「煙飛煙滅」
気がついてみると、ばたばた忙しくなっている今日この頃。仕事のお供はレスリーである。今年はいつになくレスリー漬け。毎年、この時期はCDを聴いたりDVDを観たりするのだが、ことさらに。
「煙飛煙滅(アッシェズ・トゥ・アッシェズ)」は、もう3回見た。レスリー・チャン コレクティブ・メモリーズのうちの1本。レスリーが監督した禁煙キャンペーンの短編。
レスリーは、監督・脚本・主演で、
アニタ・ムイと夫婦役。
レスリーはカメラマン、アニタはプロダクションの敏腕社長(だと思う)。二人ともヘビー・スモーカーなのだが、そのために一人息子が…という話。シンプルなストーリーではあるのだが「禁煙しよう」というメッセージが伝わり、しかも押しつけがましくなく、何回でも観てしまう。
映画の前半では、ほとんどの登場人物があらゆる場面で煙草を吸いまくっているのだが、考えてみると、これって一昔前の映画では当たり前の場面だったんだよな。それをうまく使っている気がする。
最後に関係者の禁煙についてのコメントと、特典映像でレスリーのインタビューなどが入っている。
インタビューで、レスリーが「短編なので、スターなのに出演時間が短くて申し訳ない」というようなことを言っていたのだが、それはもう綺羅星のような出演者で、レスリーの甥っ子がワン・リーホンで、その彼女がカレン・モク。ジョーイ・ヨン、テレサ・モウ、ジジ・リョンなどなど少しずつ。
しかし、一番びっくりしたのは、冒頭、梅姐が会社で新人の面接をする場面で、新人役がエディソン・チャンだったこと。
「大切なのはイメージよ。いい子にしていれば、悪い噂も立たない」。
まったくもって、その通り!予言者か。
レスリーもアニタも、もういないんだけどね(涙)。
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