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『ローマ人の物語』

 最近の読書。

20070710book

 左側の『塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック』(新潮社)は出版されてすぐ買った。なぜなら、表紙がフォロ・ロマーノだったから。フォロ・ロマーノは、たぶん、ローマで一番好きな場所なのである。夕暮れまで2時間ぐらい、神殿の軒下から落っこちた石に腰掛けてぼーっとしたのが最高に良かった…と思ったら、3年前にイタリアに行ったときのエントリは尻切れとんぼで全然書いていなかったのね。ちなみに、この本の前編とも言える『塩野七生『ローマ人の物語』の旅』はローマのガイドブックとして最も役に立ったのであった。
 それで、読み始めたのが、右側の『ローマ人の物語 ユリウス・カエサル ルビコン以後』(上)(中)(下)。出張の移動中はずーっとこれを読んでいた。頭の中はローマ一色。(上)では、ルビコン川を渡った後のユリウス・カエサルが帝政を敷くまでの過程が、(中)では数々の改革が、(下)では3月15日に暗殺されてからが主に描かれる。
 塩野七生さんは、ユリウス・カエサルにベタ惚れであることを公言していらっしゃるので、カエサルはそれはもう格好良く(むちゃくちゃ能力がある上に寛容で女たらし)、ルビコン以後のポンペイウス派の逃げまどいっぷり、「逆境にきわめて弱い」キケロの右往左往っぷり(しかし塩野さんはキケロが嫌いじゃないと思う)、アントニウスの情けなさ、カエサルの後継者であるオクタヴィアヌスの血も涙もなさ(きっと優秀で真面目な人だったんだろう)など、見どころ満載である。
 おりしも7月13日(金)から、WOWOWでROME[ローマ]が始まる。第2話でルビコン川を渡るので、このあたりの話なんだよね。ローマに行ったときには、往年のありさまを想像しまくったものだが、実際に映像で見られるのがとても嬉しい。フォロ・ロマーノでのカエサルの凱旋パレード(予告編を見るにおそらくあると思われる)がめっちゃ見たい。
 ああ、楽しみ〜。

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コメント

いやー私も「ROME」に備えて、『ローマ人の物語 ユリウス・カエサル』を読み返してローマ一色に染まっていました!
塩野七生さんのカエサル大好きっぷりが文面ににじみでていて、
読んでいて微笑ましい。
キケロも、たぶんあの書き方だと好きですよねえ。

投稿: rivarisaia | 2007.07.11 23:50

実は、「ROME」はrivarisaiaさんのサイトで知ったのです。
番組のサイトを見ると、
「ROME」は、カエサルがルビコンを渡ってから
オクタヴィアヌスが勝つまでの話らしいので、
まさに「ユリウスカエサル ルビコン以後」なんですよね。
塩野さんは、カエサル大好き、キケロもけっこう好き、
アントニウスはあまり好きじゃない(書き方がぼろかす)、
と思います。
いよいよ明日ですね。楽しみです〜。

投稿: きたきつね | 2007.07.12 06:48

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