「うずしおカルテット」ふたたび
昨日の「うずしおカルテットプラスワン」についてはこちらにも書いた。陣内麻友美さん(ソプラノ)・奥山幸恵さん(ピアノ)・佐々木裕司さん(ヴァイオリン)・永田健一さん(クラリネット)・福島喜裕さん(パーカッション)のユニットである。誰が「プラスワン」かは不詳らしい。
佐々木さん・福島さんが日本フィルのメンバー、永田さんが日本フィルのOB、陣内さんと奥山さんは北海道からの参加。みなさん、ばりばりのクラシックの音楽家なのだが、「旅芸人」を自称し、観客を楽しませるためにものすごーく頭と心を使っている、超プロ集団なのであった。
曲目は、第一部が「16世紀後半の舞曲と歌曲」「各楽器の紹介と演奏」「トルコの行列(トルコ行進曲メドレー・ベートーヴェン→正調トルコの軍楽→モーツァルト)」、第二部が「お座敷エアロビクス」「愛の喜び」「幸いあれ まこと聖なる女(13世紀の祈りの曲)」「よかった」「メリー・ウィドウ セレクション」。
各楽器のソロがあり、四重奏があり、歌があり、ソプラノ+ヴァイオリン+クラリネット+パーカッション+ピアノあり。考えてみると、こういう組み合わせは滅多にないわけで、このために全て編曲しているとのこと。みなさんソリストとして一流なので、単体でよし、アンサンブルよし。パーカッションのソロ演奏は初めてかも。「のだめ」の真澄ちゃんってこういうことしていたのか。パーカッションはなにせ楽器の数が多く、セッティングが重要らしい。ちなみに、ステージマネージャーの九谷さんは「日本一のステマネ」とのこと。
もちろん演奏もすごくて、前にいたのを幸い、思いっきり見て聴いた。タンバリンには毛が生えているんだなあ。トリの「メリー・ウィドウ セレクション」は20分で2時間半のオペレッタの醍醐味が味わえる。実は、オーケストラ版しか知らず、歌が入ったのを初めて聴いたのだが、歌詞が日本語で、陣内さんの語りが上手だったこともあって、こんな話だったのかーと目から鱗が落ちる。めでたくていい曲だ。その他、古楽はもともと好きなので、生で聴けて嬉しかった。
来てくださった猫さんがブログに書いてくださったのが、とてもいい記事なので、リンクを張らせていただきます。→こちら。猫さん、ありがとう!
外はこんな景色。芽吹き始めた山もいい感じ。
明日(5月2日)は、札幌時計台ホールで19:00から札幌公演。美唄においでになれなかった札幌在住の方、お薦めです。2500円ぐらいだったと思います。安すぎる。
私は「お座敷エアロビクス」が上手くできなかったので(難しいのよ)、リベンジする所存。
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コメント
きたきつね様、アルテピアッツァのコンサートご来聴ありがとうございました。
そしてカフェにも(笑)。
お世話した私の想像以上に楽しく素敵なコンサートでした!
笑いあり、思わずウルッとなる場面もあり、15世紀から21世紀まで600年間の音楽が入り混じり、
それが極めて自然に流れてゆく、とんでもないアンサンブルです。
「時計台ホール」は18:30開場、19:00開演です。
チケット2,500円です。
時計台ホールは構造上200名限定です。
これは出演者なども含めて、2階がその荷重に耐えられる限度だとか!?
まだ当日券あるようです。
是非聴きにいらっしゃってください。
お天気がちょっと、ですね。
どうぞ暖かくして。
あ、それから、明日からの連休中、どうぞアルテピアッツァにもみなさま遊びに来てください。
とても美味しいコーヒーと素晴らしい自然と安田侃さんの彫刻が待っておりますので。
投稿: びばいのゴーシュ(NPOアルテピアッツァびばい理事) | 2007.05.02 12:16
こんばんは!
行ってきましたよ~♪
時計台ホールのうずしおカルテット+1に!
きたきつね様のおっしゃるとおり、めちゃめちゃクレバーでステキな演奏会でした。
私も子供の頃によく聞いた曲や、昔ピアノを習っていたときに発表会で弾いた曲なんかもあって、懐かしいのとうっとり聞くのと、おお~そうくるか!なんて発見があったりして、本当にステキな夜になりました。連休前に、しっかり心が洗われて、気持ちよ~くお休みに入れそうです。
教えてくださって、本当にありがとうございます。
そうそう、プラスワンは陣内麻友美さん(ソプラノ)らしいですよ。ステキな歌声でしたね。
投稿: 翠 | 2007.05.02 21:59
お返事が遅くなりました。
ゴーシェさん
昨日「も」お疲れさまでした。
いろいろ、お骨折りありがとうございました。
また、やりましょう!
翠さん
いらしてくださって、ありがとうございました。
というか、来ていたのですか!?
私もいたんですよお…お会いできずに残念でした(涙)。
「プラスワン」のこと、福島さんがお話ししていましたね。
コンサートは生物なので、
美唄を聴いていても、また違ってよいコンサートでした。
今後とも「うずしお」をご贔屓に。
投稿: きたきつね | 2007.05.03 12:08