香港映画摂取:「四大天王」など
年が明けてから香港映画を観ていなかった。台湾では映画専用チャンネルで必ず香港映画をやっていたので、「マッスル・モンク」や「男たちの挽歌3:夕陽之歌」など欠かさず観ていたのだが。
気がついてみると、血中香港映画濃度が著しく低下していて「ほ、香港映画をくれ〜」という状態。この週末は、なんだかくたびれてしまい、土日とも12時間ずつ寝てしまったのだが、起きて家にいる時間は、ずーっと香港映画のDVDがかかっていた。1週間家に軟禁されたら、たぶんずっと映画を観ているな。
観たものは、「七剣(セブンソード)」、「鬼馬狂想曲(新世紀Mr.Boo!)」、「絶世好Bra (恋するブラジャー大作戦(仮))」、「精武家庭(ドラゴン・プロジェクト)」、そして「四大天王」。
「七剣(セブンソード)」にしたのは、たぶんドニーさんが見たかったからだと思う。あと、きっちり作った武侠ものが見たかったのかも。ツイ・ハークは、久々に観たような気がするのだが、映画をきっちり作る人だなあと思う。設定とか伏線とか人間関係とか。香港映画は、娯楽映画を作り続けてきただけあって、大陸映画に比べて「楽しませること」をきっちりやろうという姿勢が強いように思う。伝統は伊達じゃないのね。
その後、馬鹿な映画を観たくなり、「鬼馬狂想曲(新世紀Mr.Boo!)」へ。ああ、大ばか(ほめ言葉)。
そして、キャストつながりなら、「忘不了(忘れえぬ想い)」という方向もあったのだが、コメディが観たかったので、「絶世好Bra (恋するブラジャー大作戦(仮))」。よくできてるなあ。
その後、アクションものが観たくなり、「精武家庭(ドラゴン・プロジェクト)」に走り、ダニエルつながりで、DVDは買ってあったものの未見だった「四大天王」に至る。
「四大天王」は、ダニエル・ウー、テレンス・イン、アンドリュー・リン、コートニー・チャンが結成した「Alive」というバンドの顛末を描いた映画。半分ぐらいまで実話と思っていたぐらいリアル。随所に差し挟まれる、張學友、ニコラス・ツェー、ミリアム・ヨン、カレン・モクなどのインタビューが生々しい。Aliveはこの映画のための壮大なネタだったらしいのだが、実際に台湾や上海でコンサートもやっているし、アルバムも出しているし、それはそれはいろいろなことがあっただろう。メンバーのインタビューもけっこう本音だろうなあ。いってみれば、これは彼らが「Aliveというゲーム」を闘った顛末なのだろうと思う。
それにしても、ダニエルは広東語がうまくなったよなあ、「花火降る夏」や「香港情夜」のトニー・ホーは踊れたのか、ショービジネスの裏はこうなっているのか、など、いろいろ楽しい。
続けて観てしみじみ思ったのだが、やっぱり香港は特別な場所だと思う。ストレスフルではあるのだけれどね。
ああ、行きたいなあ…。
しょぼい写真ではあるのだが、これだけ観ました。
| 固定リンク
« 伝統 vs. 現代 | トップページ | 禁断症状 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント