クリミナル・マインド
今日はとても久々に家にいられたので、他のことをしながら、撮り溜めた「クリミナル・マインド1」の再放送をダビングしつつ見た。ハードディスクにいろいろ溜まっているのだった。
「クリミナル・マインド」は、市警察の科学捜査班が舞台の「CSI」シリーズと違って、FBIの行動分析課(BAU)が舞台。専用機でアメリカ中を飛び回る。CSIと違うのは物的証拠ではなく心理面を追求するところ。
たしか、BAUの名前を初めて知ったのは、文庫になったばかりのころに偶然読んだ『羊たちの沈黙』だったと思う。当時は「行動科学科」という翻訳で、「この仕事、やってみたいぞ」と思い、『FBI心理捜査官』が出たときにも買って読んだっけ。CSIは絶対無理だ(緻密な作業はできない)が、BAUは入ってみたいと今でもちょっと思う。大変そうだけど。
余談だが、『羊たちの沈黙』が映画化されたとき、主人公がジョディ・フォスターだったのはぴったりだと思ったのだが、「ゴールドベルグ」がグレン・グールドでなかったのと、ノーブル・ピルチャーが変な人扱いだったのが残念だった。ピルチャーくんは、口説き文句が「海岸の家には一人当たり一頭以上大きい犬がいて一緒に寝られる」というナイスな人だったのになあ。
さて、「クリミナル・マインド」がいいのは、内容もさることながら、そのチームワーク。ベテランのギデオン、チームリーダーで唯一の家族持ち、「ダーマ&グレッグ」のグレッグなのに眉間の皺が痛々しいホッチナー、通称「タフガイ」、実は苦労もしているのだが性格のいいモーガン、モーガンと仲良しっぽいBAUの癒し系、情報担当のガルシア、ガルシアと仲良しの渉外担当のJJなどなど、みなさんいいキャラクターなのだが、何と言っても贔屓は「天才」スペンサー・リードだ。
IQが高くて24歳にして博士号を持ち(たしかとても若くして大学に入ったと思う)1分間に2万語読める天才君なのだが、ナイーブでBAUで可愛がられているように思う。お誕生祝いをしてもらっていたし、JJからは「スペンス、おいで!」などと言われていたし(ペットか…)。一見オタク風であるが、中の人はモデルさんらしい。それに、個人的には、「ひょっこりひょうたん島」の昔から博士タイプが贔屓と決まっていて、「スター・トレック」ならスポック、「プリンプリン物語」なら火星人に決まっているのだった。
第2シーズンはじめに「クール・ビューティ」ことエルが降板してしまって残念である。
現在再放送中の第1シーズンは、まだ5話までなので、流れを作っていこうという姿勢とチームワークのよさが際だっていてよいと思う。第2シーズンは、てこ入れのためか、メンバーのトラウマエピソードが入ってきて辛いのよね。「CSI・ニューヨーク」でもそうなのだが、人間関係云々よりも事件が見たいので。天才君には早く立ち直ってほしいものである(もう立ち直ったかもしれないけど)。
*画像を入れようと思ったら、ココログが「大変混み合っていて」アップできないので、後ほど。
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