故宮博物院拾遺
年末年始で中断したが、実は、まだ台湾話は終わっていない。
今日ちょっと仕事に出て、帰りに本屋に寄ったら、『芸術新潮』2007年1月号が「大特集 台北故宮博物院の秘密」で、キャッチフレーズが「最初で最後の大展覧会、人類の至宝を見逃すな!」だったので驚く。
それ、見てきました。帰ってからこんなのが出るとは。まあ、虚心坦懐に見られてよかったともいえるんだけど。
『芸術新潮』は、「大観(大展覧会)」の展示を中心に、スタッフのインタビュー、故宮博物院のみどころ、スタッフに聞いた台北のみどころなど、盛りだくさん。
展示物の説明も、いまさらのように「ほほう」と思う。たとえば、書画は保存の関係で、一度展示したら、その後2年は展示されないとか(だから、今回のように北宋の書画がいっぺんに見られることはないといってよい)、故宮博物院が所蔵する汝窯全21点が展示されるのは初めてだとか。
このとっても綺麗な「汝窯青磁水仙盆」が、
乾隆帝の猫のごはん入れだったとか(さすが皇帝…)。
博物院の脇にある庭園「至善園」(入場料10元)は、池の縁でぼーっとするのにちょうどよく、
千数百匹の錦鯉がいるのだが、
これが中華錦鯉協会と日本鯉の養殖専門家が寄贈したものだとか(日本の鯉なのね)。
また行きたくなってしまったではないか。「大観」は、2月7日に展示替えがあって、3月25日までやっているのだけれど。フルオープンはいつかなあ。
台北博物院、また行きたいな。ディテールもかわいいし。
ゴミ箱は青銅器型。
ハクション大魔王が出てきそう。
入り口を守る狛犬(訂正:獅子ですね)の後ろ姿。
裏には警備のシェパードが4頭いるらしい。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント