お仕事映画「アポロ13」
家に帰るのが22時過ぎで、それから少しだけ、BSの海外ドラマか映画を観るのが最近の楽しみ。
今日は「アポロ13」である。DVDで何度も見ているし、前に一度記事にしているのだが、いやー何度見てもいい話だ。話よし、キャストよし。といっても、トム・ハンクスとケビン・ベーコンは割とどうでもよくて、これは、エド・ハリスやゲイリー・シニーズやビル・パクストンの映画である。
ビル・パクストンとはこの人。
劇中ターミネーター・エイリアン・プレデターにやられ、「ツイスター」では主演もし、「サンダーバード」ではパパもやっているのに、なぜか影が薄い。好きなんだけどね。パクストンと林雪の記事を書こうとずっと思っているのだが、そういえば果たせていない。
今回は、アポロ13号の病気になってしまうクルー役。途中からどんどん具合が悪そうになっていくのだが、人間いざというときには、具合が悪かろうが何だろうが、お役目を果たさなければならないのだなあと思う。
司令船と月着陸船の二酸化炭素フィルターの形が違ったら、どんなに不細工だろうが、あるもの(ソックスとか汚物袋とか)をかきあつめてフィルターのアダプターを作らなければならないし。
これは「お仕事」映画なのね。
ゲイリー・シニーズは、アポロ13号に乗り組むはずが、基地で風疹が発生し免疫がなかったために降ろされてしまう役。さすがにやさぐれて飲んだくれてしまうのだが、アポロ13号で爆発が起き、なんとしても地球に返すためにかり出され、その後帰還に必要な電力確保のためのシミュレーションに尽力する、その仕事に復帰するシーンと、電力がなんとかなり、司令室に乗り込んでくるところがもう素敵で素敵で。しかし、風疹騒ぎがなければ地上にいなかったわけで、そうするとアポロ13号は帰還できなかったかもしれないわけで、天の配剤はあるのだなあと思う。
今は「CSI:NY」の主任だけど。老けないなー。
(あら、写真がすごいことに…)
そして何と言っても、エド・ハリス。「俺の担当で死人は出さないぞ!」と啖呵を切るところを初め、徹頭徹尾素敵である。帰還したアポロ13号の通信が回復したところで、いつも一緒に泣いてしまう。
予告編。
「俺の担当で死人は出さないぞ!」があって嬉しい。
関連動画がまたすごいラインアップだ。これとこれは本当のNASAの記録画像らしい。
実は、この映画は、「ライトスタッフ」「仮面の男」とならぶ、個人的いい男映画なのだが、エド・ハリス、ゲイリー・シニーズ、ビル・パクストン、ジョン・マルコビッチあたりが競演する映画があったらいいなあ、と思う。
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コメント
ああっ!見逃した〜(泣)
先日、無性に観たくなり、でもNHKで放映するからとガマンしていたのにー。
危機的状況発生→リーダーが喝入れる→全員一丸となってグダグダ言わずにサッサとやる!→解決〜
という流れがとても好きです。特にエド・ハリス。
ヤル気が出る映画ベスト3には入るかも。
投稿: rivarisaia | 2008.07.17 00:23
私もこの映画何回も観ています!
や~っぱりゲイリー・シニーズカッコイイですよね!!
そして、エド・ハリスも好きです。
ゲイリーとエド・ハリスは「白いカラス」と言う映画で共演しています。
(主演はアンソニー・ホプキンスとニコール・キットマンですが)
この映画も大好きで何度も何度も観ています。
ゲイリーとマルコビッチと言えば「二十日鼠と人間」を思い浮かべます。この映画の若き日のゲイリーもまた素敵(笑)
(マルコビッチと言うと「シェルタリング・スカイ」と「マルコビッチの穴」を思い浮かべますが)
・・・ビル・バクストンはやっぱりサンダーバードしか思い浮かびませんでした。
投稿: mimimi | 2008.07.17 16:45
rivarisaiaさん
あらー、見逃しちゃったんですか〜(もらい泣き)。
全員一丸となってグダグダ言わずにサッサとやった人たちって、実はほとんど20代なんですよね。大人だなあ。
床に雑魚寝して「朝?」「とってもとっても早朝」などと言い合いつつ頑張った姿に頭がさがります。
近々見られる機会がありますように。
mimimiさん
「白いカラス」見たいと思いつつ、まだなんですよ。
「二十日鼠と人間」は辛すぎ…
パクストンは、「エイリアン2」のハドソンが白眉だと思います。タイタニックの宝探し野郎とは別人のようです。
それにしても、ゲイリー・シニーズとエド・ハリスはよい男ですね。
投稿: きたきつね | 2008.07.17 22:34