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香港回帰10周年

 明後日は、香港が中国に返還されて(「中国に回帰して」と言わないと政治的にまずいのかもしれないけど、こちらの方がしっくりくるし事実として合っているので)10周年である。あのときは、香港に行くことはかなわず、テレビ中継を見ていたっけなあ。あれから10年経ったのか。
 10周年という節目のせいか、新聞でも香港の特集記事が連載されているし、テレビでも特集されているようだ。NHKBS1の夜のニュースでも23:15ぐらいから15分程度の特集があって、昨晩は第2回「香港映画の今」だった。今日は「変わる教育」を特集するらしい。取材のビデオと生中継を取り混ぜた内容である。
 第1回は見逃してしまったのだけれど、昨日のビデオでは「女人本色」「老港正傳」(見たい!)の紹介、大陸との合作の話、大陸で公開するためにはクリアしなければならない基準などが取り上げられていた。ある映画人の「香港映画がそのままで大陸で公開されるようにならなければならない(大意)」という言葉が胸に刺さった。その通りだと思うんだけど。でも難しそうだよね。
 しかし、それ以上に胸に刺さったのは、生中継パートの右肩の「LIVE」の文字。プロムナードの星光大道からの中継で、司会のお姉さんが「その銅像のようなものは何ですか」という何ともいえない質問をしていたのだが、それはブルース・リーの銅像に決まってるだろ!というつっこみはともかく、当然背景は香港島の夜景なわけです。時差があるので、まだイルミネーションがぴかぴかして人が歩いている時間で、風が吹いていて、「回帰10周年」などというビルのデコレーションも見える。10周年だから当然力を入れてイルミネーションをしているのね。今現在の香港なのね。ああ。
 世界のどこも今同時に存在していることに変わりはないのだけれど、リアルタイムの映像を見てしまうと、なぜ自分がそこにいないのだろう、という気持ちがふつふつとこみ上げてくるのだった。風の感触も潮の香りも波の音も、映っていなくても、ありありと感じることができるのに。

20070629hongkong1
 街角の風景も、

20070629hongkong2
 もちろん大好きなプロムナードの風景も、

 いつも心の中にある、とても特別なものなのだなあ。
 しばらく日常にとりまぎれていたのだが、一気に里心がついてしまったのだった。
 週末は「10周年香港映画まつり」を開催しようかな。

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