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伝統 vs. 現代

 今日は、(締め切りはあるけど)久々にちょっとゆったり。となると、ちゃんとお茶だ。
 愛里さんのところの「研究セット」に手をつける。伝統的な手法で作られた鉄観音と、ちょっと空調を使った現代風の手法で作られたお茶。比べて飲んでみたかった。
 どちらから先に飲もうかと考え、最初は「伝統王」を淹れたのだが、すぐに比べないと意味がないと思い直し、「現代風」を追いかけて淹れる。同じ茶器はないので、海風號の白磁漢瓦壷(お茶の味をみるときはこれを使う)と、同じぐらいの容量の蓋碗を使用。茶葉は同じ7g。お湯は鉄瓶さまで沸かす。

20070120cha1

 3煎淹れたあとの「現代風」の茶葉。ちょっと緑が鮮やか。

20070120cha2

 同じく3煎淹れたあとの「伝統王」の茶葉。茎が多めかな。

20070120cha3

 左が「伝統王」、右が「現代風」。写真でははっきりしないけど、「現代風」の方が色が濃いめかも。

 味は、「現代風」も悪くはないのだ。単独で出されたら、たぶん「ちょっと青っぽいけどおいしい」と思うと思う。しかし、「伝統王」と比べて飲むと、なんというか「べったり」した感じがする。余計なものが出てしまっているという味。「伝統王」は、余計なものがなくて、ひたすらまろやか。冷めると違いが顕著になるような。
 どっちをとるかと聞かれれば、それは「伝統王」だろうなあ。
 違いって、こういうふうに出るんだなあ。面白いなあ。

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コメント

きたきつねさん!
この研究セットは、私にとってもおいしい以外にいろんな意味で
意義のある充実した内容になりました。
お楽しみいただけて嬉しいです~♪

鮮葉の時点で同原料でも、そこからの工程が違えば違う素材に
なってしまうので、当然茶葉としても違う種類に仕上がるのですが、
そのどちらも揃って好茶として仕上がることはとても少ないのです。

06秋直前まで「祥華のおとん」家に空調の存在がなかったので
この視点での研究セットを作ることは不可能でした。

標高高く自然環境好く、夏でも30度を超えることがほぼ無いほど涼しく、
長い歴史を見ても製茶に空調を使う必要のない恵まれた場所なのですが、
06年初からの異常気象を感じて『念のため…』と準備をした空調が、
不本意ながらも何割かには利用することになってしまった06秋の気候…。

でも、そのお蔭でこんな貴重な比較ができたのですものね。
この結果、無駄にしないで今後に活かしますっ!


ちなみに、空調のなかった05秋は、兄弟セットが私の中で
大変意義のある研究茶セットでした。
ある日、同原料を炒茶に入るタイミング違い(前・中・後)で
3球に分けたので3兄弟茶が仕上がり、後炒は「末っ子どうした?」
だったので外しましたが、前・中は特徴の出方が違うだけで
それぞれ素晴らしい仕上がりだったのでセットにしました。
この違いもおもしろかったですよ~!(笑笑)

またいろんな視点で品茶して、ぜひお好み探してみてくださいね♪

投稿: 愛子 | 2007.02.15 06:09

愛子さん
「おとん」のところには昨年まで空調がなかったのですか。
予想が当たってよかったのか、悪かったのか…
地球温暖化というやつでしょうか。
「兄弟セット」にはそんな背景があったのですね。
飲みたい…。今度お願いしますね♪

投稿: きたきつね | 2007.02.15 17:16

今頃!のコメントで、ゴメンナサイ。
2種のお茶の色を見て驚きました。
左はわたしがよく見る愛子さんの鉄観音の茶の色。
右はそれに比べると青っぽい気がしますね。
わたしにとっては見慣れない色。
見た目ひとつとっても、こんなふうに差があるとは!
見た目以外でも、ごっくんした後に口や舌に残る味わいが
かなり違ってきたことでしょうね。

投稿: smash | 2007.10.23 00:47

コメント、ありがとうです!
この写真だと、あまりはっきりしていないのですが、
それでも色の違いがわかるとは、さすが〜
ほんと、茶葉も水色も青っぽいんです。
味もねー、ぜんぜん違う。
今となっては、なんでこっちが中国で売れるんだ〜!
(伝統茶が馬鹿売れでも困るかもしれないけど)
という気持ちでいっぱいなのですが。

投稿: きたきつね | 2007.10.23 21:22

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