炒茶の春おわる
ばたばたしていて、しばらく愛子さんのブログを見ていなかったら、
炒茶が終わっていた。
あいやー。
そして記事が追加されていて、
龍井の炒茶
碧羅春の葉で作る紅茶・白茶
などが動画で見られる。
もう、愛子さんの(「心の隊員」の)オーダー以外は行われることのなくなった龍井の「手炒」が映像で見られるうえに、もともとは緑茶の碧羅春(葉が大きくなったから「炒青」というべきか)であった茶葉から、紅茶や白茶を作ってしまうとは。うわー。
龍井の映像って、もしかして文化財級なのではないだろうか。悲しいことだけれども。
碧羅春の紅茶・白茶もとても美味しそう…飲みたい〜。
今日の記事「断爪式」を読むと、愛子さんが、どんなふうに炒茶をしていたかがよくわかる。半分は焼けてなくなって、表面は焦げて黒くなっていて、中は洗ってもとれない茶汁で真っ黒。爪は、熱から指を守ってくれる、手炒する炒茶人にとって欠かせない工具、手の一部なんだそうだ。
指先の感覚が違う。
火傷を繰り返し硬化した指先が現れた、ほとんど感覚がない。
先行して破れ剥けたところには、やわらかい表皮が覗いている。
春が終わった。
なんと尊いことだろうと思う。そして、機械化が進んで「きれいで高く売れるものが楽に作れるようになった」中国茶の現場のことを思う。そう思うのは止められないけれども、だからこそ、愛子さんのなさっていることは、とても貴重で、続けなければならないのだとも思う。
愛子さん、お疲れさまでした。そして、今年もありがとうございました。
それにしても、早く飲みたい。龍井に碧羅春に白茶に紅茶。特に白茶と紅茶に興味津々である。
「心の隊員」、まだまだ募集中です。よいお茶・希少なお茶を「買う」のではなく、「分かち合える」方が少しでも増えればと思います。メンバーが増えれば、それだけ、みんなでいろいろなお茶が飲めるのです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント