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他人事じゃない

 この週末は仕事関係の合宿。朝から晩までびっしりである。毎年使っている会場がサミットのため使えなくなり(北海道警の差し金らしい。日本全国から来ている警官の宿泊なのか、その他の警備上の理由なのか不明。公共施設を根城にする危険人物はいないだろうとは思うけど)、研修施設のついている温泉が会場となった。食事が例年よりいいのと、夜も朝も連日温泉に入れるのが利点である。

20080615
 山がとっても綺麗で。
 こんな山を見ながらの露天風呂がたいそうよかった。朝一番で貸し切りだったし。

 テレビを見る暇はほとんどなかったのだが、休み時間にテレビの前を通ったときに、宮城・岩手の自信のニュースを知る。寸断された道路の画像を見て驚く。
 地震のニュースは、起こってすぐは被害の全貌がわからず、時間が経つにつれて被害が拡がっていくようにみえるものだが、今回も同様で、特に、土砂崩れに押し流された温泉旅館が、見た場所が場所だけに他人事ではなかった。

 札幌に戻ってきて、入院中の家族を見舞うと、ラジオばかり聞いていたせいで地震のニュースにやたらに詳しくなっているのに苦笑い。しかし、ニュースを見ると、土地柄で集落が分散しており、しかも高齢者が孤立したりしているのを見ると、これまた他人事ではない。
 被災された方に心からお見舞い申し上げます。四川省も、これからますます大変だろう。

【追記】
 さらに他人事ではないニュースが。
 

マンガや雑誌に埋もれ、仙台市の男性死亡 地震による可能性
 宮城県警は16日、仙台市青葉区の男性会社員(37)が、自宅アパートで数百冊以上のマンガや雑誌などに埋もれて死亡しているのを発見したと発表した。県警では岩手・宮城内陸地震で災害死した可能性もあるとみて死因を調べている。
 調べでは、14日午後9時ごろ、出勤時刻になっても会社に来なかったことを不審に思った同僚が男性宅を訪れ、6畳間で死亡している男性を見つけた。
 調べでは、男性は本を四方に約2メートルの高さに積んだ部屋の真ん中で、本に押しつぶされる形で倒れていた。胸や腹が圧迫されており、同署では本の重さで息ができなくなった可能性があるとみている。(2008年6月16日産経新聞)

 我が家の本棚はベッドの横に置いてあるので直撃はないのだが、問題は枕元に積み上げた本である。直撃されて頭を打たないように何とかしなければ。

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コメント

きたきつねさんの枕元に本が高く積まれている図はとっても鮮明に頭なの中にイメージできます(笑)  札幌に大きな地震が来ないことを祈ります。
東京単身赴任中のうちの夫は、地震くらいでは目が覚めないお鈍な人なので枕元に水の入ったバケツを置かなくちゃと思ってましたが、本は彼にとっては良い方法かも・・・

投稿: あこ | 2008.06.20 15:18

本は、下手なことをすると命にかかわるので、
あまりお勧めしません…。いや、ほんとに。
東京は地震が多くて心配ですよね。
バケツも後始末が大変そうですが、
何か、そういう装置はないのでしょうか…?

投稿: きたきつね | 2008.06.20 23:28

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