「放・逐」
さて、「放・逐」本編の記事です。来年初めに公開されるようなので、ネタバレは控えます。
主演:呉鎮宇、黄秋生、林雪、張耀揚、ニック・チョン、友情出演:サイモン・ヤム、特別出演:リッチー・レン。ほとんど紅一点がジョシー・ホー。相変わらず、漢!の映画。
冒頭、ドアがどんどん叩かれ、まずやってくる呉鎮宇と張耀揚。続けて別口で秋生さんと林雪。来られたジョシーは嫌だったに相違ないが、見ている方は嬉しくて嬉しくて。戸口に秋生さんと林雪が並んでいるだけで笑える(そして笑っているのは自分だけではない!嬉)。4人が外でなんともいえない配置で待っているだけでご飯3杯はいける。これにリッチーまで入ったら5杯だ。
その後、話はどんどん転がり、どうなるのか予想がつかず。見ていると、ああトーさんの様式美、という気がするのだけれどね。緊張感がぎりぎりまで高まって爆発するタイミングとか、いきなり和んでしまうとか(ジャンユーも料理がうまいらしい)。ちょっと安堵していたと思ったら、いきなり乱入、とか。いつのまにか連帯している男たち、というか男の子たち、とか。いやー、最後までわくわくし笑い泣いた。最高。
銃撃戦の背後で煮えたぎるスープ鍋(とその後)、コイン(「暗戦2」を思い出した)、空き缶、写真、など小道具もばっちり。林雪はなごみ役だし。ああ、大好きだよ、林雪。監督に愛されてるだろ君は。
あと、張耀揚が無口で頼れるよい男だったり(「監獄風雲」から隔世の感がある)、ホイ・シウホンが出てきて(出てくるだけで皆笑う)仕事ができるのかできないのか、はらはらしたり。その隣の運転手は、たぶんトー組常連の白髪の人だし。
スクリーンで、日本語字幕で、満場の同好の士と見られて、こんなに幸せなことはなかった。
また、是非札幌のスクリーンで見たいものである。なんとかお客さんが増えないかなあ。
「放・逐」は、マカオ返還(1999年12月20日)前日の話で、実は、返還翌日にマカオに行ったのだった。お天気がよくて、とっても寒かった。そのときの風景が重なって感慨もひとしお。写真を探しているので、あったら載せます。
【追記】
2回目に見た感想がこちらに。
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