桜天井
今日もお花見。上野にて。
【追記】
ここはどこかというと、上野の東京国立博物館の裏にある日本庭園。春と秋に公開されるのだが、特に春は桜がメインらしい。「博物館でお花見を」と銘打って関連展示も。
上の写真の桜は、
この写真の右側に見える樹。
桜の古木が7本ぐらいあって、下から見上げると、空一面の桜桜桜。
北海道は桜の種類が異なっていて、ソメイヨシノはあまりなく、エゾヤマザクラが主。こんな大きなソメイヨシノが一斉に咲いて視界が一面に桜、という経験はあまりできないように思う。エゾヤマザクラは葉が一緒に出てしまうし。
ここはベンチも何もなかったのだけれど、道ばたで首が痛くなるまで上を見て堪能しました。
ほかにもいろいろな桜があって、
これはショウザンジザクラという種類らしい。
庭園を出てから撮った写真。
日本庭園には東洋館と本館の間から出入りするの。
今日は早めにホテルをチェックアウトして、JR上野駅で「国宝 薬師寺展」のチケットを買ったものの「10分ぐらい待ちますけどいいですか」と言われ、実は、並ぶのはどうにもこうにも好きではない。行けたら行こうという気持ちで、まず、荷物を預けに入った東洋館を堪能。人が少なくて、中国の石仏とかガンダーラ仏とか、中国の文物とか、いいのよ。「蘭亭序」の展示も見られたし(明の太祖は王義之の原本を死ぬときの道連れにしないほうがよかったと思う)。
それから桜を堪能し、ダッシュで「薬師寺展」に向かったところ、思ったほどの人混みではなく(少なくとも並んでいなかったし)、見たいものを絞って見た。展示が偉かったのは、聖観音像と、日光・月光菩薩の展示の間を、あえてスロープをつけた渡り廊下で仕切ったので、渡り廊下の上からも見られたし、そのおかげで仏像の周りでもゆったり見られたこと。
日光・月光菩薩はやっぱりよかった。
どちらもかなり大きな像なのだが、地上3メートルから見るのと、真下から見るのは印象が違うのね。真下から仰ぎ見ることを想定していると思うのだけれど。見れば見るほど良さが増すのが凄い。
日光菩薩の方が肉感的で瓔珞もたくさんついていて、何度も見ていると、しみじみとありがたい気持ちになる。月光菩薩のほうが厳しげな感じ。詳しいことは、恵さんのこちらの記事を是非。
上野公園はすごい人。
博物館で桜が見られてよかったな。
時間がなかったので「桜に関連した日本美術」が見られなかったのが残念。浮世絵などに、花見を題材にしたものがあったような気がするのだけれど。
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コメント
おぉ、上野!
今日もよいお天気だったのですね。
2週間前は、こんな感じでした。
http://smash.blog2.fc2.com/blog-entry-999.html
投稿: smash | 2008.03.30 21:59
天気はちょっと曇りがちでした。
でも桜は満開で、ちらほら散り始めるころ♪
2週間でずいぶん変わるものですね。
ジンチョウゲはあまり見られなかった気がします。
投稿: きたきつね | 2008.03.30 23:47
こんにちは、きたきつねさん(^-^)桜の古木は枝ぶりがかっこよくて好きです。悠々と天に横たわっる様に花が楽しめますね!沈丁花は3月初頭から中頃がよろしいかと思います。上野は暫く行っいませんが…上野公園にある古いお稲荷さんに風穴のような祠があって面白いですよo(^-^)o
投稿: 白玉 | 2008.03.31 07:26
白玉さん、お返事が遅くなりました。
桜の古木、いいですよねえ。
北海道にはあまりないような気がします。
上野公園のお稲荷さん…今度行ってみます!
投稿: きたきつね | 2008.04.01 22:13