「グールド箱」の顛末は
今日はちょっと調子が悪いので、気になっていることを。
何度か書いているのだけれど、グレン・グールドのおっちゃんのピアノが好きで、バッハの独奏はたぶんほとんど揃っている。そんなところに、輸入盤で「オリジナル紙ジャケット80枚組ボックス」というのが出た。某H○Vで、当初17395円。単純計算すると1枚220円弱。LP通りに入っているらしいので、CDより収録時間が短く、持っているCDでは1枚のものが2枚になったりもしているのだが、数えてみると、半分ぐらい聞いていないものがあって、ぽちっと予約してしまった。バッハのコンチェルトやベートーベンは持ってないし。聞きたいし。
しかし、その後、なんだか妙な展開になっているので、記録のために書いておく。
8月20日 発売を知り、17395円で予約
8月22日 web上で完売通知。
8月23日 H○Vより以下のメールが来る。
この度、ご注文いただきました『グールド/オリジナル・ジャケット・コレクション(80CD)』につきまして、 取引先の(株)ソニー・ミュージックディストリビューションから価格変更(大幅な値上げ)の通告があり、 ご案内致しました価格で販売することが出来なくなりました。
つきましては、たいへん申し訳ございませんが、今回のご注文はキャンセルとさせて頂きます。
なお、(株)ソニー・ミュージックディストリビューションは、 値上げの理由について、「海外からの価格変更通達により」としております。 正しい価格の『グールド/オリジナル・ジャケット・コレクション(80CD)』についての情報は、 近日中に弊社サイトに掲載する予定で御座います。
同8月23日 以下のメールが引き続き来る。
誠に恐れ入りますが、ご注文頂きました商品に関して、 私ども取引先より廃盤/生産中止の連絡が参りました。
H○V.co.jpではご注文をお受けしてから、 取引先へ何度となく再注文を掛けておりましたが、 下記「商品の詳細」記載の廃盤/入手不可商品については 入荷不可能なため、誠に勝手ながらキャンセルさせて頂きます。
8月24日 H○Vのweb上で、同一商品が39155円(輸入CDを3枚以上買うと25%引きになって29365円)で発売される。
…それ、廃盤って言わないし。
8月27日 web上に次のような文章が出たらしい(二次情報)
『グールド/オリジナル・ジャケット・コレクション(80CD)』につきまして、 取引先の(株)ソニー・ミュージックディストリビューションから価格変更(大幅な値上げ)と数量制限についての通告があり、最初にご案内致しました価格で販売することが出来なくなりました。
なお、(株)ソニー・ミュージックディストリビューションは、 値上げと数量制限の理由について、「海外からの通達により」としております。
8月28日 web上で完売入手不可になる。
8月28日 ア○ゾンが、44296円であった同一商品を27900円に値下げ。考えた末、ぽちっとする。
8月29日 ア○ゾンで取り扱い中止になる。
まだ、ア○ゾンからは何もメールは来ていないのだけれど、これは一体どういうことなのだろう。ソニーの国内盤ではオリジナル紙ジャケットシリーズが「1枚」1800円ぐらいで発売中なんだけど。うーむ。
イメージ画像。
明るい方向に行けばいいんだけどなあ。
グールドのおっちゃんは何も悪くないのになあ。
追記:
この後、グールド箱は無事到着、不良ディスクも無事交換し、定番箱として盤石の地位を築いている。
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コメント
きたきつねさんもグレン・グールド好きなんですね。
私も彼のピアノ大好きです。
私にとっては彼のブラームスの間奏曲集が朝の始まりだったり、疲れたときの癒しだったり・・・
オリジナル紙ジャケットシリーズ、手に入ると良いですね。
投稿: ako | 2007.09.01 01:04
akoさん
ブラームス、聴きたいのですが、持っていないんですよ。
今日は、「パルティータ」と「フランス組曲」が仕事の友でした。
なんだか妙なことになっているのですが、
うまくいくといいのですけれど。
投稿: きたきつね | 2007.09.01 01:44