兄弟」「これは子供」「これはお母さん」「名前は?」「どこから来たの?」などなど。「ニュージーランド?」「インドネシア?」と言われたところをみると、そこから来た人がいたのであろう)で、気がついてみると、群がる子供からシンハラ語を教わっていた。難しいんだよ、シンハラ語の発音。
「こう?」「ちがーう!」などとやっていると、一人の女の子が腕を引っ張る。ついて行ってみると、お裁縫教室だった。素通しのスペースで、何人かの女性が自分で教材を作って、刺繍を教えているらしい。技能は現金収入に結びつくものね。教育は絶対必要だものね。

先生と手作りの教材。

作った刺繍と子供たち。
「他の子は?」と聞いたら、「あっち」と我々のバスを指して笑ってた。
今の私にできることは、このことをずっと忘れないでいることと、伝えること、必ず渡る手段を考えて某かのお金を出させていただくことぐらいだ。教育については、もしかしたら手伝えることがあるかもしれないが、それは今すぐにではない。
だから、こうやって書いておく。
みんなに幸があることを祈っている。
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スリランカのお茶
疲れが取れてお仕事だ、と思ったとたん、風邪を引いたらしい。
しかたがないので早く帰り、葛根湯を飲んで、生姜の砂糖漬けをぼりぼり食べる。お茶は紅茶だ。
スリランカは紅茶の国。当然、買って帰ってきた。ヌワラ・エリアからキャンディに向かう途中にある、GERAGAMAという農園のものだと思う。農園の直売店でまとめ買い。添乗員さんの熱烈なお薦めもあって、みなさんがっつり買った結果、BOPが売り切れになったらしい(後から来たヨーロッパ人の皆さんには悪いことをしたような気がする)。
で、この紅茶、ストレートでも飲めるのだが、ミルクを入れたら、ものすごーく美味しい!値段を考えると申し訳ないぐらい。
生姜の砂糖漬けと、とってもよく合う。ちょっとブランデーを入れてもおいしいかなあ。

右の緑の箱がBOP(ブロークン・オレンジ・ペコ)、左の黒い箱がBOPF (ブロークン・オレンジ・ペコ・ファイン。茶葉が細かいので濃くはいる)。今飲んでいるのはBOPなのだが、早くBOPFも飲みたいな。
ちなみに、旅行中は、朝ご飯のときは、もちろんミルクティー。そして、ホテルの食堂でサーモマグにプレーンティーを入れてもらい、一日それを飲んでいた。中国緑茶を持っていったけど出番なし。そりゃあ、紅茶の国ですもの。
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スリランカの夜と昼
コロンボに着いて空港を出たのは、真夜中過ぎ。そのままバスに乗って旧市街へ向かった。
第一印象は「電気って明るいんだなあ」ということ。灯りなしの夜はとても暗いのである。で、ところどころにくっきり明るいのがガラスケースに入った神様(仏教とキリスト教の神様が多かった)とお店。夜中でも開いていて、集まっているのは男ばかり。それほど照度は高くないと思うのだが、その灯りがとても明るいの。夜は暗いもの、灯りは明るいもの、ということを忘れるぐらい、日本の夜は明るいもんね。
翌日は、ゴールへ移動。
街はこんな感じ。高いビルはあまりなくて空が広い。

広告はインド映画の俳優さんを使っている模様。
街の外へ出ると、一気に風景が田舎になる。椰子の木とバナナの木が多い。ちょうど、香港映画「阿飛正傳(欲望の翼)」のシーンみたいなの。あれって熱帯のリアルな風景だったんだなあ。

線路脇を走っているところ。
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衣料問屋にて
ぷらぷら歩く合間に、お店に入る。
この辺は問屋街で、巨大な袋をしょった仕入れのお姉さんがタクシーに乗ったりしているのだが、個人にも売ってくれる。エスニック系の服が好きな人間にとっては宝の山である。
思わずスカートを買ったりしたのだが、それ以外にもいろいろなものが。

こーんなディスプレイもすごいが、
問題は日本語。タイのTシャツのことは聞いてたけど。

なぜか店頭に溢れる「すいか」。

元は、おもちゃのパッケージかなあ。動くみたいだし。
でも、これは可愛い方で、

衝撃の「リップグロス」Tシャツ。「ソシプグロス」かも。
店頭で爆笑していたら、店員さんも一緒に笑ってた。
実はもっとすごいブツを買ってしまったのだが、まだ写真を撮っていないので、公開まで少々お待ちを。
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バンコクの川縁で
実は、今まで香港より西のアジアへ行ったことがない。
タイは初めて。
なので、ちょっとだけ街をぷらぷらできたのが嬉しかった。
問屋街をぷらぷらして爆笑したり買い物したりしてから、近くの川縁にある露店に入る。タイ語は一言もわからないので、指さしでコーラをお願いしたところ、おお、噂通りビニール袋に入れてくれるではないか。

袋入りコーラ。
もしかして、お店のおっちゃんは、お持ち帰りと思ったのかもしれないが、かまわず空いたテーブルに座る。タイは、香港よりおっとりしていて店員さんも温厚な感じ。

川向こうのお家。何だか懐かしい感じ。
この後、子供が手を振ってくれた(でもすぐ飽きちゃった)。
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バンコクでおいしかったもの
午後から仕事復帰したら帰りが遅くなり、写真整理が進まない。とりあえず、取り込んだ順にご報告。
前にも少し書いたが、行きはバンコクに一泊。飛行機は夜だったので、午前はゆっくりして午後は観光。
グループツアーだったので、ホテルはわりとよいホテルで、食事もよいところでバイキング形式ということが多かった。

朝ご飯。
洋食もあったが、お粥や、炒め物や、パッタイ(焼きそば)を。
パイナップルが美味。

昼ご飯。タイ料理のバイキング。嬉しい。
鶏スープの細麺(酢・ナンプラ・唐辛子・砂糖で調味)、いっぺん食べてみたかった青マンゴー(写真奥、唐辛子入りの塩や砂糖をつけて食べる。やや青臭くしゃきしゃき)、ラープ(ひき肉の入ったサラダ風)、生野菜に辛いたれをつけるもの(ナムプリック・パオだっけ何だっけ)など。
写真には写っていないのだが、デザートのかき氷(ココナツミルクに緑のゼリーが入ったのと、豆の煮たのをかけて食べる)も美味しかった〜。
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ちょっとくたびれました
予定では、今日は写真の整理をするつもりだったのだが、日中用事があって出かけたところ、帰ってきて動けなくなる。まあ、出発前からちょっとハードだったので、身体は疲れているだろうなあ。
スリランカは、だいたい北海道ぐらいの大きさらしいのだが、たとえて言えば、千歳に入って札幌→海沿いに函館→海沿いに静内あたり→帯広→旭川→札幌をバス移動という、まるで香港人の北海道旅行のようなスケジュール(わかりにくいたとえですみません)だったうえ、帰りのコロンボ→バンコク→香港では、「安全上の理由で」バンコクでは機内待機、7時間座りっぱなしだったりして、移動疲れかも。乗り物から窓の外を見るのは好きなので、それはそれで面白かったのだけれども。
余談だが、テロがあったせいか、コロンボの空港は荷物のチェックがものすごく厳重で、空港内には乗客以外入れず(建物の外で涙の別れが展開されていた)、空港に入るときに荷物検査、チェックインの前にも荷物検査、荷物を預けるときは顔と照合(グループでまとめて預けるのは不可)、手荷物にはすべてタグをつけ、乗り換えのバンコクでも、機内に怪しい手荷物がないかチェックの上誰も外に出さない(爆弾を置いて降りるのを警戒していると見た)という、警戒ぶり。
さて、今日は久々におうちのご飯、おうちのお風呂、おうちのおふとんなのだが、ご飯に関しては、旅行中別に不便は感じなかったので、お風呂とおふとんがありがたい。
今日のご飯は「陶園」の焼肉飯。作る根性なし。

お茶碗は香港で買った鶏模様。
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帰ってきました
先ほど、無事帰ってまいりました。留守中に来てくださった皆さま、ありがとうございました。
本当は、昨日香港からモブログしたかったのですが、なぜかネットにうまく繋がらず、残念。
グループに混ぜていただいて、バンコク→コロンボ→ゴール→カタラガマ→ヌワラ・エリア→(キャンディ・コロンボ)→香港(場所は宿泊地)と、けっこうな距離を移動してくたびれたのですが、お茶畑を見たり、津波被災者のキャンプや障害者施設や老人ホームに行ったり、海に行ったり、市場で買い物したり、いろいろなことを見たり考えたりできた充実した旅でした。
帰りには香港にも行けたし。
まだ写真の整理もしていないので、明日からおいおい記事にしていきたいと思います。
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タイスキ
バンコクでの夕食はタイスキ。コカ・レストランに連れていっていただく。
こちらのタイスキは、各自がしゃぶしゃぶするのではなく、お店のお姉さんが取ってくれる。が、具を3回に分けて一気に入れ(1回目がお肉中心、2回目が魚中心、3回目が春雨とお肉など、だったような気がする)、その後、各自に取ってくれるという、鍋奉行が見たら怒りそうなサーブの仕方だった。最後は、具を全部さらって皿に別盛りにし、卵を入れておじやにしてくれる。
うまうまでした。
スリランカ旅行の後で食べたら、もっと受けただろうなあ。カレー続きで参っている方もいらしたので。

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スコール
キャセイパシフィックで行くと、バンコクには夜中に着いて、コロンボ行きは翌日の21:55なので、日中は時間がある。そこで、午前中は休んで(と言っても近所をふらふらしたのだが)午後はバンコク市内を観光ということになった。市場をうろうろしたり(衣料市場の川向こうのしまった市場街の奥で広東オペラの練習をしていたのが忘れられない)、チャオプラヤー川で船に乗ったり。
ガイドさんの話によると、今の季節は雨は降らないとのことだったのだが、市場を歩いている頃から怪しい雲行きに。ついにぽつぽつ降り出して、バスに駆け込むのとほぼ同時に本降りに。濡れるのはなんだが、中から見ている限りは、スコールは好き。
雨はしばらく降り止まず、暁の寺でもしばらく雨に降り込められて見学できず。

バスの窓から。

屋台で雨宿り。
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バンコクです
ホテルの下は衣料市場。
札幌→香港→バンコクというルートで飛んだのが(なんて素敵なルートだ)、札幌出発の時点で飛行機が1時間近く遅れ、乗り継ぎに間に合わないかも、と香港チュプラプコック空港を爆走(おかげで感慨にも浸れず)。ところが、バンコク行きの飛行機も35分遅れで、結局無事に乗れたのだった。ああよかった。
バンコクのホテルに着いたのは夜中過ぎ。到着してセブンイレブンに連れていったもらった(楽しい…)ときは、まわりはしーんとしていて、中国系のお寺(「儒教」だとガイドさんはいうのだが道教のような気もする)に灯りが点っていたのがいい感じ。店名に感じが目立つのでチャイナタウンかと思ったら、タイ人の8割は中国系なためだとガイドさんの談。
ここはチャイナタウンではなく、衣料品街だった。翌日は日曜日だというのに、店開きまくりで人がわんわんと歩いている。そして、服が安い安い。思わず、スカートを570円でゲットしたほか、店頭で爆笑したり、街をぷらぷらしたりしたり。詳細については、別項で。

モブログ写真。ぼけぼけですみません。

下は、服と人でぎっしり。
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