札幌海牛くん現る
「海牛」といっても「ウミウシ」ではなく「カイギュウ」と読む。ジュゴンやマナティの仲間である。
実は、海棲哺乳類が好きで、それもイルカやクジラよりアザラシなどのもっさりしたやつが好きなのだが、マナティくんも好きなのである。あの、ごろーん、もへーっとしたところが。
むかし何かで、フロリダに棲むマナティくんにダイビング中に遭遇した話を聞いたことがあるのだが、ボートの引き綱に身体をこすりつけて痒そうにしていたので掻いてやったところ、たいそう喜ばれてぎゅーっとハグされ放してくれなくなりそうになった、というのが、たいそう羨ましかった。警戒心が全然なくて、日がな一日水草をばりばり食べているらしい。
札幌のあたりにも820万年ぐらい前に「サッポロカイギュウ」というのがいて、詳しくはこちらに載っているのだが、これが大型カイギュウとしては世界最古らしい。想像図を見ると、やっぱりもへーっとしている。で、先週から札幌駅前の紀伊國屋ロビーに骨格模型が登場しているのであった(6月1日15時まで展示とのこと)。
外から見たところ。
中。7メートルぐらいある。でかい。
なんと肩と腕がある。
元は陸上動物だったのね。
こんなのが820万年前のここらへんの海をもへーっと泳いでいたのかと思うと、ああ見たかったなあと思う。5月31日の午後1時半から専門の方のお話があるらしいのだが、その日は札幌にいないので聴けず、残念。
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