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『40 Lives in Hong Kong』

 北海道では、お盆を過ぎると、テレビでストーブとスタッドレスタイヤのコマーシャルが始まる。見ると「あーあ」という気持ちにはなるが、それには慣れた。お店には手袋や毛皮付きのストールが並んでいるが、まあいい。
 許せなかったのは、
   年賀状ソフトウェアコーナー
 ヨドバシで赤と金のおめでたカラーが山積みになっていたのを見たときには、正直、めまいがした。もう正月?来年?お願いだから、やめてくれ。
 いつのまにか気温も下がって、半袖ではいられず。
 しかし、明日からの出張先は、34度らしい。やめて〜。

 さて、帰りに本屋に寄ったところ、久々に香港本の新刊を発見。

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 『40 Lives in Hong Kong』(アスキー)。

 ミス・香港、イーキン・チェンに始まり、「年華時装」のテイラー、レストランのシェフ、ホテルのスタッフ、トラムの運転手、黄大仙の占い師、相場師、通菜街販商協会主席、馬鞍山に住む消防士一家、雀鳥花園の愛鳥家、カンフーマスター、竹棚職業訓練校の生徒、獅子舞のコーチ、漢方の名医、インドネシアのメイドさん、重慶ビルのインド料理店オーナーなどなど、40人の香港人に話を聞いたもの。
 インタビューは香港に何度も行っているライターさんと香港2回目のライターさん。両方の視点を入れたのね。
 本屋さんの棚を見ていると、ハワイなどと比べて、どうも香港本は元気がないような気がしていたのである。それは、「香港といえばショッピング」のように視点が固まっていたからではないかと思うのだが、これは、人を通して、さまざまな視点から香港を見ようとしているようで好感が持てる。
 さりげなく、香港の見所も織り交ぜてあるし、意外な香港を知ることもできる。竹棚職業訓練校というものが存在することは知らなかったし。新界に飲茶しに行くかどうかは微妙だけど、注文票はアップにしてほしかったな。

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 これは、中環は「蘭芳園」のマスター。

 ああ、香港に行きたいな。考えてみれば、今年の年末は行けない可能性が大なのであった…。

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コメント

こんばんは。きたきつねさんのブログ見て、本屋に走っちゃいました~。これからゆっくり見ま~す

投稿: 翠 | 2007.09.24 22:58

翠さんも買いましたかー♪
よかったよかった。
この本、香港好きの間で話題になっているようですよ。

投稿: きたきつね | 2007.09.25 21:45

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