« 2007年2月 | トップページ | 2007年4月 »

2007年3月

「芋たこなんきん」終わる

 「芋たこなんきん」が終わってしまった。
 日頃ドラマはめったに見ないのだが、最近は、これだけは毎朝朝7時半からと土曜日のまとめて再放送を欠かさず見ていた。終わってしまってがっくりである。
 お聖さんこと田辺聖子さんモデル・原案のドラマである。田辺聖子さんの半生を描いたもので、子供のころ、早逝した文学仲間の夫君である5人の子持ちであった(実際には4人だけど)カモカのおっちゃんと結婚するいきさつ、結婚してからのことが描かれている。
 田辺聖子さんの本は、評伝と王朝もの以外は大体読んでいるので、ドラマの内容には心当たりがずいぶんあった。それだけ、お聖さん(と呼ばせていただく)の人生を色濃く反映しているということなのだが、それだけではなく、エピソードの描かれ方、出てくる俳優さんがとてもよかった。
 お聖さんであるところの花岡町子役を藤山直美、カモカのおっちゃんこと徳永健次郎を國村隼、その兄昭一(「さすらいの男」)を火野正平、妹を田畑智子、町子の母を香川京子(若い頃は鈴木杏樹)、終戦直後に亡くなった父を城島茂、祖父を岸辺一徳が演じている。近所のおでんや割烹のおかみはイーデス・ハンソン、映画館主は櫻木「柔道一直線」健一だ。ゲストがまた豪華で、先輩作家が筒井康隆先生、ツチノコ研究家が石橋蓮司(アーノンクールのおっちゃんに激似)など。
 特に、藤山直美、香川京子がうまいうまい。今週はカモカのおっちゃんが肺ガンを宣告されてしまったのだが、2人の演技で泣きまくりである。カモカのおっちゃんこと國村隼は「香港映画の悪役」というイメージがあったのだが、兄役火野正平ともども色っぽく、なんとセクシーな兄弟なのだろうと思う。火野正平はそりゃあ実生活でももてるだろう。
 お話の大部分はおっちゃんと町子が結婚してからなのだが、思い出話に戦争中のエピソードが混じり、時が経つに連れ、時代が戦争中→昭和40年代→平成初めと移り変わっていき(家の中の電気製品がさりげなく変わっている)、思いっきり生活の現代史だったりもする。
 そして、時間の経過を視聴者も共に過ごしているので、すっかり家の事情がわかってしまい、「あの、泣き虫だった隆くん(末の息子)がねえ…」とか、「お兄さんって結婚式のとき鶏送ってきたっけなあ」とか、まるで親戚のおばちゃん状態で、伏線がうまく引いてあるので、しみじみしまくり。思い出の共有のさせかたがとても上手い。
 今週はカモカのおっちゃんが肺ガンで、最終回がお葬式だったので、朝から泣いた。ここ1か月ぐらいは泣ける回が多く、録画したのを見直すとまた泣けるのだが。
 何週間かのぶんは録画したのが残っているのだが、子供達が小さいときのエピソードもいいのだ。週に2つぐらいは何かしら事件が起こるのだが、週の終わりには気持ちよく解決するし。
 最初のころは、あまり気を入れてみておらず、見ていない回もあるので、それが口惜しくてならない(それで後からのエピソードがわからなかったりするのよ)。再放送かDVD化を激しく希望する次第である。
 来週から淋しいなあ。

20070331imotako
 ラストシーンには田辺聖子さんご本人と、秘書のミド嬢こと安宅みどりさんが登場。安宅みどりさんはドラマではいしだあゆみが演じていたのだが、本物がさらにきれいで品がよいので驚いた。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

お・ひ・さ・ま・だー!

 今日は1日おうちで原稿仕事。締め切りが近いのである。
 3行書いてはうろうろして、ふと外を見ると、とってもいい天気。たしか今日の最高気温は5度のはずだけれど、暖かそう。
 せっかく家にいるので、これは出してやれということだ。
 ということで、仕事を中断して、多肉植物の鉢を外に出す。

20070329taniku1

20070329taniku2

 「わぁ〜!お・ひ・さ・ま・だあ〜!!」という声が聞こえたような気がした。
 4ヶ月間、よく耐えた。

20070329taniku3
 ベランダの過酷な環境に耐えていたセンペルたちも、なんとか無事越冬したようである。

 鉢を外に出したの、去年より2週間以上早いのね。
 今年はやっぱり暖かいのかなあ。

 原稿は、多肉の元気と、テレビ東京系でやっていた「日本一のホラ吹き男」に励まされて、なんとか完成。
 植木等さん、ありがとう。ご冥福をお祈りします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

そろそろ春か

 気がつけば春分の日も過ぎている。道路の雪が解けて、そろそろ短靴(たんぐつ:北海道弁。雪用でも雨用でもない普通の靴のこと)が履けそう。
 と思ったら、

20070328hana
 今年初めての福寿草が。

 家の中でも、

20070328taniku1
 「磯辺の松(クラッスラ属)」の根元に芽が。

20070328taniku2
 「星の王子(クラッスラ属)」にも。

20070328taniku3
 「ヘレイ(アドロミスクス属)」は冬の間にむちむち太り、また赤い芽を出し始めた。

 そろそろ春なのね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

香港乗り物拾遺

 今回の香港では、4日間しかいなかったのに、ミニバス以外の乗り物には全部乗っていた。
 まず、空港からはA21のバスに。ここ何回かはエアポート・エクスプレスを使うことが多かったのだが。

20070327hongkong
 なぜならば、バスが高速道路を降りて旺角の街に入っていくのを味わいたかったから。ぱーっとネオンと街並みが目に入ってくると、ああ香港だあ、という気持ちになるのであった。
 久々だったので、泣けてきそうになる。

20070327hongkong2
 スターフェリーにも乗ったし、
 写真はないけれどトラムにも乗ったし、

20070327hongkong3
 地下鉄にも乗った。

 実は、帰りもバスのつもりだったので、タクシーとエアポート・エクスプレスには乗らないだろうと思っていたのだが、トランクを引きずって歩いていたら、運ちゃんにナンパされ、バスも来なかったので九龍駅まで乗ることにしたのだった。
 だいたい、九龍駅まで荷物を抱えて乗ると、運ちゃんの「空港まで行かないか」攻撃に遭う。そこを強硬にはねのけて「がおるんちゃん!」と断固主張するのが常。今回もご多分に漏れずだったのだが、いつもと違ったのが、運ちゃんが英語が出来る人で、しかもとってもお喋りで、車中で盛り上がってしまったこと(またか…)。
 「このまま空港まで喋って行こうではないか。安くしとくし。電車のチケットはこっちで引き取って、そのぶん割り引くし」とか誘われたのだが、ちょっと心は動いたのだが、ありがたくお断りして、九龍駅へ。そうしたら、「今度来たら電話してね」と電話番号をもらってしまった。
 
20070327hongkong4
 エアポート・エクスプレスから見る風景は殺風景ではあるのだが、それでも、しみじみと香港とお別れしたかったのよ。
 また来るけどね。
 ああ、早く行きたいものである。

 というわけで、長らく(20日もかかってしまった)おつきあいいただいた今回の香港話は、これで打ち止めといたします。こちらのカテゴリに写真・リンクを追加していますので、よろしければご覧くださいませ。

   きたきつねの穴: 香港:2007年3月

 ついでに、こちらも若干追加をしています。

  きたきつねの穴: 台湾:2006年12月

| | コメント (2) | トラックバック (0)

改装後のBPインターナショナル(その2)

 今回泊まったのは、BPインターナショナルのツインルーム(シングルユース)。
 時々、検索ワード「BPインターナショナル 改装」で来る方がいらっしゃるのだが、以前のレポートはダブルだったので、今度はツイン編を。

 改装後、部屋はきれいになった。
 机は、窓に向かったカウンター式。
20070326hotel1

 最も変わったのはバスルームがシャワーのみになったこと。
20070326hotel2
 きれいで使いやすい。

20070326hotel3
 しかし、シャワーヘッドは固定なのが惜しまれる。
 (ダブルはハンドシャワーだったのに…)

20070326hotel4
 ハーバービューサイドだと、「シンフォニー・オブ・ライツ」が少ーしだけ見える。メインの部分はビルに隠れているけれど、一応ハーバービューだから許してやる。

 金庫とドライヤーは部屋に備え付け。湯沸かしポットと冷蔵庫もあり。ハーバービューじゃなくても、場所を考えると、ついBPに泊まりたくなるんだなあ。 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

キャセイ映画まつり

 もうちょっと、香港話におつきあいをば。

 香港に行くときは、キャセイ・パシフィックの札幌—香港の直行便を愛用している。行きは5時間弱、帰りは4時間弱で、映画が2本ぐらい見られる。キャセイはパーソナルテレビがついているので、搭乗すると機内誌で映画をチェックするのがきまり。
 今回は、行きが「ナイトミュージアム」「世界最速のインディアン」「ボビー」「マリー・アントワネット」など、帰りが「BB計画」「バベル」「ドリームガールズ」「カジノ・ロワイヤル」など(ほかにもある)で、いったいどれを見ろというのか、しかも香港映画でめぼしいのが少ないではないか、という状態。
 とりあえず、行きは「ナイトミュージアム」「世界最速のインディアン」を見る。

ナイト ミュージアム
 子供向けなのだろうと思いつつ、予告編をテレビで見ていたので、見たかったの。博物館好きだし。
 ベン・スティラー演じる主人公が、自然史博物館の夜警になるという話である。しかし、この博物館、夜になると展示物が一斉に活性化するというとんでもない場所だったのであった。一晩目は肝をつぶした主人公だが、ほどなく順応、そこである事件が起こる…。
 なんといっても見所は、夜中に活性化する展示物のみなさんである。ライターに驚喜する原始人、ローマ兵士と友情を結ぶ小さいカウボーイ、後半のキーパーソンとなる「ケンブリッジで英語を覚えた(展示されていたから)」エジプトの王様などなど。この王様、なぜかフン族の言葉ができるので、アッティラ大王の通訳をしたりする。ロビン・ウィリアムスがセオドア・ルーズベルト(の蝋人形)役でおいしいところを演じている。自分が蝋人形であると自覚しているところがミソだな。そして、もっとも萌え萌えなのはティラノザウルスちゃん。爬虫類(しかも骨)なのに。ポチとか呼んでやりたい。
 数少ない人間の登場人物もいい味を出していて、先輩警備員にミッキー・ルーニーがいて驚いた。
 他愛ない話ではあるのだが、けっこう好き。劇場でもう一回見たいかも。博物館、行きたいな。

世界最速のインディアン
 「インディアン」とは主人公自作のオートバイの名前。ニュージーランドでこつこつオートバイを作っていた主人公がアメリカへ出かけ、世界最速記録を達成するという実話である。
 主人公を演じているのはアンソニー・ホプキンスなのだが、しばらくレクター博士と同一人物だということを忘れていた。ある意味、他人に有無を言わせないところは似ているんだけどね。とってもチャーミングな人で、行く先々で大変な目に遭いつつも必ず助けが現れるのは、その人柄ゆえであろうと思う。たぶん65歳ぐらいなのだけれど、もてまくりなのも頷ける。
 見どころは、その人柄と出てくる人々との出会い、にこにこしながら好きなことをやっていくところかなあ。ホテルのフロントのお姉ちゃんと、荒野の真ん中に住んでいる人にお世話になるエピソードが好き。

 帰りは何をおいても「BB計画」と思っていたのだが、なぜかプログラムと実際の番組が全然ちがうの。で、「BB計画」の替わりにやっていたのが、

「夜宴(邦題は「 女帝[エンペラー] 」か)」
 中国の古代王朝(たぶん)のお話。皇帝が亡くなり、その弟が皇帝となる。彼は兄の妻を娶るのだが、皇后は先の皇帝の息子と愛し合っていたのだった。しかし、その皇太子は歌ってばかりのうつけ者とされている。皇太子の幼なじみである忠臣の娘もまた彼を愛していたのだった…。
 皇帝の妻をチャン・ツイイーが、皇太子を呉彦祖が、幼なじみを周迅が演じている。
 なんというか、ハムレットと「黄金甲」を足して2で割ったよう。中国の宮廷を舞台にした人間関係のごたごたが主題。結局はツイイーちゃんが諸悪の根元という話なのかなあ(まあ似合いの役柄ではある)。ダニエルと周迅はよくやっているとは思うのだが、ストーリー的にはあまりぴんとこなかった。美術と衣装は「黄金甲」より遙かによくできているので、大きいスクリーンでみると綺麗なのだろうという気はするのだけれども。 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

港式檸檬茶

 ほんっとーに久々に予定のない家にいられる休日。有意義に…と思ったら12時間寝てしまった。起きたのは午後である。疲れているのかしら。
 やっと起きて、身体に活を入れるために何か…と考えていたら、私のゴーストが囁いたのであった。

20070325lemontea

 香港式檸檬茶(熱いの)。
 国産レモンの薄切りをたくさん入れて、熱い紅茶(「西冷紅茶」ことセイロン紅茶がよいと思う。本日はウバを使用)を注ぎ、お砂糖を少し入れて、レモンをスプーンでがしがし潰して(これこそが香港式)飲む。
 うまい〜!癖になりそう。

 さーて、今さらではあるが、活動を開始しよう。
 香港の記事も早いところ終わらせないと(夜やる予定)。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

鴨ちゃんが死んだ

 香港話はあと3回ぐらいで終わる予定(すみません、もう少々おつきあいくださいませ)なのだが、割り込み。
 亞洲秘密房間さんで、鴨志田穣さんが腎臓癌で亡くなったことを知る。サイバラこと西原理恵子さんのご主人だった方である。
 サイバラ(と書いてしまう、どうしても)の読者ならご存じとは思うのだが、『鳥頭紀行』の取材でタイに行ったときに知り合い、1年後ぐらいに『鳥頭紀行ジャングル編』でアマゾンに一緒に行ったのが縁で結婚したのだった。カメラマンで、イラクで撃たれて亡くなった橋田さんのアシスタントをしていた人である。サイバラの書くことは割り引いて判断した方がいいとは思うのだが、タイでは「酒を抜くために仏門に入っていた」と書かれ、結婚後もたぶんアルコール依存症で入院したりして、いろいろと大変だったのは確かだと思う。
 結局、離婚したのだが、最近よりを戻したらしいということは聞いていた。今にして思えば、おそらく、病気のためだったのだろうなあ。
 サイバラのマンガの中では、もうどうしようもない書かれ方をしていて、これは長生きはしないだろうという感じではあったのだが、亡くなったと聞くと、なんともいえない感慨がある。
 ひとつには、ずっとリアルタイムで読んでいたので、すっかり知り合いのような気がしているということもあるし、書かれ方はむちゃくちゃなのだが、そのむちゃくちゃさの中に心の柔らかい部分が見えたということがあるのだと思う。閉鎖病棟に入院したときのくだりなど、泣けたところはいくつもある。
 鴨ちゃんも心の弱いところがあったにせよ、戦場でいろいろ見てきたこともあったのだろうし、サイバラも、自分をめちゃくちゃに書いてはいるのだが、心はとても柔らかい人だと思うのだ。

20070323saibara

 ちょうど今発売されている『新潮45』に載っている「鳥頭日記」が、家族で旅行に行く話で、ひとコマだけ出てくる後ろ姿の鴨ちゃんが「ながいきしたいなあ」としみじみ言い、「ずーっと先の予定まで決めちゃおう」とサイバラが言うと、2人の子供がぎゃーぎゃー喜ぶ、という話で、本屋で読んで泣いてしまった。
 ほんとに長生きしたかったんだろうなあ。
 心から冥福を祈る。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

香港の壷

  明茶房のカウンターでお茶を飲んでいたとき、気になる茶壺があった。

20070322chahu1
 写真右下手前の子。

 洗ってあったので店用かと思い、見せてもらおうかどうしようか、お茶を飲みながら、ずーっと考えていたのだった。そうしたら、お店のお兄さんが、おもむろにタグをつけ始めたので、こりゃ売り物かと思い、見せて!とお願い。
 お兄さんは六角壷がお薦めだったようなのだが、「いや、私はこっちが好きだ」と突っ張り、お兄さんが「ほら、蓋の穴を塞ぐと水が止まるでしょう」と、やってみるよう勧めるので、そういう茶壺は多いわなあと思いつつ、勧められるとおり水を注いだり止めたりしていたところ、お店のビビアンさんが「茶壺、使ってるでしょう」と話しかけてきたので、それがきっかけで話が盛り上がってしまったのだった。
 タグを見ると、この子は、文革壷で土もよいらしい。黄4号井というようなことが書いてあったような気がするのだが記憶はあやふや。つけてくれた証明書には文革としか書いていなかった。しかし、つやつやして、見るからに土はよさげ。100ccちょっとぐらいの小振りな紫砂の倣古壷で、形がとてもよいと思う。
 値段を聞いたら、さすがに高い。しかし、買えない値段ではなかったのだなあ。
 盛り上がって話をしつつも横目で茶壺を見、頭の片隅でずーっと考え続け。
 
 結局、連れて帰ってきた。

20070322chahu2
 今は、香港から遠く離れた札幌で単叢などを淹れている。他の茶壺には悪いが、何かあったら、持って逃げるのはこいつになるかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

明茶房

 香港2日目に、明茶房に行った。
 以前、東京でここの「極品 鳳凰単叢」を買ったことがあり、おいしかったので行ってみたかったの。
 お店は湾仔・星街にある。金鐘のパシフィック・プレイス前でトラムを降りて、湾仔方向へ歩き、道が分かれる手前で右に曲がって坂を上る。行ってみると、トラムはパシフィック・プレイスの次で降りる方がよかった。
 星街はなんだかお洒落なお店が多いみたい。
 「明茶房」も、All About[香港]にも記事があるのだが、茶荘というよりカフェという感じ。
 お茶も飲みたかったので、飲めるかどうか聞いてみた結果、1階のカウンターでお茶を飲むことになった。

20070321hongkong1
 たぶん有料だと思うのだが、指定したお茶をお姉さんが何煎でも淹れてくれる。お茶請けもある。
 「極品 鳳凰単叢」は味を知っていて買うつもりだったので、新製品という「桂花単叢」をお願いした。
 2階にもカフェがあり、ゆったりお茶が飲めるらしい。

20070321hongkong2
 カウンターから外を見たところ。
 壁によさげな茶器がディスプレイされている。茶器を買うつもりは全くなかったのだが、カウンターに洗って伏せてあった茶壺と目があってしまったのだった(これは別項で)。
 それがきっかけで、お店のビビアンさんという方(写真とは別の方。責任者らしい感じ)と話が大盛り上がりに盛り上がり、2時間近くしゃべり倒してしまい、おもしろかった。台湾からこっち、お茶屋でしゃべり倒すという星回りなのかもしれん。

明茶房
 湾仔星街7 
 12:00〜21:00
 火・旧正月休

| | コメント (0) | トラックバック (0)

香港で食べたもの:おやつ編

 今回は、滞在が短かったので、集中しておやつも食べた。

 着いた夜は亀苓膏とビタソイ。
20070320hongkong1

 この亀苓膏、ホテル近くの善福堂で外売するのだが、帰りに水を買いに寄ったセブンイレブンで落として器を割ってしまい、やむなく袋を敷いている次第。減ったところでコーヒーカップに移して食べた。

 復活なった泰昌餅店で2日目に買った蛋撻(かじりかけ)。箱がかわいくなったような気がする。蛋撻と沙翁は翌朝の朝ご飯にも。
20070320hongkong2

 3日目は、
「姨媽的后現代生活」を観る前に、 美都餐室でぽーろーやうと鴛鴦茶をいただき、

20070320hongkong3
 観てからは、通菜街の「老友記」という店で、「雑果黒糯咋(口査)」を食べた。豆を煮たものの上に、煮た黒米と、果物いろいろ(マンゴーとかメロンとかドラゴンフルーツとか)が乗っている。何かを「要る?」と聞かれたので、とりあえず「要(いう)」と答えたら、ココナツミルクがかかって出てきた。いや、もしかしたら、黒タピオカの有無を聞かれたのかも、と今になって写真を見て気づく。
 「老友記」は露店の後ろにあるせいか、あまり混んでおらず、知っている地元の人が来ている感じ。露店の裏側は狙い目かも。

20070320hongkong4
 だめおしに、佐敦道の「人和」で食べた「マンゴー豆腐花」。この「人和」、前にも書いたような気がするが、24時間営業で、朝食・昼食・夕食・夜食・豆花・麺・粥なんでもあり。ほとんど毎回通っている。

 なぜか、これだけ食べても太らなかった。謎である。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

香港で食べたもの:ごはん編

 早いもので香港から戻って10日。気がついてみると日常が走っていて、香港がますます夢のよう。
 忘れないうちに食べたものを書いておこう。
 3泊4日だと、夜遅く着いて朝早く発つので、夜食1回、朝食3回、昼食2回、夕食2回しかないのだった。フルに食べまくったなあ。ノロウィルスにやられて胃が縮んだなんて、どの口が言ったんだか。しかも同じ口で食べてるし。
 ちなみに、すべて一人ごはんである(「香港 ひとりごはん」での検索がちょくちょくあるので)。

 着いた日のお夜食。翠華餐廳で雲呑麺と(女乃)茶(ないちゃ:ミルクティー)。
20070319hongkong1

 2日目の朝ご飯は 街市で早餐
 お昼は「 骨の海南のニワトリのご飯がない」。

 晩ご飯は梅菜肉餅ぽうちゃい飯。冬のものだけど、やっててよかった。油菜と凍檸茶も頼む。
 20070319hongkong2


 2日目の朝は、撮る前に食べてしまったのだが、泰昌餅店の蛋撻と沙翁(揚げドーナツ)と恵康で買ったオレンジと愛里さんのところの碧螺春。
 
 昼は、白加士街の「春天」で、担担麺と小籠包のセット35ドルと凍檸茶。
20070319hongkong3

 夜は、叉焼飯と油菜と凍檸茶。
20070319hongkong4

 帰る日の朝は、なにせ早く出なければならないので、ホテルでオレンジとビタソイを流し込んで、空港で皮蛋痩肉粥(35ドル!)と(女乃)茶。
20070319hongkong6

 食べたいものを心おきなく食べたのだが、惜しむらくは飲茶ができなかった!4日は短いなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大陸の影

20070318hongkong1

 これは何かというと、九龍公園にできつつある(もうできたと思う)北京オリンピックカウントダウン電光掲示板。
 九龍公園のプールのそばにある。

20070318hongkong2

 たしか3月9日(金)夕方のテレビは、中国が香港にパンダをくれるので(5月に海洋公園に来るらしい)、香港のお偉いさんが、まいどおなじみ四川は臥龍のパンダ保護センター(関連記事はここここここに)に行って、それはそれは嬉しそうにパンダにまみれているというのがトップニュースだった。羨ましくてテレビの前で絶叫。

20070318panda
 それは絶対に仕事ではないだろう。

 パンダはまことに中国外交の最終兵器である。
 それはともかく、香港も中国本土の影が濃くなってきたなあと思ったのだった。普通語も通じるしなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

帰ってきてお茶

 日付が変わる前に帰宅。お茶を淹れる。
 出張のついでに海風號に行ってきたのだった。お返ししなければならないものがあったし、実際のお店にはしばらく行っていなかったので。
 webで見るのと実物で見るのは、やはり違う。実際に手で触れることができるのは大きい。
 今回は、かねて懸案の茶托を入手した。ずっとほしかったのだが、なかなか縁がなかったの。今回は「これは」というのがあって、お店の茶杯をいろいろ乗せてみたりして、楽しかったなー。

20070317cha
 
 茶杯は10個ぐらいあって、金魚の顔の間抜けさと縁の感触で選抜選手権を行って決めたのだった。みじんこ的間抜け顔がキュート。今さらだが、どうも顔のついたものに弱いらしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

空港で

空港で
 不思議な写真だけど心霊写真ではなくて。
 羽田空港の餉餉で晩ご飯。ガラス越しに飛行機が飛んでいくのが見えて、文明的な景色だなあと思う。
 ぼーっとしながら栄養をとる。

20070317dish

 今日のご飯はこんな感じ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

五百万歩の男

 東京に出張中。
 初めて門前仲町に泊まる。「なかまち」じゃなくて「なかちょう」だったのね。八幡宮やお不動様があり、門前町という雰囲気は北海道にはないのであった。豆屋さん、おせんべやさんなど、いいないいな。

五百万歩の男

 お参りに行った八幡様で、伊能忠敬先生の像に遭遇。日本中を歩きたおして地図を作った人である。忠敬先生は近所に住んでいて、探検前には必ずお参りに来ていたらしい。
 私の仕事もうまくいきますように。

 しかし、実は、いちばん気になったのは、境内にあった「深川めし」の店なのである。いつか行こう。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

集中してぼーっとする

 名所巡りとか観光はあまり性に合わないたちである。有名なところに行きたいとかガイドブックを確認したいという気持ちもあまりない。
 じゃあ何をしに旅行に行くのかというと、それは、ぼーっとするためだと思う。

20070316hongkong1

 バスに乗りながら。

20070316hongkong2

 ホテルの窓から外を見ながら。

20070316hongkong3

 海を見ながら。
 
 たぶん、ぼーっとしながら、その場所のその時間を身体に吸い込んでいるのだと思う。そうやって時間を過ごすと、景色や空気が身体で記憶できて、後でその気持ちが蘇って幸せになれる。

20070316hongkong4

 九龍公園はピンクの花盛りだった。
 この人たちは音楽をかけて瞑想しているらしい。

 明日から出張なので、香港話はちょっとお休みします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

新スターフェリーピア

 2日目にスターフェリーに乗った。
 中環までの景色は変わらないのだけれど。

20070314ferry1

 でも、中環のフェリーピアは違う。
20070314ferry15

 接岸するときは、こんな感じ。
20070314ferry2

 旧フェリーピアはこんなことになっている(号泣)。
20070314ferry3

 香港政府はこのエリアをプロムナードのようにしたいらしい。
20070314ferry4

20070314ferry5
 
 ビクトリア湾が埋め立てられないのは、よかった。
 でも、古いものを大切にしないで、なんで香港のよさが生きようか。ぴかぴかの、いかにも「がんばって作りましたー。すごい?」というような建築物が増えるのは、香港の魅力を失わせこそすれ、増すことにはならないと強く強く思う。
 古いフェリーピアは失われてしまい戻らない。
 香港は、古いものが生きていてこその香港だろうに。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

九龍の郵便局で

 必需品を買い込むので、香港の帰りは荷物が重くなる。
 重量オーバーをめぐって空港で数々のバトルと痛い目を経た結果、重いものは送るようになった。
 スーツケースに買ったものを詰めて、油麻地の大きい郵便局まで転がしていく。

20070313hongkong1

 一番右端の14番窓口で箱を買う。10キロ用8ドル。あと5キロ用と20キロ用がある。

20070313hongkong2

 ここで荷造り。箱はテープで貼らなければならず、テープがないときには買わなければならない。14番窓口で一巻き6ドル。今度は日本からガムテープを持っていこう。箱の補強のためには透明テープがいいんだけど。

 なぜか、今回の郵便局はやたらに話しかけられた。
 まず、「その箱どこで売ってるの?」と聞かれる。「そこです。8ドル」。これぐらいの広東語はわかる。
 つぎに、「テープいくら?」と聞かれる。6ドルだけど、全部使い切れるわけはないので、貸してあげることにする。「いくら?3ドル?」と言われたので、いいから貸すから返してね、ということにしたら、テープ貼りを手伝ってくれる。
 その合間に、こんどはお婆ちゃまに話しかけられる。ごめんなさい、広東語わからないのです。
 直後にテープの切れ端が発生したときに何と言われたかわかった。手伝ってくれた小姐が、これ!と切れ端をお婆ちゃまにあげたから。「per avion」のシールを貼るものがないか聞いていたのね。「ごめんなさい。やっとわかりました(これは広東語のつもりだったが普通語だったかも)」と言ったらば、お婆ちゃまは「オーケー、sorry、sorry」。いやsorryはこちらの方です。まあ用が足りてよかった。
 その後、テープを荷物に巻き終わってテープを渡そうとしたら、小姐は紐をかけろと言う。そして、紐掛けが苦手な私にかわって、すっかり紐をかけてくれたのだった。
 小姐ありがとう。
 お礼といってはなんですが、残りのテープは全部使ってくださいな。
 ということで、無事荷物は完成。

20070313hongkong3

 荷物はここから送る。
 変な風に写ってしまったが、窓口のこのおっちゃんも親切。
 ちなみに、航空便は1キロ40ドル。
 今日着いたところをみると、同じ飛行機だったのかな。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

チーム民国でお茶

 香港話は途中なのだけれど、ちょっと寄り道。
 香港ではスタバのマグで淹れた愛里さんの西山炒青をくいくい飲んでいたので、帰って家で仕事をしながら、久々に茶壺で青茶を淹れて飲んでいる。
 実は、茶壺が増えたのだった。香港で買ったの(これは別項で)を入れて3つ。

20070313minkoku2

 ひとつは民国老壷。
 海風號電脳商城から紆余曲折を経てやってきた。箱を開けたときには思ったより白っぽいかと思ったのだが、煮てみたらみるみる変貌。苦労人の風貌である。250ccなので、ちょっと焙煎が効いたお茶をたくさん飲みたいときよろしい。

20070316chahai1 20070313chahai2

20070313chahai3 20070313chahai4

 茶杯は電脳商城がオープンしたときに満を持して買った、やはり民国もの。

20070313minkoku1

 この茶壺と茶杯(ときどき組み合わせを替えて楽しむ)は「チーム民国」として活躍しているのであった。
 お茶は海風號の金奨鉄観音。
 お茶請けは、香港の奇華で買ってきたマンゴーケーキ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

美都餐室

 久々に美都餐室に行った。
 なんだかすっかり有名になってしまって(「九龍であいましょう」のロケに使われたときには驚いたっけ)、日本のガイドブックにも必ずと言っていいほど出るようになったが、やっぱりよいお店である。

20070312hongkong2

 土曜の昼下がり。地元のカップル多し。お天気のいい日に、開け放した2階の窓際から天后廟と油麻地の街を見るのが好き好き。2階は午前は閉まっていたと思う。お昼どきは外しておやつどきに行くのがいいかなあ。

20070312hongkong3

 おやつ。ぽーろーやうと鴛鴦茶。
 お昼を食べて間がないけど、いいのだ。

20070312hongkong4

 階段の途中にいる豚さん。
 タイルの壁も好き。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

リフレッシュ&リハビリテーション

 48時間前には旺角にいたなんて夢のようである。

20070312hongkong1

 ほとんど48時間前の映像。ああ臭豆腐のかほり…。

 4日間というのは香港に行くのに最短期間で、実はほとんどやったことがない。ものすごーく慌ただしかったけれど、集中できるし期間が長いと疲れるといえば疲れるので、リフレッシュにはいい期間かも。でも、4日間でゆとりを持つためには、1年に複数回行かないと駄目だなあ。年に3回ぐらい(いや何回でも)ぴゅっと行けるといいんだけどなあ(夢)。
 帰ってくると、あっというまに日常ではあるのだが、「ああお店の人が細やか」とか「おおバスにアナウンスが」とか軽いカルチャーショック状態。「愛君夢如(ダンス・オブ・ドリーム)」を観て泣いたりして(いい映画である。ああ梅姐…)、まだまだ香港を引きずっている状態。
 今日は絶対に遅刻できないへまのできない仕事があって、なんとか任務は達成したのだが、午後からもう眠くて眠くて、今日は早く寝て明日からしっかり働く所存である。リハビリリハビリ。

20070312yasai

 今日のおかず「ちんげんなばな」。青梗菜と菜の花の交配品種らしいのだが、茎が太くてほろ苦く、油菜のために生まれてきたような野菜である。しかし油菜は続けて食べたので、今日はマヨネーズにレモン汁とオイスターソースを混ぜてみた。そこはかとなく香港風味。
 実は、すでに香港に行きたいのである。
 ほしいぞ、どこでもドア。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

続・液体物持ち込み制限

 帰ってくるとあっという間に現実で、それもいろいろ切羽詰まっていたりするのだが、忘れないうちに。
 香港の国際線への液体物持込制限は3月21日からで、日本は3月1日からだったので、行きは指定通りにビニール袋にパッキングし、帰りはしないで、瓶ものは実験のためにトランクに入れてみる、ということをしてみた。

20070311ekitai

 行きのパッキング。
 ジップロックの中(17×20センチ)を使用。
 飲み物は、スタバのマグに緑茶の茶葉を入れ、お湯を注いで空港まで持っていって茶葉を残して茶湯は飲みきる、というふうにしたのだが、クリアできた。飛行機でお湯をもらって注すことは可能。
 着いてから気がついたのだが、ハンドバッグに小さい白花油が入っていた。でも何も言われなかったなあ。
 ちゃんとパックを見せたからだろうか。

 帰りは、もにかるさんのアイディアを拝借して、靴箱にプチプチを詰めていき、蝦醤の背の低い瓶2つと、老醤油の小さい瓶をぐるぐる巻いて動かないように靴箱に入れ、さらにビニール袋でぐるぐる巻きにしてからトランクに入れみた。大丈夫みたい。
 ちなみに、薬系の瓶もの(虎油とか)やペットボトルの飲み物は、出発ゲートに入ってからのワトソンズで購入可能。しかし、紙パックはなし。ビタソイなどは買えません。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

これから帰ります

これから帰ります
 空港で朝ご飯中。
 「府皇」という店でお粥を頼んだら、38ドル。高い〜。
 街場の倍だ。
 空港のフードコートは無線LANが使えるというので試してみると、おお、さくさく繋がる。もう少しで行かなければならないので(札幌行きのゲートがめちゃくちゃ遠い)、できるところまで。
 ああ、帰りたくない〜。
 めちゃめちゃ濃い2日半ではあったのだが。

追記:順次、写真・記事の補足をしていく予定です。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

ああ帰るのか…

 とにかく帰るのがいやで、しばらく旺角の人混みをふらふらしたのであった。

ああ帰るのか…

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「門徒」

 アン・ホイ監督のティーチ・インという思わぬ僥倖に浮かれつつ、旺角まで歩く。土曜なのですごい人。でも旺角の人混みは嫌いじゃない(銅鑼湾はどうもだめなのだけれど)。
 なにせ映画を観るのは今日しかないので、ブロードウェイ旺角へ行き、18時のチケットを買う。なんと、チケットがオクトパスカードで買える。並ばずに。広東語や筆談の苦労もせずに。すばらしい。
 無事チケットを入手。少し時間があったので、甜品を食べて(あとで別項で書く予定)いそいそと映画館。
 「門徒」とは、「弟子」の意味らしい。
 麻薬界の大ボス、アンディ・ラウに弟子のように目をかけられているダニエル・ウー。でも実は潜入捜査官。「潜入もの」ってジャンルとして確立したんだなあ、と思う。ダニエルの隣人は実は薬中の若い女性。かわいい娘がいるのに…。お腹を空かせた娘のために麺を借りに来たことがきっかけで、ダニエルは2人の面倒を見るようになる。しかし彼女にはジャンキーの夫(彼に薬を覚えさせられたらしい)がいる。アンディ・ラウの片腕として麻薬製造の中枢に入っていくダニエル。そして…。という話。
 アンディ・ラウが糖尿病と腎臓病を患うボス役で、老け役としてとてもいい。その前に「大丈夫日記」みたいな發仔を見たのでよけいにそう思ったのかも。今までになかった役で、ダニエルと好対照だと思う。「童夢奇縁」の影響もあるのだろうか。アンディは努力家だなあ。
 ダニエルもとてもいい。最後まで見ると冒頭の意味がわかるのだが、次第に空虚を抱えていく役をうまく演じている。「美少年の恋」や「玻璃の城」を思い出してしみじみする。うまくなったねえ。
 しかし何より驚いたのは、「この人ルイス・クーに似てるけど違うよね」と思っていたのが本人だったこと。ジャンキー役がうますぎる。
 ストーリーも、アンディの「門徒」であるダニエル、病を家族を抱えるボスのアンディ、張静初演じる隣人とその家族、それぞれ抱えるものが交錯してラストに向かって行くんだなあ。切ないのう。なぜ人間は耽溺するのか。
 あとで思い返してみると、ラストのシークエンスがとてもよかったと思う。ハトはいなくなり、いろいろあるけど、それでも人間はそうやって生きていくんだなあ。
 この映画が香港で見られてよかったと思う。たぶん、よく知っているあたりが舞台になっていると思うの。見終わって外に出たときの幸福感といったらない。そして、香港で観るもうひとつのいいところは、満場のお客さんと感情を分かち合えること。「とんかち」と「ねずみ」で一緒にぎえー!と言ってしまった。
 でも、日本でまた見に行くんだ。札幌のスクリーンで観たい。
 今回香港で観た映画は、いろんな意味で大当たり。幸せ。 

「門徒」

| | コメント (2) | トラックバック (0)

やっと電影:「姨媽的后現代生活(おばさんのポストモダン生活)」

やっと電影

 街市を抜けると、玉市で、さらに進むと油麻地の天后廟の側に出る。
 ずっと曇っていたのが、少し天気がよくなり、開け放った窓が気持ちよさそうだったので、ふらふらと「美都餐室」に入ってしまい、そこで映画計画を検討すべく新聞を読むと、すぐ近所の「電影中心」で「姨媽的后現代生活」がちょうどいい時間にあるのを発見。観たかったの。
 無事チケットを入手。電影節のパンフレットも(行けないけど)入手。嬉しい。
 上海に独りで住む葉おばさんのお話。甥っ子が遊びにやってきて偽装誘拐騒ぎを起こしたり、病気の子を持つお母さんを情にほだされて住み込みで雇うことにしたけれど一悶着あったり、などいろいろなことがあり、このおばさんは情に厚い人だけれど大丈夫かいな、と思っているところで、おばさんが剣舞をやっていた公園の京劇同好会(?おっちゃんたちが楽器を演奏して集っている)が縁で、パン(周潤發!)という男と知り合う。もう、この發仔が怪しくて、でも憎めなくて、しかもかっこよく、往年の「大丈夫日記」みたい。それでまた、いろいろあって、おばさんの過去が明らかになり、娘(趙薇)が登場し、最後はこう終わるか!と思った。
 たぶん、「后現代生活」はおばさんの上海での生活なのだと思う。そして人間は、幾つになっても何処でもどうやってでも生きていかなければならないのだなあ、という映画なのだと思う。身につまされる。
 実は、この開演前にマイクを持ったお姉さんが現れた。広東語は聞き取れないのだが、どよめきが起こる。英語のアナウンスで、このあと監督アン・ホイのティーチ・インがあることを知る。えええー。
 上映後拍手で迎えられた監督は、思ったよりも小柄な方で、ああこの人が「客途秋恨」や「女人四十」(とても好き)を撮ったのかとしみじみする。映画監督はとてもとてもエネルギーが必要な仕事だと思うのだ。悲しいことに広東語の質疑応答が全くわからず、「猫に小判」とはこういうことだよ、ああもったいない、ああ口惜しいと思いつつ、受け答えをなさっている監督をひたすら見させていただいたという感じ。エネルギーをいただいたというか。
 ありがたいことに英語の質問があって、そこだけ何とかわかったのだが、この映画は年をとることだけではなく、時間に追いついていくことの困難さを表しているらしい。春の雪はその象徴らしい。たぶん京劇も何かを表しているらしいのだが広東語の質問の「opera」しかわからなかったので何ともいえない。次は、香港の現代生活で天水ワイの映画のプロジェクトがあるとも。
 今日帰ってきて覗いてみたら、香港電影迷宮 blogさんにティーチ・インのことが書かれていた。こんな質疑だったのか!あの大きな月の場面(好き)の話もしていたのか!と感動する。茶通さん、ありがとうございます。
 ティーチ・インだからというのではないと思うのだが、上映後拍手が起こった。よい映画です。もしかしたら監督と一緒に観られたのかも、と思うととても嬉しい(追記:時間までお茶を飲んでらしたらしい。でも同じ時間と空間を共有できたので満足)。DVDが出たら買う。その前に札幌に来て欲しい。

20060311director

 ティーチ・インでのアン・ホイ監督。
 エンドタイトルが流れているところで登場したのだが、音声が消されたので、劇場の人に音声を入れるように合図したのが印象的だった。エンドタイトルは最後まで見て聞くものですよね、監督!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

街市

 油麻地のリクラメーション・ストリート(なんで横文字で覚えているかなあ)が好きだ。街市として有名なところ。菜心とか野菜を買ってみたいけれど、たまに果物を買うぐらい。
 今回は通り抜けるだけだったけれど、やっぱり楽しい。香港に住むなら、この近所がいいなあ。

街市

| | コメント (0) | トラックバック (0)

どこに行こうかな

 オースチンロードから呉松街を見たところ。通りの名前は、なぜか横文字で覚えているものと漢字で覚えているものがある。わかりにくくて申し訳ない。
 午前中は油麻地の郵便局まで荷物を出しに行った。別項で書こうと思っているのだが、なぜかやたらに話しかけられる日で面白かった。香港のおばちゃんって、なんで相手かまわず話しかけるかなあ。
 この写真は、無事荷物を送り終わり、お昼を食べにいくところ。白加士街や1本西の呉松街は食べるところの宝庫なのである。
 この日のお昼は、白加士街と佐敦道の角にある「春天」でタンタン麺と小籠包のセット35ドル。

どこに行こうかな

| | コメント (0) | トラックバック (0)

お茶飲んでます。

 はじめは、ランカイフォンにできたTSRティーハウスというところにお昼に行ってみようと思っていたのだが、予約でいっぱいということで諦め、ご飯(「骨の海南のニワトリのご飯がない」)を食べてから、西へ。
 泰昌餅店でたんたを買ったり、ハリウッドロードの骨董屋や瀬戸物屋を覗いたり。文武廟でおまいりをして、階段を下りると上環の駅に出るのだが、その途中に楽茶軒がある。茶芸館は香港公園の方に移ったのだが、聞いてみるとお茶が飲めるというので、飲むことにする。お休みどころとして場所が最適なんだよなあ。
 とってもまったり。静かだし、きちんと片付いて居心地がよかったし、小姐も親切だった。

お茶飲んでます。

 鳳凰単叢をお願いした。

 さらに下って王榮記で陳皮檸檬などお茶請けの涼果を確保する。ここのを食べると、大量生産のが食べられなくなるのだった。桂花生姜が意外とおいしい。檸檬生姜も買っちゃった。
 それから、トラムに乗って、星街にある 明茶房へ。昔、ここの極品鳳凰単叢を飲んでいて、おいしかったの。
 1Fのティーバーでお茶をいただき、思わぬ茶壷と目が合ってしまう。うーむ。茶器を買うつもりはなかったんだが。そしてビビアンさんというお店の方と盛り上がって話し込んでしまったのであった。
 地下鉄で戻り、荷物を置いて、日が暮れてビルに明かりが灯るのをぼーっと眺め、必需品の買出し。
 実は今回の最大の目的がこれなので、1年来ないといろいろとあるのであった。明日の午前には送りたいので、裕華とマニングスと恵康を走り回る。あーやれやれ。
 明日はゆったりしたいなあ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

骨の海南のニワトリのご飯がない

 翠華餐庁では海南鶏飯を日本語でこう書くのです。ほんとです。

20070309torimeshi

 苦労して撮ったのだが、読めるかどうか。
 どうやら「無骨海南鶏飯」のことらしいのだが。
 昨日白加士街の支店に行ったときに発見して、あまりにもあんまりだったので、絶対食べようと思っていたのだった。どうも従来の茶餐庁色を払拭したいらしく、なぜか日本語を多用しているのだが(あちらこちらで日本や日本語を使う傾向が前より増えたような気がするのだが、流行なのだろうか?)、これが一番すごかった。

骨の海南のニワトリのご飯がない

 まともな海南鶏飯だが、骨はちょっとある。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

今日は曇り

今日は曇り

 オーシャンターミナルの階段のところから。まっすぐ行くとスターフェリーなのだが、ここから見る眺めはいいなあと思う。けっこうぼーっとしている人多し。
 このあと、スターフェリーに乗ってセントラルまで行ったのだが、新しいフェリーピアが遠いのなんの、400メートルぐらい余計に歩くのね。
 途中のフェンスに将来計画図がいろいろ書いてあってプロムナードみたいにしたいらしいのだが(これは帰ってから別項で記事にした)、だったら、もとのフェリーピアを残せ!!と強く言いたい気持ちでいっぱいである。いかにも「がんばって作りました」というような建物ばっかり増えても困るだろうに。歴史は人為的に作れないんだから。
 旧フェリーピアがコンクリートの杭しか残っていなくて、心の中で泣きました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

街市で早餐

 2日目の朝は、九龍公園を抜けてチムサーチョイまで歩く。九龍公園、1年以上前からずーっと工事中の気がするのだが、まだ終わっていないのか。なんだか、階段や「人が作りましたー」という場所が増えて、かえって憩えないような気がするのだが。お年寄りも多いんだし。
 公園を抜けたところに「海防臨時街市」という街市がある。「徳發」という牛肉丸麺が有名な店も入っているところ。街市の公園側は、なぜかイスラム系の肉屋が多く、ハラルフードの印をばんばん押された山羊がたくさんぶらさがっていた。端まで行って、「英發」という店で早餐。

20070314asa

 こんな感じ。
 メニューは茶餐庁と同じような感じだけど、街市で食べると、より香港らしい気分になる。

街市で早餐
 
 これはC餐。目玉焼き2つと猪(オ八)、トーストと(女乃)茶(ないちゃ・ミルクティー)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

一応ハーバービュー

 ホテルは、いつものBPインターナショナル。代理店と話がうまく通じていないらしく、ハーバービューをリクエストしていたのだが反対側の部屋だったので、交渉して変えてもらった。よかった。
 予報では雨だったのだが雨は降っておらず、夜景を見ながら、おやつの亀ゼリーとビタソイで幸せ。

20070309hongkong1

 今回は滞在が短いので、明日は用事をばりばりこなさなければならないのだが、帰るのがとても信じられず、1週間のつもりでまったりしてしまいそうである。

20070308hongkong2

| | コメント (2) | トラックバック (0)

我来了

 飛行機は久々に定刻どおりに飛び(台湾は5時間遅れだったし、その前もその前も雪で遅れたのだった)、
20:36に到着。

我来了

 A21のバスを降りて道を渡ったところ。着いたのはイミグレや荷物で22:15ごろ。
 来る前は香港に行くのが信じられなかったのだが、来てみると、信じられないような当たり前のような。帰るのが信じられなくて、まったりしてしまいそうである。
 チェックインして、速攻で外出。白加士街を北上して、翠華ちゃんてんに入り(必死におしゃれしようとしていて、概観が「黄金甲」のようだった)雲呑麺とない茶。その後、廟街をぷらぷらして、早速DVD屋に入ってしまう。「放・逐」のVCDをゲットして嬉しい。
 気がつくと0:00近かったので(日本時間だと1:00だし)あわてて帰り、途中で亀ゼリーを買ったり、セブンイレブンに寄ったりして、まだ起きている日本時間1:56。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

なぜかアイリッシュ

 どうしても、アイリッシュ・パブに行って、ギネスとモルトビネガーたっぷりのフィッシュ&チップスという気分だったのである。明日から2日休むため、がーっと残務処理をし危ない橋も渡ったので、ぐったりだったの。
 札幌駅近辺についにアイリッシュパブができたので、夜行ってみたかったのであった(昼はランチメニューのみで、パブメニューは5時から)。
 けっこう混んでいたので考えたのだが、カウンターのはじっこが空いていたのでふらふらと入り、キャッシュオンデリバリーでギネス半パイント(500円)とフィッシュ&チップスMサイズ(600円)を頼んで、モルトビネガーをたーっぷりとかけまわす。またギネス半パイントとフィッシュ&チップスMサイズの量のつりあいがちょうどよかった。お店の人も適当に放っておいてくれるので意外と居心地がよい。BGMはアイリッシュ・ポップスだし。
 30分で幸せになり、すばやく帰る。こういうとき、甲羅を経ていてよかったなあと思う。
 自家製ピクルス600円、キルケニー衣のオニオンフライ600円、アイリッシュ・シチュー1000円、シェパーズパイ1200円など食べ物もいろいろ、ビールはギネス・キルケニー・サッポロクラシックなので、これからちょくちょく利用しようっと。 

なぜかアイリッシュ

 ギネス半パイントとフィッシュ&チップス。


20070307irish1

 カウンターはこんな感じ。

O'Neills
札幌市北区北5条西4丁目パセオ1F
パブメニューは17:00〜23:30

| | コメント (3) | トラックバック (0)

香港ですること覚え書き

 ばたばたしていて、ふと気がついてみたら、明後日から香港らしい。なんだか信じられないぞ。
 今日明日は必死で当面の残務整理。集中力が切れてきたので、自分のためのメモ。今回は4泊3日で、実質2日しかないので(夜入って朝発つので)、ぱつぱつのスケジュールである。

◎行きたいところ
 ・星街の明茶房
 ・引っ越した緑與茶藝館
 ・上環あたり
 ・茶餐庁
 ・できれば骨董屋(爆裂買いしないよう)

◎食べたいもの・飲みたいもの
 ・亀ゼリー
 ・マンゴー系の甜品
 ・焼味飯
 ・雲呑麺か労麺
 ・生姜牛乳プリン(あったかいの)
 ・たんた・ぽーろーやう
 ・ない茶、凍檸檬茶

◎したいこと
 ・映画を見る(「門徒」やってるかなあ)
 ・飲茶
 ・街市ぷらぷら
 ・廟街ぷらぷら
 ・生活必需品買い出し
 ・プロムナードでぼーっとする

 いつもと変わらないといえば変わらないなあ。幾つできるかわからないし、行って変わるかもしれないけれど。おまけに、ちょっと風邪っぽいのだけれど。とにかく、今は仕事だ〜。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

傘の殉職

 朝、目覚まし代わりのラジオが面妖なことを言っていた。

 お出かけの時には、タオルを持っていった方がいいでしょう。

 …タオル?
 今日は、低気圧が来て、雨が降るけれども風が強い。傘が使えないのでタオルを持って行け、とのこと。
 それはご親切に。しかし初めて聞いたぞ。
 それでも傘を持っていったところ、

20070305kasa1

 壊れました。
 風に押されて、骨がぐんにゃりと曲がった。
 それでも頑張ってさしたところ、

20070305kasa2

 こんなことに。
 「傘がおちょこになる」って慣用句じゃなくて写実だったのだなあ。壮絶な殉職というべきであろう。
 合掌。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

このごろのお茶

 お茶のことをあまり書いていないのだけれど、飲んでいる。
 仕事中は緑茶か洗茶した ぽーれい生茶(板山千年古茶が多い)をじかにマグカップに入れてお湯を注ぐ大陸方式。
 家では、愛里さんのところの鉄観音が多い。といっても、それほど時間がとれないので、家で2日がかりで飲んで(季節のせいか茶壺に茶葉を入れたままにしておいても大丈夫みたい)、さらに3日目にスタバのマグに茶葉を入れ90度のお湯で出して(マグの耐熱温度が90度なので)、外でも飲む。2〜3度お湯を足してもおいしく飲めると自分としては思う。週末はまったり飲めて嬉しい。
 今日は仕事がらみで終日外出だったのだが、昨日から飲んでいた冬蜜王を外に連れ出して幸せ。
 むかしは〜円以上のお茶は飲まない、と思っていたものだが、長く美味しく飲めるなら良いお茶の方がいいのではないかと思う今日このごろ。

20070304cha

 これは2週間前に飲んだ「花蜜」。
 アカツメクサかツツジの蜜を吸ったような美味しさ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ダースベイダーが五月人形に

 今日は雛まつりなのだけれど。
 「人形は顔が命」の吉徳がダースベイダーを五月人形にしたとのこと。

 ダース・ベイダーが五月人形に! - お値段33万円の"ダース・ベイダー鎧兜"見参 (MYCOMジャーナル)

 「人形メーカーの吉徳は「ダース・ベイダー鎧兜」の予約を3月上旬より開始する。兜のみの「兜床飾り」が18万円、鎧が付属する「鎧床飾り」が33万円(各予定価格)。
 ダース・ベイダーといえば、映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場するシスの暗黒卿。漆黒のマスクとマントに身を包んだ姿、そして迫力あるテーマ曲で絶大な人気を得ているのは誰もが知るところとなっている。そのダース・ベイダーのマスクを組み込んだ五月人形が、今年公開30周年を迎える『スター・ウォーズ』と、まもなく創業300周年を迎える吉徳のコラボレーション商品として発売される。
 暗黒卿のマスクが組み込まれた兜は、まさに暗黒武将といった趣。意外なコラボレーションのようだが、ダース・ベイダーはもともと日本の鎧兜をモチーフにデザインされたといわれており、違和感がないのも当然といったところ。兜・面頬(めんぽう)・前立(まえたて)部分は特撮ヒーローなどのフィギュア原型を多数手がける造形作家・竹谷隆之氏が考案。前立と櫃(ひつ)にはあたかも家紋のような銀河帝国軍のシンボルマークが輝く。細部の装飾まですべてが人形職人によって手作業で作られており、見るものを強く惹き付ける芸術作品となっている。」とのこと。

20070303kabuto

 ダースベイダー兜 18万円。

20070303yoroi

 ダースベイダー鎧 33万円。着られないらしい。

 買うのは、どう考えてもマニアなお父さんだと思うのだが、息子が、アナキンのように「くそ真面目でおだてに乗りやすく、長いものにまかれる性格である上にお馬鹿さん」になったらどうするのだ。だいたい暗黒面に落ちたら困るではないか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「墨攻」

 最終日の最終回に仕事をうち捨てて見に行く。
 原作が酒見賢一で、それが日本でマンガになって、さらにジェイコブ・チャンが映画化した、ぐらいの予備知識しかなかった。ストーリーで知っているのは、アンディ・ラウが墨者で、梁の危機を救いに来るということだけ。梁が救われて終わり、というわけではないだろうと思ってはいたけれど。やっぱり。
 アンディ、「愛の博士」(@もにかるさん)の面目躍如であります。ジェイコブ・チャンも、さすが「籠民」「流星語」の監督だけある。監督は、インタビューを読んだことがあるのだが、とてもいい人らしい。
 たぶん、これは「戦いはしょうもない」という映画なのだと思う。完全なる善=正解はないという映画かもしれず、梁を勝利に導きながらも、これが最善なのかどうか悩むアンディが人間くさい。途中で、実は「女、じゃま!」と思ったのだが、正解はないのだということを示すためのエピソードだったんだろうなあ、きっと。「因果はあるのだろうか」と語るシーンでは「マッスル・モンク(すごく変な映画だが嫌いではない)」を思い出した。
 しかし、しょうがない人間はあくまでしょうがない。梁王(王志文が名演)はヘタレで、しかし暴君というのはこんなもんなんだろうなあと妙に納得。その側近である司徒(午馬!)は奸臣なんだろうなあ。本人に悪気はないんだろうけど。余談だが、パンフレットによると、「馬で八つ裂き」の中国語「五馬分屍」は「午馬のファン」の発音にとても近く、午馬は喜んで連発していたらしい。
 しかし、一方で高潔な士もいるので、アン・ソンギがひたすら格好良く、久々に見たニッキー・ウーが大人になっていてびっくりしたのであった。改心組のあの奴隷はどこから来たのだろう?アフリカ?蛭子さん似のヘタレな農民もいい味を出していた。人間は右往左往するものなのだな。
 1回しか見られなかったが、たぶん、この映画は1回目より2回目に見たほうが評価が上がるような気がする。
 筋と関係ないところでは、城攻めで、どうしても「ロード・オブ・ザ・リング」三部作を連想してしまった。城攻めの基本って決まっているのかしら。セットはよく出来ていると思うのだが、梁城の前のモニュメントが東南アジア風というかポリネシア風というか、どうにも古代中国の意匠に見えず、初めは時代がわからなかった。せっかく酒の器なんかはリアルなんだから、もっと古代中国の青銅器!という感じにすればよかったのになあ。
 あと、音楽がとてもよかった。川井憲二さんには、いつか必ずや香港で金像奨をとってほしいと願う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

液体物持込制限

 もにかるさんのところで香港からの国際便への液体物機内持込制限のことを知り、あちゃーと思っていたところ、日本でも同じような措置が今日から取られることをニュースで知った。
 国際線の場合、機内持ち込みの荷物には、液体物(器がないと形がとれないもの)に制限がかかる。液体(歯磨きやクリームも含む)はすべて100cc以下の器に入れ、20×20センチの透明な袋(ジップロックみたいなの)に収まるようにして、係員に見せられるようにしておかなければならない。すなわち、

 1 飛行機内にマグでお茶が持ち込めない。
 2 香港から液体調味料が機内持ち込みできない。
   預ける荷物に入れるか送るかしかない。
 3 洗顔化粧品を指定どおりパックしなければならない。

 3はともかく、1と2は困るなあ。お茶は、空のマグを持っていくしかないか。機内でおいしいお茶が飲めないのはつらい。機内で熱湯をもらって淹れればいいのかな。
 2は困るー。椎茸入りのオイスターソースとか、醤油とか、醤とか、酢とか、瓶詰めとか、どうすればいいんだ。プチプチと箱を持っていって、びっちりパッキングして、預けるなり別送するなりしなければいけないのか。
 こんなことをしても、テロリストには裏をかかれそうな気はするんだけどなあ(ぼそっ)。リモコンで預けたトランクを…とかありそうだと思うのだけれど。
 ともあれ、国際線に乗るからにはしかたがない。アメリカやヨーロッパは厳しいらしいが、日本やアジアは、荷物チェックのあと免税店で買ったものは持ち込んでもいいらしいので、ひとつ、チュプラプコック空港の出発ゲートには、ワトソンズに加えて、スーパーマーケット(百佳より恵康のほうがいいかなあ)を作ってほしい。熱烈に。

 香港のサイトを見ると、写真入りで注意が載っている。

20070301ekitai_1

 だめな例その1。

20070301ekitai2_1

 だめな例その2。

20070301ekitai3_1

 よい例。

 よーく見ると、中に「川貝枇杷蜜」とか「枇杷露」とか「ビタソイ」とか「駆風油」が入っている。
 さすがホンコンヤン。旅の必需品なのね。
 でも、よくよく考えると、自分も、 白花油とかタイガーバームソフトとか入れなきゃならないんだわ。うーむ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2007年2月 | トップページ | 2007年4月 »