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「如果・愛」を日本語字幕で観る

 注文していた「如果・愛(ウィンター・ソング)」の日本版DVDがやってきた。映画館では見られなかったので、やっと日本語字幕で観ることができて嬉しい。
 日本語字幕だと、わからなかったことがいろいろわかるなあ。英語・中国語字幕よりはすぐわかるから、画面に注意が向けられるし。メイキングもよくわかるし。
 香港で封切り時に観て、その後香港版VCDを観た結果、學友監督が撮っていた映画はミュージカルじゃなかったんじゃないか説を唱えたのだが、訂正。やっぱり、ミュージカルを撮っていたのね。撮影時のモニターに写ってるし。チ・ジニは狂言回し(陳可辛監督は「天使」とか「愛の神」という言い方をしていた)で、「思い出を取り戻させるため」に来たのか。冒頭の台詞がちゃんとわかっていなかったのだなあ。
 ミュージカルが虚構だと誤解した理由は他にもいくつかあって、のっけから、チ・ジニが歌って踊るし、ミュージカル・シーンで混じってるし、川の上のシーンが実は映画にもあったようだし。何より、學友監督が撮っている映画が、過去の事実と類似しすぎている。こんなに過去と似通っている映画が、当事者によって撮られてしまうことがあるだろうか。まあ、これは陳可辛監督の作った映画なわけで、そのあたりが映画といえば映画なのだけれども。
 チ・ジニの役割をはっきり言っていなかったとは陳可辛監督も言っていた。どこまでが虚構なのか、わかりにくいのは確かだったと思う。チ・ジニの登場シーンは虚構(または心象風景)なのね。もしもチ・ジニが「愛の神」なら、もしかして、この映画を撮らせたのは彼ではないのかという見方もできる。
 しかし、よくわかって観てみると、これはこれでよい映画であって、金城武くん(メイキングのほうがよい男で驚く)は過去の記憶を乗り越え、周迅は葬っていた過去を取り戻してしまう映画なんだねえ。昨年の金像奨監督賞、あげたかったなあ。
 (しつこいけど)「香港映画で金輪際やめてほしいシーン」についての評価は変わらないのだけれどね。辛くてどうしても正視できない。レスリーを思い出して。

20070421movie
 
 今年、香港電影金像奨で助演女優賞を獲った周迅。
 陳可辛監督が「周迅はマギー・チャンを思わせる」と言っていたのだが、なんとなくわかるような気がする。
 それにしても、香港出身の女優は払底しているのではないか。

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