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大紅茶壺始動

 ちょっと風邪気味。お腹にきたかも。
 新しい紅茶用茶壺が来たので紅茶をがんがん飲む。

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 側面。

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 斜め前。

 初めに写真を見たときは「出土品みたい」と思った。遺跡に埋まっていましたと言われても、埴輪の友達ですと言われても納得してしまいそうな感じ。
 一方で「ヘンリー・ムーアの彫刻みたいだ」とも思った。妙にモダンな感じ。洋物に合わせてもよさげ。

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 というわけで、ダージリンを入れたところ。

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 マグカップにキームンを淹れたところ。

 淹れてみると、とてもクリアに入るというか、渋みがほとんどなくなる。なので、ストレートティーは飲みやすいのだが、思いっきり濃い紅茶にミルクをたっぷり入れて渋みとのせめぎ合いを楽しみたい時には向かないかも。
 清朝後期というから、おそらく100年以上前のもので、お茶で煮てみたら昔使われた後がくっきり出てきて一気にベテランの風情になった。かなりいい働きをするみたい。もしかするとアヘン戦争、日清戦争、辛亥革命、第一次世界大戦、第二次世界大戦(というか日中戦争か)、文化大革命を、どこでどうしていたかはわからないけど、くぐり抜けてきたわけで。まあ、この茶壺を使うようなそれなりの場所で仕事をしたり仕舞われたりしてきたんだろうなあ。
 土の肌触りが風情があって、濡れたのが乾いていくところなど、見とれてしまう。
 縁あってこんなところに来てしまったので、今後がんばって働いていただきたいと思う。当座の呼び名はとりあえず「100年ちゃん」。そのときどきで変わるかもしれないけど。

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