男前映画「300」
余裕がないのであった。
しかし、転がり込むように映画館に行ってしまった。ちょっと理不尽なことがあって怒ることに決めたので、血沸き肉踊らせたかったの。
行ってきたのは、300[スリーハンドレッド]。初めは、駅のポスターで知ったのだが、そのときには血しぶきが飛んでいたので残酷映画だと思った。その後、歴史物らしいということを知り、rivarisaiaさんのご紹介を読むに及んで、がぜん行きたくなってしまったのであった。予告編を見たら、まるでマンガだし(もともとそうなのね、というか、グラフィック・ノベルってマンガなのかな?)。
本編を見たら、やっぱりマンガだ(ほめている)。ナレーションの入り方がちょっと香港映画っぽい(グラフィック・ノベルの地の文なんだけど)。矢のアングルは「英雄」っぽかったなあ。もしかして、監督さんは香港映画好きなのか?
内容は、期待通り血沸き肉踊る。300人のスパルタ戦士が100万人のペルシャ兵を相手に闘いまくる。漢の映画である。スパルタ戦士はどこをとっても男前。レオニダス王最高。王妃も男前。空から降り注ぐペルシア軍の矢を盾で防ぎつつ笑っているところも男前。ちゃんと天誅もくだるし。
「The Lord of the Rings:王の帰還」のファラミアことデビッド・ウェンハムがいい役だった。いや「王の帰還」では、療養中にちゃっかりエオウィンを口説き落とすところがどうしても印象にあって。ゴンドールの兜もスパルタの兜もなんだか窮屈そうだったのは共通していたけど(「The Lord of the Rings」でかっこいいのは、エオメル兄貴の兜だと思う)。
あと、ああ、貴重な犀が(絶滅危惧種なのに)…とか(これは予告編にあった)、貴重な○○が…とか。このあたりのシーンってオリファントが出てきても不思議はなさげだったなあ。
そして、なんといってもペルシアのクセルクセス王。あなたストレートじゃないでしょう。アップになるたびに可笑しくて可笑しくて。眉毛細いし。だいたい、ペルシャってアフリカにあったのかという装束だし。マンガだからいいんだけど。余談だが、ペルシャ貨幣についているクセルクセス王のシルエットは、まるで「カセイのジャム」(古…)のマークのよう。
史実をよく知らずに見たのだが、結末は目頭が熱くなった。
退却も降伏もしない(No retreat, No surrender)。
とりあえず、朝食はがっつり食べておきたいと思う。
やっぱり映画館で観る映画っていいなあ。
(追記)自分のためにクリッピング。
YouTube - 300 Epic Battlescene
YouTube - 300 Trailer I Will Survive
YouTube - 300 Trailer YMCA
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コメント
空から矢が降り注ぐのは「英雄」っぽい〜と私も思いました。
そんな矢の雨の中で、笑える余裕がさすがスパルタ。
漢、漢、漢の映画でしたねー。ストレス発散用としてDVD買っちゃうかもしれない.....。
クセルクセス王の乗っていた乗り物もス・テ・キ! 何人で運んでいたのだろうか。
投稿: rivarisaia | 2007.06.14 23:09
rivarisaiaさん
いやー、いいものを教えてくださってありがとうございました。
今日は仕事の気力はレオニダス王でもたせました
(YMCAつき)。
クセルクセス王の乗り物はやっぱり人力なのかしら。
象とかじゃなくて。
DVDは買います!メイキングがあると嬉しいな。
投稿: きたきつね | 2007.06.15 00:44