『100%香港製造』
どうもあまり余裕がない日々。
合間を縫って本屋さんに行ったところ、『100%香港製造』という本を発見。原智子さんという方の書いた香港本である。出版元は『POP ASIA』と同じ。
冒頭、いきなり「九龍皇帝がいない香港で」と始まり、「建築物が表現する『香港らしさ』」としてスターフェリー埠頭とか、利東街とか(これについては書くことがあったのを思いだした)、重慶マンションとか、商場とか。あるいは、香港的なパンの話であったり、過海的士の話があったり、ミニバスの話があったり、単位の話があったり。
新しい情報を求めるというよりは、香港好きの気持ちを分かち合うという本である。重慶マンションに入ったことのある香港人は少ないとか、蝦餃は昔は子供が食べる物ではなかったとか、香港側よりも九龍側のほうが庶民的で、「MK仔」(MKとは旺角の略で、安っぽい服を着た若者のことらしい)という言い方があるとか、ほお、と思う情報もいろいろ。
それでも、旺角は好きだけどね。
これは、スタンフォードホテル裏の街市のあたり。
今度行ったら、香港製造100%の「紅A」のプラスチック製品を探索してみようかと思う。
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