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「玻璃之城」

 「香港返還10周年映画まつり」その1。
 ずっと香港版DVDで観ていたのだが、日本版DVDを入手したのである。
 字幕付で見るといろいろと再発見があって、スー・チーの旦那ってイーソン・チャンだったのか!とか、黎明のパパは張同祖だったか(「甜蜜蜜」の師弟コンビだ)!とか、

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 黎明初登場のシーンでは、背中にオバQが描いてあったとか(70年代香港で知られていたとは。でもなんでオバQ?)。

 それはともかく、「玻璃之城(玻璃の城)」は紛れもなく「返還映画」である。1997年の新年で始まり、実質的なエンディングは返還当日の花火。その半年間と20年の過去を行ったり来たりしながら映画は進む。
 黎明とスー・チーは香港大学の同窓生、学生運動がもとで離ればなれになり、それぞれ別の相手と家庭を持った後、返還5年前に普通語教室で再会、共同名義で家を持つまでになったものの一旦は再び別れ、1997年の新年にロンドンで再会した直後、自動車事故で死んでしまう。1997年パートはその息子(初々しいダニエル・ウー。まだ英語が似合う)と娘(ニコラ・チャン)の物語。
 監督のメイベル・チャンとアレックス・ローが青春時代を過ごした香港大学の寮が取り壊されてしまうことが映画製作の直接の契機になったらしいのだが、描きたかったのは、70年代から返還までの香港なのだと思う。
 70年代からの風俗、再会した二人が飛行機操縦を習うことで差し挟まれる「玻璃の城」。ビルのガラスに他のビルが映るシーンはある意味香港の象徴である。返還の夜のシーンには、当時のフィルムが挟まれるのだが、親の世代は去り、子の世代に手渡されるということなのかなあ。映画の中で紆余曲折を経て花火が打ち上げられるのを見ると、泣けるんだよねえ。

20070630glasscity1
 この映画を観てからというもの、香港に行くと「玻璃の城」の写真を撮るようになった。

 「香港返還10周年映画まつり」2本目は「花火降る夏」の予定。

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コメント

こんにちは。
香港版DVDってやっぱり字幕は広東語なんですか?見てみたい!
あまり見かけませんけど、その後ニコラ・チャンて活躍してるんでしょうか。

投稿: 北京の天使 | 2012.07.31 11:20

こんにちは。コメントありがとうございます。
たしか、香港版は、音声が広東語と北京語切り替えで、字幕が繁体字中国語と英語だったような気がします。
これもうろ覚えですが、ニコラ・チャンは引退したという記事をどこかで読んだような。たしか、何かのコンテストで優勝した人だった気がします。
記憶があやふやですみません。

投稿: きたきつね | 2012.07.31 21:52

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