カラスはどうもわからない
札幌にはカラスが多い。円山や北大をねぐらにし、朝、餌場に出勤し、夜になるとねぐらに戻る。住食接近で餌も多く住み易いのだろう。大きいのがたくさんいて、夕方は空に胡麻をまいたよう。群で相談しながら寝場所を決めているらしい。冬は山がスキー場になって明るいせいか、電線にぎっしり泊まっていることもある。
昼間は普通に路上にいる。1メートルまで寄っても逃げない。さらに迫って脅しをかけると、やっと飛び退く。
餌場はどこかというと、街すなわち餌場。
ゴミステーションはもちろん、
食堂の外のテーブルには、こんな張り紙がしてある。スーパーマーケットには「自転車のかごに買ったものを入れておくと、カラスが持って行くから注意しろ」という掲示がある。自転車には餌があると思っているのか、自転車置き場の自転車にとまっているのもよく見る。狼藉を働いているときには脅しをかけるのだが、何を考えているのやら、さっぱりわからない。
5月末のある日、いつもは餌場に出勤しているはずのカラスが、餌もとらずに集まって騒いでいることがあった。縁起が悪いことおびただしい。何かあるのかと思って見ていたら、三々五々木にとまり、3〜4羽ずつ集まって、かあかあ鳴いては、ひゅうっと飛んで場所を移している。いつも以上に何を考えているのか、わからんぞ。
しばらく観察した結果、
カップルが成立しているのを発見。
年に一度の集団見合いだったのか。
これからカラスの育児シーズンなので、巣の下を通ると襲われる事件が頻発するのだなあ。
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コメント
札幌、北大、カラスとなると、どうしても「動物のお医者さん」を思い出してしまます。
家の近所でも、親とさして大きさの変わらない子ガラスが、エサをねだってます。
投稿: みゃお | 2007.06.19 21:25
「動物のお医者さん」でカラスといえば、
「札幌市民のお相伴をして数十年!」の
円山公園でジンギスカンを狙う話ですね。
あれは、じゅうぶんありそうです。
鴨に餌をやっていると、口コミで集まるのです。
変なやつ…
投稿: きたきつね | 2007.06.19 22:03