アヤ・ソフィア(その1)
お仕事には今日から本格復帰。留守中のことやら、これからのことやら、いろいろ。まだ頭が戻らなくて、周りの景色が、外宇宙を航行する宇宙船の中に投影された故郷の景色のようである。
今日は、現実復帰の一環としてのブログかも。本日のお題はアヤ・ソフィア。携帯が電源切れでライブではアップしてなかったところ。
こんなところ。壁が赤い。
なんでも、2度の火災を経て535年にユスティニアヌス帝の命により再建されたらしい。東ローマ帝国時代のキリスト教会である。築およそ1500年。その後、1453年にコンスタンチノープルが陥落してオスマントルコに占領され、イスラム教のモスクとなった。現在は博物館になっている。
そのためか、お庭には、
ギリシャ・ローマ時代の石柱など、いろいろなものが並んでいる一方で、
モスクの尖塔もしっかりある。
中は、天井の修復中で、鉄骨の塔が立っているのが残念ではあるのだが、
キリスト教建築の遺物とイスラム教の遺物が混在しているのが魅力なのだと思う。
ちなみに、上の方の青っぽいものは天使で(天井の四隅にいる)、下の円盤は、イスラム教になってからとりつけられたもの。ドームや柱に昔の意匠が残っている。
アヤ・ソフィアで有名なのは、たぶん、ビザンチン時代のモザイクなのだと思うのだが、建物のディテールが面白くて、一方で、昔は宗教的空間であったのが今は見物人でわんわんしていて、かつては祈りの場であったところが空っぽな感じもするのが、趣深くもある。
大ドーム下の回廊のあたり。2階から撮影。
やたら天井が高くて、かつては、ここにキリスト教やイスラム教の信者が集まって祈りの声が響いていたのかと思う。よく響いたろうなあ。
実はアヤ・ソフィアの見所は、1階のホールと2階と両方あって、モザイクはむしろ2階なの。一番最初に見に行ったところのせいか、やたらめったら写真を撮ってしまったので、この記事、もうちょっと続けます。
続きはこちらに。
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