Miss You Much Leslie
今日は4月1日。書くことは決まっている。
4月1日はレスリー・チャンの命日だから。
今年もいろいろなことが行われているらしい。
今ごろ、香港コロシアムでは「MissYouMuchLeslie繼續寵愛音樂會」が行われている頃であろう。くわしくはもにかるさんのこちらの記事を。
行きたくても行けないのでDVDになるのを待つことにして、今晩は自宅のDVDで個人的に追悼。
今年は、
「覇王別姫」
「百事巨星張國榮演唱會88」
「リスニング」
「レスリー・チャン コレクティブ・メモリーズ」より「アッシェズ・トゥ・アッシェズ」。
「覇王別姫」は久々に観た。思っていたよりよかった。陳凱歌は元紅衛兵なんだよね。蝶衣が美しい。
「百事巨星張國榮演唱會88」は、ぴっちぴちのアイドルの頃のレスリー。もう本当に楽しそうで楽しそうで、見ていると泣いてしまう。20年前の映像。
「リスニング」は、「寵愛」のビデオクリップで、映画の映像とレスリーのインタビューも見られて、とてもお得。
「アッシェズ・トゥ・アッシェズ」は、今、見始めたところ。映像が美しい。監督はレスリー。
実は、昨日、松岡環大姐の『レスリー・チャンの香港』を買い、その足で喫茶店に飛び込んで一気に読んだのである。レスリーの生涯を香港の現代史と絡めて書いているのだが、『アジア・映画の都
』の著者だけあって、読み応えがある。80年代後半からはリアルタイムで知っているので、喫茶店で涙目になってしまった。
どうもレスリーは鬱だったようで、松岡さんは時代の影響を指摘しているのだが、監督だってできるのに、コンポーザーだってできるのに(レスリーが作った曲がとても好きなのだ)、ああ、と、思ってもせんないことを思う。
これは『レスリー・チャンの香港』の扉。
1997年1月26日に国際フォーラムで撮影された。実は、この日、私もそこにいたのだった。
20年前のコンサートはDVDで見て、10年前のコンサートはこの目で見て、でも、その10年後にはレスリーはいなくなっていた。5年経って、かえって悲しみが増すところもあるのだが、冥福を改めて祈る。
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