赤脚小子&BB計画
今日は、お休み。もう絶対休む。
映画をお供に引きこもり。
1本目。
「裸足のクンフーファイター」こと「赤脚小子」。
1993年制作。監督:ジョニー・トー、脚本:ヤウ・ナイホイ、それでもってショウ・ブラザーズ映画。
父の友人を捜して街にやってきたアーロン・クォック。靴も買えないほど貧しく、ひょんなことからマギー・チャン演じる「四季織」の女主人に拾われ、そこで働くティ・ロンが実は父の友人であることがわかるのだが、街をライバル会社天龍紡が牛耳ろうとしており、腕は立つが純真な(というか頭がちょっと弱い)アーロンのために…。という話。
いやー、昔から名前だけは知っていたのだがジョニー・トー映画と言うことは知らず、今になって、そう思って見ると、たしかにジョニー・トーだ。やることが徹底している。風味としては「柔道龍虎房」が近いような。
15年前の映画なのだが、アーロンは顔がきれいで、アクション(武術指導はラウ・カーリョン)もきれいで、おばかさんの演技が上手い。マギーは美しく、ティ・ロンは渋い。そして、このマギーとティ・ロンがとてもよい。張兆輝さんも出ている。若くてやっぱりお役人だ。
「赤脚小子」の名前は、1995年に発行された村田順子さんの『香港美アイドル探偵団』で知ったのだった。「最近(1995年当時)日本公開される香港映画はつまらない」ということで、未公開映画とアイドルを紹介するマンガエッセイ。レオン・ライ、アーロン、ジャッキー・チョン、アンディ・ラウ、トニー・レオン、レスリー・チャン(涙)、イーキン・チェン(入力の都合でカタカナ表記)がフィーチャーされている。13年経っても、メンバーがあまり変わっていないのな。期待の若手が紹介されているのだが、13年後にブレイクしているのは、当時23歳の古天楽(ルイス・クー)だったり。
ここで未公開とされている映画は、DVDスルーもかなりあるけど、今はほとんどが見られるんだよね。個人輸入もできるし、当時に比べると、状況はよくなっているのかなあ。香港映画の制作本数は減っているけれど。
2本目。
「プロジェクトBB」こと「BB計画」。
ハートウォーミングな陳木勝で少々驚いたが、アクションもちゃんとある。ユンピョウちゃんもゲスト出演していて、往年のジャッキー映画を意識しているのかなあ。最後にNG集もついているし。
wowowでやっていたのを、ながら見していたので、見落としがあるとは思うのだが、あちらこちらで言われていたように、金像奨新人賞にノミネートされた赤ちゃんのマシューくんがとても可愛らしく(頼むから、赤ちゃんをああいうところに置かないでほしい)、よい話である。
くわえて、ゲスト出演がとても豪華で、救急車に林家棟は乗ってるわ、牧師は陳同祖師父だわ、刑務所の所長はホイ・シウホンだわ(大丈夫か?)、Aliveのメンバーはみんな出ていて、ガードマンの車を運転しているのがダニエル・ウーとニコラスだわ、で驚く。
最後に出てきた監獄の雰囲気が、とても維多利監獄に似ていて、これは絶対本物の監獄で撮影したのだと思うのだが、どこでロケをしたのだろう。
その他、今日のwowowは、「英雄」は放映するわ、夜は「傷城(傷だらけの男たち)」だわと、とても中華。「英雄」を観ると、「無間道Ⅲ」が観たくなるんだよなあ。
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