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「再織城市」(その8)

 昨日は、へばって1回お休み。
 本日は「再織城市」監獄編本編。

 こちらにも書いたように、本格的な監獄は別棟にある。

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 別棟。
 2階建てで、両側に小部屋が並ぶ。

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 公開されているのは1階のみ。

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 ほとんどの部屋はオブジェが入っていて、中に入れないのだが、空き部屋が1つだけあった。
 もちろん入ってみる。
 壁の厚さが20センチ以上ある。扉は外から閉めるようになっているのだが(監獄だし)、外のドアの幅に比べて、開口部の幅はとても狭い。
 写真右手の黒いものは、おそらく二段ベッドの鉄枠なのではないかと思う。2×3メートルぐらいのスペースに2人収容していた模様。ベッドを置いたら、残る幅は1メートルたらず。ほとんどベッドの上で過ごしていたものか。

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 落書き。上の写真の真ん中へん。
 これは外国語。他の房には漢字の「怒」などもあった。
 二段ベッド上段から書いたのかなあ。

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 ドアの上と外に向かって窓がある。
 金網で覆われてはいるのだが、日の光が射し込んだりすることもあるのだなあ。

 おそらく、市街地の近くであることから察するに、こちらにはそれほど重罪犯は入っていなかったのではないか、重罪犯は赤柱の方に収容されたのではないかと推察するのだが、一体どのぐらいの期間入れられていたものか、ここに押し込められるのはどんな気持ちがしたものか。
 何度も書いているのだが、時間と事実の重みがひしひしと感じられて、この監獄が今回の香港のメインであったと思うのだった。
 ここは是非永く現状を維持して公開していただきたい。映画を撮ってもいい。その昔、伊丹十三監督が、今は東京オペラシティになっている初台の廃墟を舞台に映画を撮って、この廃墟は保存するべきだと『マルサの女日記』に書いていたっけ。経済的なこともあるとは思うが、廃墟をきちんと管理して保存・公開することは、文化的に必要だと思う。
 (あと、「おまけ」を1回つけて終わる予定です)

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コメント

出張おつかれさまでした。
たくさんの写真、ありがとうございました。
黄色い壁ってちょっとステキな気もするけど、毎日その壁をみてたらあの色もキライになるかもしれませんね。
ろうかのつきあたりの大きな丸い窓(格子がはまっているけれど)もステキです。
映画はぜひ撮ってもらいたいですね!
とにかく、上手につかいながら、できるだけ長く残っているといいなと思います。

投稿: ゆずきり | 2008.03.19 00:15

こちらこそ、読んでくださって、ありがとうございます。
たぶん、昔は、照明が暗かったのではないかと思うのですよ。
暗いと印象が違う気がします。
おまけに、囚人がいっぱいだったら…。
建物はほんとに素敵でした。
永久保存と公開を強く願うばかり。
あと1回、おまけをつけてシリーズを終わる予定です。
いつか、実際に見られますように。

投稿: きたきつね | 2008.03.19 22:03

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