レーザーディスク生産終了
学生時代、アルバイトをして初めて買った大物はレーザーディスクプレーヤーだった。今にして思えば、500GBのHDDレコーダーよりも高かったなあ。映画やコンサートのビデオテープは持ちが悪そうで買う気になれず、手元に置きたいものはレーザーディスクで買ったのだった。もちろんDVDなんて影も形もなかった。
5月20日12時0分配信 オリコン
1970年代に開発され、1985年より業務用カラオケソフトが発売開始。その後、一時代を築いたレーザーディスク(光学式ビデオディスク)が遂にその歴史に幕を閉じた。
カラオケの一大ブームとともに、1990年の最盛期には年間生産量が3000万枚を超えたレーザーディスク。しかし、録再型でなかったことやレンタルが禁止されていたことなどから、その価格は高止まりし、90年代半ばにDVDが登場すると、市場は急速に縮小。メーカー各社はレーザーディスク製造から撤退していった。
そうしたなか、世界で最後となる製造を続けていたメモリーテックが、製造ラインをついに停止。3月末にテイチクエンタテインメントの西山社長ほか、音楽業界関係者が参加したレーザーディスク生産停止式が行われた。この日の世界最終プレスとなったタイトルは川中美幸の「金沢の雨」。本盤をもってレーザーディスクの生産は最後を迎えた。
全世界生産終了…。感慨深いものがある。
九龍城でレスリーのコンサートのディスクを発掘したこともあった。スター・ウォーズ(もちろん旧3部作)は何回も何回も何回も見た(毛色の違うのが3セットもある。馬鹿である)。好きな映画やバレエや音楽を愉しむのに、レーザーディスクには本当に世話になったなあ。しみじみ。
しかし、いまだDVD化されていないものもあり、ダビングもしていないので、我が家のLDプレーヤーは可能な限り存続の見通しなのだった。
その最右翼である「没後10周年記念 ザ・グレン・グールド・コレクション」。DVDになってほしいような、ほしくないような。
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