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旺角で大火事

 もにかるさんのところで、昨日旺角で火事があったことを知る。ネーザン・ロードに面した嘉禾大廈、「香港地方街道指南」で見たところ、ネーザンの西側、アーガイル・ストリートのちょっと北、地下鉄旺角駅の真上である。コメント欄で知ったのだが、「無間道Ⅱ」でラウがヤンの父(張同祖師父)を撃った店が入っていたらしい。火元はナイトクラブとのこと。

20080811hongkong
 ぼけぼけ写真だが、たぶん写真奥の方。

 Yahoo香港のニュースページを最初から見ていくと、刻々と火事がひどくなっていく(10時過ぎには「三級火災」だったのが、お昼過ぎには「五級火災」になっている)。4名死亡、そのうち2名が消防士、50名以上が負傷したらしい。香港のビルの中で火事にあったら、それはそれは大変なことであろう。
 で、この火事について山のようにニュースがある。そのうち気になったものを2つご紹介。訳する自信がないので原文で。

 兩犬通報救全家
寵物除了看門口外,原來亦是通報火警先知。居於嘉禾大廈相鄰的永如大廈16樓頂層的劉小姐,火警時家中兩隻史納沙犬突然吠聲震天,劉女疑惑下探頭視察,見走廊滿佈煙霧,她立即與胞姊及母親抱着兩頭愛犬逃生,3人用濕毛巾掩鼻,直衝大廈天台等待救援。未料,空曠的地方已被濃煙覆蓋,眼前一片灰濛濛,連大廈一角都看不見。3母女驚惶下沿樓梯往下逃生,其間劉女愛犬心切,一度用濕毛巾掩着狗兒口鼻,免牠不適。3人2犬逃至二至三樓梯間終見消防員出現,得到協助後安全逃離大廈。劉女事後感激愛犬及時吠叫通報,好讓一家逃生保命。(明報8月11日5:10)

 「史納沙犬」とはシュナウザーである。写真も出ていた。シュナウザーはよく吠えるからなあ。消防士さんに会えてよかったよかった。

 茶餐廳變支援中心
旺角 嘉禾大廈五級大火影響所及,附近幾條街都要封鎖,砵蘭街的奇華閣餐廳亦身陷封鎖區域,生意大減七成,但即使整條街的店舖被迫休息一天,茶餐廳老闆仍堅持開舖,讓消防員及警察歇息,茶餐廳成為另類「支援中心」。

供消防警員如廁醫肚

與火場有一段距離的砵蘭街近旺角道一段,昨午約12時起被警方封鎖,供多部警車停泊。這條街大部分商舖為瓷磚及裝修店,被封後客流盡失,東主紛紛關門。

不過,奇華閣餐廳堅持開舖,原來餐廳老闆盧先生見持續有消防員及警員進出,希望他們救火救人之餘,可在餐廳「借廁所」或「醫肚」。盧先生說,中午起持續有消防員及警員入來,見消防員都不願多說話,樣子顯得疲累,相信因同袍出事而心情不佳。餐廳亦借出椅子讓被救出的居民休息,盧先生認識幾名熟客居於火場所在的嘉禾大廈,盧先生見他們平安無事亦感心安。(明報8月11日5:10)

 茶餐廳はオアシスなのであるな。蘆先生グッジョブである。それにしても、明報はこの手の心温まる系のニュースが好きなんだろうか。
 2名の消防士さん(蕭永方さんと陳兆龍さんというらしい)を含む亡くなった方のご冥福を祈る。

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 昨日の彌敦道沿いのビルの大火事。死者は4人となりました。  そのうちの二人は、殉職した消防士。合掌(T人T)  なぜ殉死に至ってしまったのか。燃え盛っているビルに突入するわけですから、当然酸素ボンベを持って入ります。一説には、本人用と救助用の二つ。消火と... [続きを読む]

受信: 2008.08.12 02:00

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